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漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0024

2019-11-23 18:15:33 | 古今和歌集

ときはなる まつのみどりも はるくれば いまひとしほの いろまさりけり

ときはなる 松の緑も 春来れば いまひとしほの 色まさりけり


源宗于





 変わることのない松の緑も、春が来ればさらに色がまさるのだ。

 作者の源宗于(みなもとのむねゆき)は光孝天皇の子で三十六歌仙の一人。古今和歌集には六首が入集していて、0315 の歌は百人一首にも採られています。


やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば

山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば