魔の十九歳

最近はあまり使われなくなった「魔の19才」

奈良県明日香村の交通事故のニュースを聞いて、この言葉と友人の事故を思い出した。

友人も交通事故を起こして亡くなったのですが、、、
この明日香村での事故と状況が非常に似ているのです。

友人も大学に入ったばかりの年の夏休みに帰郷して、以前から付き合っていた彼女を横に乗せてドライブ中の事故でした。
事故原因は無理な追い越しとスピードの出しすぎです。

その年代の頃の事を思い出すと・・・
中学・高校と何かにつけて競争する時間を過ごし、大学に合格したとたんに身も心もフリー。
親も周りの人達も高校生の時とは違った感じで接してくる・・・・・・・と錯覚する。

私自身も、その時期にスピート違反で４回も捕まり、免許取り消しの処分を受けることになりました。
その期間におおきな事故にならなかったのが不思議なくらいです。

車の免許を受ける資格の無い一年間も懲りずに車の運転をしていました(女の子とデートやラブホに行くのに)

その間はスピードも出さないし、だからと言ってノロノロ運転もしない。
周りの車に合わせて走り、出来る限り目立たないように運転していた・・・

今思えば・・・・・そんなアホな事を平気でやってしまう「魔の19才」の時期だたのか、、、。


事故で亡くなった友人の葬儀で・・・・
母親の悲しい顔、、、、
自分の子供を亡くした悲しみと、その息子が同乗者を殺してしまった事への思いなのか、苦悩に満ちた父親の顔。

何よりも大事な当人達の未来、、、、すべて失う。

そんな事故を少しでも少なくする方法は、運転する人の「マイナス思考」と「想像力」しかない。
その２つさえ持っていれば運転技術が少々悪くても小さな物損事故ですむ。

他人事じゃない、私も運転能力の低下を実感しています。
私の未来は少ないけど、少ない未来だからこそを大事にしなくちゃ