今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

初心に帰って薄力粉で薄いピザ

2020年05月04日 | 素材
ナポリピッツアは色々と学べたので、一周回って敢えて薄力粉で薄いピッツアを作りたくなった。

最初、薄力粉だけにしようかなと思ったが、久しぶりなので一応、ドライイーストも
(結局薄くするから意味がないんだけれど)

1つでも洗い物を減らして・・・

1次発酵させたら分割し、隙間のあるタッパへ(←使い過ぎて蓋にヒビが入っているだけなのだが、丁度そこが空気穴になるので)入れて2次発酵。



①「発酵無し」

とりあえず1枚は発酵させない生地で薄く作ってみようかな・・・
薄い場合は麺棒を使って。
(なんか丸に出来ないな・・・ま、いっか・・・ローマピッツアが四角が多いワケが少し解かった気がした)

うちのオーブンは奥側が強いので火加減が強い部分はチーズを乗せ
(シーフードなのでチーズはどうしようか迷ったが絶対ダメってこともないし、日本人だからいっかなって)

上の段に入れた方がいいんだよな、250度~300度で6分~10分~12分

とりあえず久しぶりに薄いピザが。

薄いからハサミで切った方が割れないかな・・・

おお~、これでも十分って感じ。
薄いモノはタルトフランベみたいにソースも一緒に主役になるモノなのかもなー)

ただちょっと薄過ぎたか?
ピッツアの専門書によると
コルチーニョのある一見生地が分厚いナポリピッツアの方が重厚感があるように感じられるが
実はローマピッツアのように薄いピッツアの方が上の具材が主張する為(薄い方が)重厚感を感じ易いというモノらしい。
へ~、面白いもんなんだな・・・


②「空焼きVer.」

もう1つ、今度はボイルした皮無しソフトウインナを周りに置いて

クルっと包み込み、耳までウインナにする(チーズのは市販であるけれど自分は余っていた皮無しウインナにした)。

浮き上がらないようキッシュ生地タルト生地みたいにフォークで刺して穴を開ける。

オーブンで短時間(3分~5分)の空焼き

その間にキノコを炒め

空焼きをした生地が出来たら・・・
(やはりうちのオーブン、ムラがあるなぁ~、クジ運が壮絶に悪いのでフジパンの当選しないから)

どれだけ水分があってもベタベタにならないか?試す為
・炒めたキノコ類
・カットトマト
・生卵
・チーズ&マヨ&黒コショウ&ドライバジル
という水分の超多いモノをのせ

上段で10分ぐらい焼いてみる。
水分の多い食材なので、時間がワリとかかる

おお、中々インパクトのあるビジュアルだな・・・
でも問題は味・・・

半熟卵を崩して卵黄液と具材を絡め、たまごサラダ的にする。

今回はカッティングボードに移してピザカッターで

卵黄を絡めた分、味がコーティングされマイルド過ぎるようになったのでマルドンのシーソルトを少々かけたらめっちゃ、めちゃ、美味しかった&食べた事のない味だった。

↑縁のウインナも普通に食べられたし(もっとパンっぽかったらもっとよかったのだが、まあ薄力粉だけなので・・・)。

ただ・・・
やはり薄くし過ぎたのか
ピケがいけなかったのか
具の汁気が多かったのか
焼成時間が長過ぎたのか
鉄板の油が足りないのか
少し鉄板にくっ付いてしまった

水に漬けておいても落ちないので(←もうコーティングも剥げてきているんだよなー)、
結果、後でグレービーの技術で落としたら簡単に落ちた!!!

③「麺棒を使わずに少し分厚く」

野菜室で低温発酵した生地(←、壊れて隙間のあるタッパで一晩放っておいただけ)で、ナポリピッツアの技術を使い手で拡げてみよう。
シマッタ、常温に戻すのを忘れていた、手の余熱で戻るかな・・・
※(一応)小籠包みたいに周囲を折っていき、空気を入れる包み方にしてから拡げた。

トマトソースが無かったので、なんでもケチャップとバジルペーストとニンニクを混ぜると簡易的なトマトソースになるとか、ならないとか・・・

解からんので250度で10分ぐらい焼こう、お、周りが膨らんできたぞ・・・

お、なんかピザっぽい

これなら包丁で切れる
(ピザカッター洗うのが面倒で)

少し厚みが出て、1晩野菜室で低温発酵させたからか薄力粉だけなのにパンっぽい。
生地に凄く旨味があるわ・・・
そりゃ勿論ナポリピッツァやタルトフランベとは違うけれど、充分かも、これはこれで。

味は~基本がケチャップのワリにはまあ、トマトソースと言われれば~思ったよりトマトソースになっているかも。
絶大なる生地の美味しさ(コクとか旨味)が生地にあったからか、悪くはない。
「やはりピザ(や粉物)は生地を味わうモノだ・・・」と改めて思わせてくれる

④「麺棒を使わず空焼き」

なるほど、薄力粉だけだと強力粉に比べ少し破け易いのね

成型して空焼き

少し乾かしておこう

再度具材を乗せて
※鉄板に一応オイルは塗った(くっついたら洗うのが大変だから)

余熱で硬くならないように皿へ

やっぱり焼き過ぎてしまうよなー

生地とかを焼いてから冷凍しておくなら別だが2度焼く意味もあまり感じない・・・


⑤「麺棒を使わずフライパンで空焼き」

手で成型し、

フライパンでサッと

一応、空焼き

裏側も良い感じ、このまま食べたい。

具材を乗せて又、焼く
※一応オイルは塗った(くっついたら洗うのが大変だから)

底が焦げないように弱火?

いや上が加熱されないと意味が無いから適度に強火か

バーナーで炙って焦げ目をウェザリング

なんかナポリピッツアみたいになったな・・・

これはこれでいい感じ。

少し、事務的な感じがしないでもないが(ただの作業になってしまっている感も否めないが)、ナポリピッツアをフライパンで焼く時と同じようにフライパンはアリかもな・・・

結果

薄力粉は薄力粉であり、アメリカンなパンピザみたいなものには強力粉を混ぜないとならないんだなーって。
空焼きはパリッとはするけれど、どうしても焼き過ぎてしまうきらいがある。
③がの作り方が1番美味しかったな~って。
③の空焼きをしない手で成型をする作り方で⑤のフライパンのやり方はオモシロイかも?

まあ、これはこれでいいのかもしれない



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