全国的に見て犬猫の殺処分の多い和歌山市が、新しく動物愛護センターを建てて、その数を減らそうと・・・
その資金の足しにしたいと「クラウドファンディング」で資金集めした、、、2年前に。
目標額1800万円にたいして、集まった寄付金は目標金額を大きく上回る約2800万円。
ここまでなら何の問題もなく良い話だ。
しかし、、、、その資金の使い道が違っていたら
寄付した人たちの気持ちを踏みにじる詐欺行為と言われても仕方ない。
また和歌山市議の質問にクラウドの趣旨に合った支出だけ(500万円相当)を発表し、残りは適切に使っていると答えた担当部局。
ところが事実はすでに主旨とは違う事に使われていたんです。
寄付金集めの時に掲げた目的と違う事に使い、その事実を隠そうとした行為は許されるものではない。
昔(2018/7/14)、このブログで「志村どうぶつ園・最低です」と少し過激なタイトルで書いたのを思い出しました。
「志村どうぶつ園」は長年楽しませてくれた好きな番組でした。
ただ、その中である企画のコーナーに疑問が有ったのです。
それは客の来ない動物園で、一生懸命動物の為に働く女性飼育員でした。その飼育員の姿は感動モノでした。
ところが途中からテレビ局が後ろ盾となりクラウドを始めて資金集めの企画になってしまったんです。その頃から動物園の経営者側に欲が見え隠れして、資金が少なく環境の悪い動物たちを救う為と言うより、一つの個人事業者を助ける形が中心になってしまった。。。。と、私は感じて嫌になりました。
クラウドファンディングそのものは意味のある事だと思うのですが、資金が集まる行為には「詐欺」がつきものです。
寄付をする人もそのリスクはある程度理解していると思いますが、そこに公的要素の大きいテレビ局とか、公(おおやけ)そのものの自治体などが加わると、寄付する人たちは「リスクはゼロ」と感じてしまうのです。
今回の和歌山市のケースは完全に人々の善意の気持ちを裏切る行為です。
絶対に一円たりとも違う事に使ってはならない。
クラウドファンディングは大きく分けて
1 全く見返りの無い場合
2 投資の意味を含み見返りのある場合
3 商品などを買う行為で助ける場合
1の全く見返りの無い場合は純粋な寄付で、2と3は「プラス楽しみ」が少し入っています。
募集をした時の目的通りに集めた資金が使われない場合も有ると思います。
事業資金ですから集めた目的通りに使うつもりでも状況の変化により変更する事も有るでしょう。
また、目標額を上回った資金を他に寄付したりする人も居ます。
一見、これは良い事の様に見えますが、これも目的外使用です。
悪い奴はそこに付け込んで、最初から目的外使用を企てます。
だからクラウドファンディングをやめてしまうのじゃなくて、、、
だからこそ、、、公的要素の大きい組織がやる場合は大袈裟なくらいキッチリと目的通りに使って欲しい