This is me.

- 無用の用 -

2008-12-08 00:32:51 | Weblog
未だかつて「愛してる」と誰かに言われた記憶がない。自分も言ったことがない、と思う。


私の中で「愛してる」という言葉はとても重く、とても重大で、とても切ないく愛しいものだ。

私は知らずのうちに「愛してる」という言葉を使うのは、きっと、結婚することが決まったときというか、それほどの覚悟が出来た時にしか使えないような気がしていた。だから、それほどの想いがあっても、愛しいと思うときはあるけども、「愛してる」と誰かに伝えたことがない。


逆に言われたことを考えてみたら、カラオケなんかに行ったときにそのフレーズにかかったときに目を見ながら歌われたり(なんか痛いこと書いてるな)、照れ隠しか「I love you」と言われたことならあった。この人はとても英語が堪能で、日常会話や仕事などで英語が使えた人だった。

とにかく、今まできちんと、相手の気持ち云々は分からないが「愛してる」と言われたことがなかったのだ。


それが先日言われた。
メールだった。文字だったからこそか、すごくインパクトがあった。
すごく焦った。戸惑った。どうしていいのかわからなくなった。
付き合って間もないし、この人は一体どんなつもりでこの言葉を使っているのだろう、となんとなく疑う気持ちを持ってしまった。
こんな経験は初めてで、どうしていいのか分からなかったので、即友達に相談してしまった(一体何歳だ)。
友達は来年式を挙げる人で、旦那さんになる人と一緒に住んでいる。なので、男の視点というかそこんところの気持ちを聞いてみたいのもあった。
友達からの返事では、この友達も付き合って間もないころに「愛してる」というメールが来たという。彼は、かなり彼女のことが好きで、こいつとなら結婚してもいいと当初から思っていたらしく、そこまでの想いがあったためそう伝えたらしかった。それに、付き合って間もないのにそんなこと言ったら相手が引くかもしれんとか考えるから、それなりの気持ちがあって言ってるんやと思うよ、ということを言ってくれた。

確かにこういうのは時間や期間で計るものではないと思う。
それは理屈として知っている。


好きだよ、とよく言ってくれるのだけど、ある日「オレが言ってる、好き、はえりが思っている、好き、よりも重いよ」と言われた。
それはなんとなくわかっていた。それまでに一度であっても「愛してる」というメールが来ているのだから。


あー、何書いてるんだかわからんくなってきたな。
それに、これ読んでもただの惚気みたいだ。
我ながら呆れる。


彼からの愛してるの言葉には上手く返事が出来なかった。
これは私の性格なんだろうなあ。流れに乗って同じ言葉を相手に伝えることは私には出来なかった。真面目というか、臨機応変な対応が出来ないというか。あー。だけど、ただ言われたから言うというのも変だし、相手にとって失礼だしなあ。て言うか、私どんな返事したんやろ。忘れた(あれ?)。


「愛してる」ってどういうのだろう。
愛しい人だとは常々思う。彼はとても愛しい人だ。
「愛してる」と「愛しい」はどう違うのだろう。一般的にじゃなく、自分の中での問題だなあ。こういうのって。


うーん、なんだろ。素直に喜んでいる部分も確かにあるのだけど、別にひいてるわけじゃなくって、とても嬉しいのは事実で、同じタイミングで言えない自分が嫌だったというか。

なんだろな。難しいな。「愛してる」っていうのが未だにわからん。