わすれなむ とおもふこころの つくからに ありしよりけに まづぞこひしき
忘れなむ と思ふ心の つくからに ありしよりけに まづぞ恋しき
よみ人知らず
あの人のことは忘れてしまおうと思うそばから、それまでにも増して恋しい気持ちが、まず最初におきてくることよ。
六音目の「と」、初句の字余りと考えた方が自然に思いますが、第二句の初音とされています。0204 と同じですね。「つく」は気持ちなどが生じる意です。
わすれなむ とおもふこころの つくからに ありしよりけに まづぞこひしき
忘れなむ と思ふ心の つくからに ありしよりけに まづぞ恋しき
よみ人知らず
あの人のことは忘れてしまおうと思うそばから、それまでにも増して恋しい気持ちが、まず最初におきてくることよ。
六音目の「と」、初句の字余りと考えた方が自然に思いますが、第二句の初音とされています。0204 と同じですね。「つく」は気持ちなどが生じる意です。