日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

香港の離島 馬湾探検

2017-02-26 | 香港 散策
香港国際空港から市内に向かう際、空港があるランタオ島から鉄道や自動車で馬湾、青衣というふたつの島を経て行きます。青衣は比較的大きな島で大きなショッピングセンターを備えた鉄道駅があり、車窓から高層住宅や遊泳場などを見ることができるのですが、馬湾についてはあっという間に通り過ぎてしまうので印象がありませんでした。

調べてみると中環からフェリーが出ているとわかったので行ってみることにしました。香港島スターフェリー乗り場から西に歩いていくといくつかのフェリー乗り場があるのですがその一番奥が珀麗湾(馬湾)行きの乗り場です。フェリーは大きめの双胴船で週末は1時間毎に運航しています。船内は明るくて乗り心地も快適です。右舷側の席だったので九龍半島沿いにかかるいくつかの橋が見えて景色もまずまずでした。30分弱で馬湾に着きました。

フェリー乗り場をでると高層アパートが周りを取り囲むようになっていてコンビニやスーパー、レストランなどがありいわゆる高級住宅地の趣です。昔の面影を忍ばせるようなものはほとんどなくて新たに開発された街という感じですが、並木道を歩いていくと右も左もつり橋や斜張橋が見えて無機質な感じを与えません。

広場を抜けると左手に小さな砂浜があって海水浴場になっていました。その先の橋の袂に大きな 船の形をした建造物が見えます。ノアの方舟というテーマパークです。砂浜の先、陸側の道の向こうが馬湾公園です。木道が整備されていて登っていくと風力や太陽光発電を学習する施設やアスレチック広場があります。さらに進むと古跡館という博物館があり唐代や清代の遺物、遺跡が展示されていました。隣りには太陽館という建物があったのですが、チケットを持っていないと入れませんという表示があったので断念して、展望台へ向かいます。ここからは島の裏側の海が見えました。帰りは別のルートを通って入口まで戻りましたが丘陵地を利用した緑に囲まれた散策するにはもってこいの公園でした。当初、地図を見たところ小さな島なので 1時間もあれば軽く一周あできると考えていたのですが、フェリー乗り場近くまできて時計を見ると80分近く経過していました。

公園の北側には高層住宅開発以前からの集落があるようでしたが今回は時間切れで断念。今回回ったルートからはほとんどの場所から海や橋を望むことができて歩いていて飽きない島であることが実感できました。