今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

最初からペーストを使わないスコッチウッドコック

2021年03月01日 | グルメ
これはスコッチと付いているがどちらかというとイングランドの料理という意見を散見する。

※所々、片付けをラクにしたり、洗い物を1つでも減らそうとしているので、順序だけ多少アレンジをしてあります。

丁度薄切りのパン(本当はロンドンみたく10枚切りが良いのだがサンドイッチ用の12枚切りだったのでこれを使う)

とアンチョビ・牛乳・玉子・バターがあったので以前から課題にしようと思っていたスコッチウッドコックを作り学んでみようかと。

「下準備」

アンチョビペーストを塗る人が多いが、私はアンチョビは缶で保管をしているので
35gの殆どを牛乳に30分浸して塩気を抜く。
余らせておいたアンチョビとオイルは冷蔵庫にでも保管し、キャベツとのパスタヤンソンさんの誘惑へ)

バターを10gぐらいかな、常温に戻しておく。

温めたフライパンに半分のバターを溶かしておいて

玉子2個に牛乳大匙1ぐらいを入れて溶いておく

本来は耳を落とすようだが、僅かに余らせておいてもフライを作る予定とかもないので、そのままカリっと焼いてしまおう。
そっか、うちのトースター2枚までしか入らないんだった、1枚取っておこう。

少しアンチョビが少なかったので丁度良いか。

「なんとなく調理開始」

30分経ったら、アンチョビと牛乳を分け
(面倒だから米を研ぐ時みたいに手で堤を作って皿に流し入れた)

牛乳に漬けたアンチョビの半分を細かく切ってここでペースト状にし

その切ったアンチョビと余らせて緩くしておいたバターと和える。
クラリファイドバターみたいだな。

こんな感じで。

残りのアンチョビを縦に細切りにし
更にこのまま乗せて使う人が多いが塩辛くないのかな?、もしくは刻むとか←いずれにせよボロボロになり易いので)

焼いておいたトーストへ塗る。

フライパンを軽く温め直し(←横着)、バターが溶けたら牛乳で溶いた卵を流し入れスクランブルエッグを作る。

皿を洗うのが勿体無いから緩めに作ったスクランブルエッグを、玉子を溶いた器に戻し入れ
黒コショウをかけ(←本当はフライパン内で作る段階で入れるのだがテンパっていて忘れた)入れ、

牛乳を大匙1ぐらい入れ混ぜて

ペーストを塗っておいたパンにスクランブルエッグを乗せ、細切りにしておいたアンチョビを「適宜」並べる。

本来はカイエンヌペッパーだが、無いので一味を僅かに少々ふり

グリルor又はオーブンの200度ぐらいで「上面だけを」サッと焼く

昨日買い換えたばかりのコンロなのだが・・・

なんか、まだ掴めないなー、センサーで急に火力が強まったり弱まったり
ラクには出来ても、味の均一化がされて、持っていきたいところに表現が出来なくなる。
気を付けてはいたつもりだったが瞬間、洗い物をした隙に、やはり、少し焦げた。
(※だから耳を落とすのかもしれないが、そこまで大金持ちではないので、食材を無駄にはしたくないし

なんか英国料理にしては久しぶりに手間がかかった
一見簡単なのに、ちょっと大陸的な部分の料理法が入っている気がするので島国の感覚と又、違う感覚なんだよなー、
だから味もイギリス料理にしてはやや強い
食後のスコッチとやる酒の魚や口直しとか、セイボリーな部分を担ってきたモノでもあるから、味が強いのかもしれないが。
でも食べると確かにイギリス料理の味の部分もあるんだよなー、私の中でイギリス料理の味の色は深い緑系の色で判断し整理をして覚える事にしている。
(中学生の頃から料理をもう作り過ぎて数十年前から色で区分けをしていかないとアタマ悪いから整理出来なくなった、モノを食べると様々な味以外にその色も瞼の奥や心に浮かぶので、折角だからそれを利用しているのだが・・・調べるとそういう人って結構居るって解かった)

う~ん、あまり上手に出来なかったのかなぁ、至ってフツーって感じ。
悪くはないんだけれど・・・
(まだアンチョビの量が多かったのか?いやほぼ丁度良いだろ・・・何せ他で食べた事が無いからな、HUBさんとかこういうの良いかも、4つ切りにしてサービス価格で400円ぐらい?←直ぐこんな事を考える自分の感覚がエグいし些末かも・・・ただ日本の英国料理や英国菓子は高くて中々行けない事も問題の1つではあるんだ、だから本当は美味しいのに、あの評判と相まって行かなくなる、スコッチ等に特価せずこだわりなく考えると、そういう広義の文化の意味では良いんじゃないのかなー、ただヒップホップやR&B等、米国ブラックミュージックだけはヤメテ欲しい、英国の重厚さの中で軽さとぶつかって落ち着かん、
JazzやBluesもそうだが元々は作業用の労働歌だった為、思考や感情が止まってしまう部分がある、せめて英国人のスラッシュやクラプトン・ツェッペリンのロバートジョンソンの曲・ローリングストーンズぐらいまででギリだろ・・・ユーロビートってワケにもいかないし)

おっと、話がズレたが、なんとなく何かに似ているなーって振り返った時、
!!、ふとマーマイトに似ている気がした。
外で1回だけクラッカーにバターを塗ってマーマイトを薄く塗って食べた事がある記憶があって、それにワリと限りなく似ている気がした。
スコッチウッドコック・マーマイト・HPソース、これも英国料理の又別の一面かもしれない。

「オマケ」

皿とかスプーンは全部まとめて最後に拭けばよかったな。

無駄の多い大陸的な工程でテンパッていたので焦りたくないから1個1個ぬぐってしまった。

もっと「簡易なやり方」でやった方が楽しいのかも?

「オマケ」

余ったアンチョビを漬けた牛乳

魚貝系とかが入った出汁に加え

シーフードグラタンに

魚に魚だから、まあ、問題はないだろう。。。
(醤油みたいな調味料だから肉でも深みは出るのだが)

ま、つまり、余りものはまとめちゃっていいってこと。




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