地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

加計も終了です

2017-06-20 11:31:00 | 日記
森友学園に始まり加計で終わる。

野党や マスコミのネタとしては十分な働きをしましたけど、ネタふりの主役だった 籠池 や前川・前次官は忘れ去られます。

加計学園の話が出てきた時、野党やマスコミの乗り換えの早さにはビックリでした。 籠池は完全によう済みって成りましたね。

確かに話の先に 見える姿が 首相夫人より 、首相その人の方が問題は大きいのですよね。一時は時の人となり有頂天だった籠池さんはがっかりしたでしょうね。

一連の出来事なんですが私には何が問題なのかわかりません 。終了直前になって、出てきた文科省の内部文書だけど 、それがどうしたと言うんでしょうか。

公務員である役人が 、後で自分の責任にならないように残しているメモなんですよ。
その言葉の使い方は巧みです。同じことでも違う言葉を使えば見聞きする方には違ったイメージで伝わります。
そういうメモだと百も承知の政治家やマスコミの人たちが、役人たちと同じように、自分の都合の良いように表現するんです。

森友学園 ・共謀罪 ・加計 と 国民が注目した問題に、こぞって飛びついた野党の人達。結局はどれもこれも成果を得られないまま国会は終了です。

各マスコミが注目して 世間に流してくれる国会での攻撃ですが、マスコミの力を借りなくても、国民に訴えて政府(首相)を追求する力が今の野党にあるかというと………無い。

何が問題なのか解らないと言いましたが。。。
特に加計学園の獣医学部新設での話は、本当に何が問題なのか解りません。日本の国の最高権力者は大学の一部さえ自分の意思で作ることが許されないのでしょうか?
もしそうなら、なんとも無力な日本のリーダーとは感じませんか?
政治をこんな一瞬の出来事を切り取り、いちいち批判していたら政治家は何もできなくなります。それこそが官僚たちの思うツボ。

戦後長年続いた官僚たちによる政治から、政治家による政治にしなくちゃならないと、努力したのは 何も自民党だけじゃなく、
民主党(民進党)も同じ 。
それをやっとの思いで、次官や各所の幹部の人事権を内閣官房人事局に置き、戦後続いた官僚政治から、政治家主導の政治に変わろうとスタートを切ったのが3年前です。

つまり内閣が自分の意思を強く反映できる組織として、各省の幹部の人事権を握ったのです 。
このスタイルはアメリカとよく似ています。大統領が変わると主な役人たちも総入れ替えです。そうする事により、国民に選ばれた人の考えで実行しやすくなるからです 。
また次の人が前の権力者と、その意向を汲んで政治をした人達の検証をしやすくなります 。これはかなり大事な事です。
現実問題として現役の人にそれを求めても自浄作用は無理です。

政治家や官僚は色々な権限を持っています。 それを正しく使うために、モラルや自己検証を求めるのは、 問題解決を放棄したのと同じです。
権力者がした事を検証するのは、 次の 権力者にさせた方がいい。

なぜ官僚政治がダメなのかは、その例はいくらでもあります 。
国民の多くが関心を寄せた年金問題にしても、今のままでは破綻することを、賢い官僚でなくても、想像できます。それを知りつつ次に次にと先送り行政を数十年にわたって、行ってきたのが官僚政治です。それをとがめずに放置した自民党政権にも大きな責任はあります

何とも残念なことですが、自民党議員に限らず国会議員等に、その知的能力はなかったのも事実でしょう。
年金問題が大きくなった時に、年金のプロなんて言われた政治家が担当しましたが、結果はどうにもなっていません。最終的には年金の支給額を減らすか、支給開始時期を遅らすか 、それとも国民に負担を多く求める以外に今のところ作はありません。

また選挙の時に、何を約束しても実行される事がないのは国民の多くが感じていると思います。
高速道路を無料にするなんて言っても官僚たちにやらせてもらえないんです 。国の財政状態を資料を元に正論で反対されれば、それに反論するの能力が政治家にはありません。いくら大臣と言ってもその省の担当する事柄について、官僚たちはプロ中のプロですから 知識では勝てません。
案件の中心部分の変更も出来ず、クビにもできない上司が大臣だったのです。

それに官僚政治だと各省がお互いの利権を守るために、お互いに相手の領域を侵さない。
つまり、国民にとって最悪な縦割り行政をどんどん強固なものとしてしまいます。

3つほど官僚政治の悪い点を挙げましたが 、その構造は約70年続いてきたのです。ですから、そう簡単には壊れません 。3年前に人事権を明確にし、ダメな事にはちゃんと責任を取らせるぞと。。そうしたにも関わらず文科省では天下りをやり続けていたのを見てもわかると思います 。
天下り、、、、決まりでダメと明確になってるんですヨ。 それでも省内で秘密を守り、美味しい汁を吸い続けるんです。。教育関係のテッペン付近の人達は腐ってるのだから、、、、日本の教育が、それこそ歪んでしまう。
強力な 安倍政権だからこそ 少し大臣の意向を本気で考える官僚が出てきているのです。

あの前川さんが行政が歪められた気がしたと言った。
これこそが官僚のおごりの極みです。自分たちの考えや行動を修正すると、行政を歪めると言っているのです。政治家を下に見た官僚そのものの感性です。

もちろん政治家主導の欠点も当然あります。しかし官僚政治から政治家主導の政治を選んだのは私たち国民です 。
長期の官僚政治でこびりついた垢はそう簡単には取れません 。
もし10年でその垢が取れたら夢のような話です。政治家が政治の実行力を手に入れようとしてまだ3年。まだまだ抵抗もあるし本質的な感性が変わるには世代が変わるぐらいの時間は必要でしょう。

政治家主導の政治の良い点は実行にスピード感が出ます 。
例えば、、、、学校は文科省が扱うと認可まで5~10年。今、発生している問題解決は不可能です。
ところが政府だと一年!!!
また結果責任を追及することもできます。
官僚は国民が選んだ人じゃなく、結果が悪くても責任を取りません。問題が出た頃には退職金を受け取り、どこかに天下っています。ですから時の政権が負うことになります(運が悪いとしか言いようがない)
国民が選んでいない人が政治をしたのでは民主主義国家とは言えませんね。
政府と各省庁の戦いが始まったばかりです 。文科省から出た文書メールも官僚たちからの反撃みたいなもので、世間が騒いでる今がタイミングとばかりに出してくる。彼らが復権のためにする行動は、これからも度々ある事です。

スキャンダルは週刊誌に・・・
疑惑の捜査は検察に ・・・

国会議員たちは何をするべきか、もう一度原点に帰って、考え行動してほしいものです。