ロシアの侵略戦争はいかなる理由が有ろうとも、絶対に許される事ではありません。
それを踏まえたうえでの話ですが、ウクライナのゼレンスキー大統領は少し調子に乗り過ぎている。
国民や軍を鼓舞する為とはいえ、プーチンを誤った道に誘導している感じがします。
プーチンはゼレンスキー大統領を確保し、ロシアで裁判にかけて死刑にする形を望んでいます。
世界が見ている前で攻撃して、一国の大統領を殺すのは避けたい気持ちがある。
だからこそ苦戦しながらでも地上戦で戦いを繰り広げているのです。
ウクライナが勝利をつかむには、この地上戦で粘りに粘りドロ沼化して時間を稼ぎ、ロシアの疲れと他国からの仲裁とのタイミングが一致して、初めて停戦をつかむことが出来るのです。
フランス・トルコ・イスラエルなどが仲裁にしている様子ですが、中国が仲裁に入る時は仲裁の成功が見えてからです。
ところが、、ゼレンスキー大統領は首都での戦いで自信を持ったのか、武力の戦いでも勝てる方法を模索しています。
これは大きな間違いで、先に言ったように世界が見ている前で一国の大統領を殺せないので地上戦をしているだけと言う認識が甘い。
ロシアは中距離のミサイルを首都に、大統領官邸に大量に打ち込めば、簡単に戦いには勝てます。
それをやらない理由は、、、
市民を大量に殺して批判されるのを少なくしたい気持ちと、ゼレンスキー大統領を生け捕りにしたいから。
この二つの気持ちがプーチンに有る限りは地上戦で何とかしようとします。
ですから、この気持ちを打ち消したりする事や、その口実を与えてはいけないのです。
とにかくウクライナが勝利をつかむ唯一の方法は「時間を稼いで、、、待つ」 これしかありません
現状は解りませんが、ウクライナ軍にロシアの補給路を断つか損害を与える事が可能なら、必ずや持久戦のすえに停戦に持ち込める。ウクライナにとり停戦に持ち込めば、第一段階は勝利と同じです。
色々な情報が飛び交い、ロシアの情報はもちろんですが、ウクライナの情報も全てが正しいとは言いにくい。
・ロシア兵の士気が弱く戦いを放棄する兵士が出ているとか、、、
・ロシア兵の死者が多く出ているとか、、、
・ロシア軍の補給が上手く行っていないとか、、、
・ロシア兵が戦いを放棄した仲間を射殺したとか、、、
情報の規制が厳しいロシア国内と言え、こんな情報は少しづつ漏れていきます。
特に若い人は情報量が多く、ロシア政府の規制をくぐります。
中高年以上のロシア人はソ連の崩壊でひどい貧乏を経験しました。
それをプーチンが20年の間に普通の生活が送れるようにした実績があり、プーチンの悪い部分からは目を背ける傾向があります。
しかしモスクワなど都会で展開していたアメリカ資本の店が一斉に閉店し、そこで働くロシア人は職を失い、その現実を見て、プーチン崇拝の中高年のロシア人達も少しは心が動いてくれるでしょう。
ウクライナにとり有利な情報も色々と聞かれます。
しかし、そんな事でプーチンの考えは変わらないし攻撃も止めない。
それどころか、もっと残忍で強力な殺戮に出る可能性は大きい。
プーチンにとり、この戦いの敗北は「死」を意味します。
「死」を覚悟してガソリンをまいて放火する様なアホな男にプーチンがなってしまったら・・・
残念な事に、、、それを止める事が出来るのはプーチンの側近だけ
外れてくれればいいが・・・なんか、、、悪い予感がするんです