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- 無用の用 -

『そして扉が閉ざされた』岡嶋二人

2009-09-23 10:55:41 | 本 2009
『そして扉が閉ざされた』岡嶋二人


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
富豪の若き一人娘が不審な事故で死亡して三カ月、彼女の遊び仲間だった男女四人が、遺族の手で地下シェルターに閉じ込められた。なぜ?そもそもあの事故の真相は何だったのか?四人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した意外極まる結末は?極限状況の密室で謎を解明する異色傑作推理長編。



岡嶋二人の本を読むのは二冊目。
前の『99%の誘拐』の方が個人的には好きかなあ。
とは言え、面白くないことはなかった。めずらしく2日で読んでしまったっていうのもあるしって、面白さ=速さではないけれど、それほどのめり込んで、先が気になって、読みきってしまったっていうのはある。

うーん、だけどなあ・・・と思うのはおそらく私だからなんだろうなあ。


ここから先ちょっとネタバレ。

















これをこのタイミングで読んでしまったのが、あれだったか・・・。
『1Q84』の後じゃなかったらもっと素直に「これは面白かったー!」と思えたのかもしれない。
アイスピックが出てきた時点でもしや・・・と思った。
それがまあなんとまあ見事に同じだったからなー。
しかし、ああいう殺害の仕方が本当にあるということがわかったのはなんというか手間が省けたというか。
一度調べてみようと思ってたからなあ。
あるんだ、実際。

それより何より私が一番気になったのは、千鶴の「おどかさないでよ。あたし、また、殺されるのかと思ったわ」の台詞。
“また”って何?ってひとしきり考えた。
どういう意味だったのだろう。

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