過程

人に相談事や悩みを持ちかける人の中で、二つのパターンがあるのではないか、と以前から思っていた。

　相談事や悩みを打ち明けて、何かしらの解決策などを得たいと思っている人。

　相談事や悩みを打ち明けるだけ、話を聞いて欲しいだけの人。


どちらが悪いとかそういう問題ではない。


私は圧倒的に前者だ。
話しを持ちかけて、それに対して相手がどう反応してくれるか待つ。
解決作や、対応策などを言ってくれたとする。
それらをとりあえず咀嚼する。言ってくれる片っ端からとりあえず口に放り込んで咀嚼する。
そして、考える。
自分の味覚に合うかどうか。
自分の舌に合うかどうか。
自分の歯ざわりに合うかどうか。
そして、飲み込むべきものなのかどうか。
そこで、何かを選びとり、飲み込む。
体内で混ざり、溶け込み、吸収される。
それから、また、自分の中から何かしらの解決に望むべく口を開く。

言葉にするのは簡単で、全部が全部上手くいくわけじゃない。
だけど、考えるとこんな感じのような気がする。

つよさ

また一つ昇った。または、降りたのか。



私は強いと、知った。知った、というか、知らされた。

そうじゃないかと思っていたが、友人の言葉で確信した。
女友達二人に、揃って「なんや言うても一番強いのはあんたや」と言われると、ああそうか、と頷かずにはいられない。

弱いふりをしても見抜かれる。


きっと、ずっと、自分が思っているよりか、遥かに強い。