地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

熟年離婚

2017-06-13 14:25:05 | 日記
言葉の定義は難しいのですが、
ざっくりと結婚期間が長い夫婦の離婚と言う事でしょう。
50才で結婚して51才で別れるのは、一般的に言われてる熟年離婚とは別のモノでしょうね。

何故、この言葉が気になったかと言うと・・・・
あの福岡の現職警察官による、母子殺人事件(未確定)で、、、
もし離婚を選択していたら、こんな悲惨な出来事は無かったのじゃ、、、、との思いがあるのです。

ここで以前にも書きましたが、夫の動機は小さな不満の蓄積と思っています。 もちろん、その不満が爆発するきっかけは何か有ったと思います。

逮捕された夫は自供していない様子ですが、これは自供しにくいんです。何を言えば良いのか、出来る限り正確に自分の気持ちを伝えたいが、一つ一つは動機と成らない小さな事。
話す相手に解ってもらえるには 5年・10年の やりとりを話す必要があります 。
だが、それは全て愚痴の範疇。
話せば逆に叱咤されたり、馬鹿にされたりする事は目に見えています。
長年蓄積された不満から来る怒りは爆発してしまった夫。。。
殺人を犯し、逮捕されてもそう簡単には反省しません。

この夫、警察官の判断ミスは不満の解消方として離婚を選択しなかった事です。

離婚が妻とか裁判所に認められる様な原因は無く、離婚が成立しなくても、その気持ちをぶつける事で、自分の不満から来る怒りが和らぐんです。
この警察官はその手段を選択できない性格か、社会的状況が有ったのか、、、、。

熟年離婚のリスクとして、
・協力体制が無くなり経済的問題
・生活内容が悪くなり病気の心配
・不安、孤独からの精神的問題

この事件の夫婦は38才なので、病気や精神的な事は実感として小さいが、経済的な事は子供も有り、差し迫った問題となったはず。

なん組かの離婚に携わりました。
その人達には1つの共通点が有ります。
それは一般的に離婚原因の無い方の人が、自分の意見を相手に言う力が弱いんです。
例えば、夫が賭け事ばかりして家計が苦しい場合なんかでも、、、、離婚とか家を出ると言って行動を開始していないんです。

賭け事に夢中の人は、家計が苦しい事から来る、相手の不満や不安を理解していない。
増して、その不満の原因が日常の小さな事なら、当人は100%加害者意識は有りません。

それが余計に不満を大きくするんです。
世の夫婦にそんな状況の人は大勢いてるが、大半の人はお互いの我慢と経験で選択を間違いません。

判断力は頭で考えるだけじゃ、その意義は薄い。行動を伴って、始めて判断力が有ると言えると思います。

別れるのは想像以上の エネルギーが必要で、可能なら避けた方が良いのが前提ですけどネ。や