徳島の夜の歓楽街を久しぶりに歩いた時、栄町で小さな店をやってた「まゆ」と言うママさんを思い出した。
このママさんが店を出す前は私が関係した店で働いていたので、夜の街に出た時はチョクチョク寄っていました。
この「まゆ」はかなりの美人さんで、多くの客を引き付けていましたね。
店に行くと必ず居てるのが、カウンターにへばりついた「ママ大好き」の男。
「ママ大好き」って子供なら可愛いのですが、ソコソコの青年が毎日の様に通う姿はチョッと憐れみを感じます
別のライバルが現れると、妙にその人たちは仲良くなるんです。これも私には理解できない感性ですね。
それに、、、残念な事にこの「まゆ」は口説かれない女なんです。
男女に関わらず、人から好意を示され続けると段々とハードルの下がる人が多いが、「まゆ」はそのタイプの人じゃないんです。
美人さんだけに言い寄る人は多いのですが、彼女の判断の中にはまったくその事は入りません。
夜の街で働く女の人達は特に口説かれ続けると弱い人が多い。・・・と言うか、そういう人が残っている。
例え彼氏が居てても、その人と別れなどが有った時には自分に好意を寄せている男に頼りがちなんです。
ですから、待つ事の出来る妻や彼女の居てる男の方がモテる場合が多いんです。
そういう男は口説いて成果を上げる事に焦っていないので、あっちの店でもこっちの店でも軽く口説いてる女の人が居てて、その女の人に何かの変化が有った時に相手から近づいてくる感じになります。
しかし、この「まゆ」はそれが無い。
これねぇ~ 悪く言えば水商売には向いていない女なんです。
男に頼りたがる女と、そうでもない女が居てて。頼りたがる女の方が水商売向きです。
それでも彼女の場合は「美人」と言う武器が有るので、かなり水商売でも通用していたと思います。
ただ経営者じゃなくて従業員の方が、その武器はより効果的だったかなと・・・。
私なんかまったく男として見てくれなかった😢
この「まゆ」の様なタイプの女の子は少ないですが、存在するのは存在します。
比較的早く水商売から出ていくので解りにくいのですが・・・
水商売のママさんで、少し変わった私生活の人は居てるんだけど、この「まゆ」は四国八十八か所参りをしてたんです。
それも結構熱心に・・・。
徳島ですからそのこと自体は珍しくないのですが、現役のママさんはかなり珍しいですね。
そして何度も周っているうちに「先達」さんとも仲良くなり、その先達さんのお手伝いをしたりしていました。
※先達(せんだち・せんだつ)とは、簡単に言えば「ガイド役」ですが、四国巡礼の公認先達は簡単には成れませんね。正確に説明するには長くなるので省略します。
バスなどを使って団体で八十八か所参りする人たちのバスに乗り込み、先達さんの横でマイクを握り色々と説明するらしい。
「同行二人」、、、自分と弘法大師じゃなくて、この美人さんと二人が良いと思った高齢男子も多かったのでは(笑)
そんな輩はもう一周してこいと言われそう