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- 無用の用 -

55『ブルー・ハネムーン』篠田節子

2008-10-21 10:59:08 | 本 2008
篠田節子『ブルー・ハネムーン』

【内容情報】
姉小路久美子の職業は結婚詐欺師。美貌と抜群のプロポーションに目がくらんだカモから合法的に金を巻き上げていく。やり手の証券マンを手玉に取り、次のターゲットをシステムエンジニアに。そこで出会った美青年・関畑が資産家の御曹司だと知ると、古屋敷を借りて大がかりな罠を仕掛け、今度も大成功、のはずだったが…。ノリにノっている著者の異色作。



久しぶりの篠田節子の本。
『女たちのジハード』がとても面白く、それから篠田さんの本は時々読んでいる。

これも面白かった。
この人の書くものは内容が多彩で、すごく凝っているなあ、といつも思う。
今まで何冊か読んだが、すべて内容がバラバラ。よくこうも色々なものが書けるものだと思う。たぶん、その都度あちこちに足を運んだりして、勉強したりしているのだろうな、というのが伺える。

今回の『ブルー・ハネムーン』は、ちょっと一風変わったサスペンス・ミステリー。
深く感動するとかそういうのではないが、爽快な映画を観た後のような余韻が残っている。

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