最近に行われた2つのタイトル戦(叡王戦・棋聖戦)は
いずれも1日で勝負の付く将棋でしたが
今日始まる王位戦は2日制で七番勝負と 長い本格的な戦いになります
この王位も藤井王位は4連覇中で 今回勝利すれば2つ目の「永世」の称号を獲得します
藤井聡太は言うまでも無く 将棋に詳しい人たちだけでなく
まったく将棋の解らない人たちにも人気で それがスターの証と言えます
・・・で。
将棋に詳しくない人たちにぜひ知って欲しいのが
今回の挑戦者・・渡辺明九段です
渡辺明九段は20才でタイトルを獲得し以来 藤井聡太に名人位を取られるまで19年間 何かのタイトルを保持していました
藤井聡太の天下となるまでは 渡辺明九段の天下が続いていたと言っても良いと思います
この渡辺明九段の事を書き尽くすには 話題が多すぎて大変なので
是非 ウイキペディアだけでも良いので 渡辺明の事を知って欲しい
藤井聡太ファンでも きっと二番目に好きな棋士になると思います
少しだけ紹介しますね・・・
渡辺明の奥さんは伊奈めぐみと言って 別冊マガジンだったか・・・
「将棋の渡辺くん」と言うマンガを連載しています・・実録マンガです
私生活でもサッカー・フットサル・カーリングなど 多趣味でやり始めるとかなり熱中するタイプのようです
名人戦に敗れ 19年ぶりに無冠になった時 渡辺明九段は
「一旦は藤井聡太を視界から消します・・・」と
自分がタイトル保持者だった時は 藤井聡太のデビュー当時から注目していたけど
(無冠になった)今となっては自分が挑戦者にならない限り対戦する事も無いだろうと・・
その時が約一年でやって来ました
愛称は魔太郎ですが 私にはどう見たって桂枝雀にしか見えない(笑)
肝心の将棋ですが 渡辺明九段も得意な戦法は有るのですが 頂点に立ちながらその形を守るのではなく 常に新しい形を研究し 大事なタイトル戦でも使ってみる棋士です
この挑戦権を得た時から 藤井聡太は完全に渡辺明の視界の中
渡辺明九段の「絶対に詰められない形にしてからの攻め」
これが何処まで完成しているか楽しみです
余談ですがこの王位戦はいくつかの新聞社が主催で その新聞社のある地で対局が行われます
北北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞
ですから私の地元の徳島でも 7/30.31の第3局目が徳島市の「渭水苑」で対局です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます