めづらしき ひとをみむとや しかもせぬ わがしたひもの とけわたるらむ
めづらしき 人を見むとや しかもせぬ わが下紐の 解けわたるらむ
よみ人知らず
長い間逢えなかった人に逢えるということで、ほどこうともしていないのに下紐が幾度もほどけるのだろうか。
第三句の「しか」は「そのように」の意の副詞で、ここでは下紐がほどけることを指します。「下紐」は腰から下に着用する衣服の紐。0507 でも触れましたが、下紐がほどけることは、いとしい人に逢えることの前兆と信じられていました。
めづらしき ひとをみむとや しかもせぬ わがしたひもの とけわたるらむ
めづらしき 人を見むとや しかもせぬ わが下紐の 解けわたるらむ
よみ人知らず
長い間逢えなかった人に逢えるということで、ほどこうともしていないのに下紐が幾度もほどけるのだろうか。
第三句の「しか」は「そのように」の意の副詞で、ここでは下紐がほどけることを指します。「下紐」は腰から下に着用する衣服の紐。0507 でも触れましたが、下紐がほどけることは、いとしい人に逢えることの前兆と信じられていました。