古今和歌集 0026 2019-11-25 19:46:19 | 古今和歌集 あおやぎの いとよりかくる はるしもぞ みだれてはなの ほころびにける青柳の 糸よりかくる 春しもぞ みだれて花の ほころびにける紀貫之 青柳が、細い枝を糸のように縒りかける春になり、花が次から次へと咲きほころんでいる。 芽吹いたばかりの柳の細い枝を糸に見立てて、その枝が下がる様子を縒り糸と表現した機智。