今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

なんちゃってエビチリを本格的に学ぶ

2018年02月02日 | 今日の料理
タイ料理の餡が余っていて、殆どエビチリと同じ調味料(ケチャップ・醤油・砂糖・酢・他)という感じだったのでエビチリを正確に覚えてみる事にした。
(なんとなくは解っていても、じゃあ「正確に?」って言われると、なんだっけ?って・・・躊躇う)

・・・酸味、甘味、トロミが嫌いな自分にはあまり出くわさなかったし。
嫌いな味覚が多いようだけれど、逆に好き過ぎても判断が鈍るので、好きな味とも日常的に距離を取って判断を行う努力も頑張ってしているツモリ、能力無いからさ)
だから唐揚げは甘酢かけんなよ!、欲しけりゃ別皿で漬けさせろよ!!って!!!
(唐揚げ好きは、先ず唐揚げの味を楽しみたいんだ!!って、そこからマヨや黒酢に流れるならグルメや流派だが、最初から「この味で喰えっ!!」って「押し付けたり」・「押し付けられたり」する事は受動的過ぎるし、世の中どうかしていると感じる!!)

海老の背ワタは竹串だけだと(途中で切れて)面倒なので、背から尾まで切れ目を入れて、
※背ワタは、現代の養殖では海老達が病気にならないように抗生物質を使ったりするので、その薬品が肝臓=ワタに溜る為に、背ワタは取った方が良いとされている。
耐性菌になっちゃうと自分がツライでしょ?

竹串で取る(水を汲んでおいて、そこで振り払うと少しでも早い)。
※動かないから大丈夫。

背ワタを全部捨ててから、容器に水を入れて洗うらしい・・・海老のウマミが流れてしまわないか心配だが・・・より確実に。

海老に塩・胡椒をしておく。

レシピを調べると様々な作り方があるが、自分がこれだ!!と思うのを全部集めてフランケンシュタイン(?)の様にアチコチ、ツギハギしてみた

玉子を卵白と卵黄に分ける。

(エビチリは卵白がメインなので、卵白は溶いておく)

卵白に海老をつけていく(自分の場合卵白は余らし後で使う)。

片栗粉をまぶしておく。

余った卵白と卵黄を混ぜておく。

足りないので水でかさましが出来る所が玉子の助かるトコロ、フワッとなるし(火が入り過ぎない効果も)

ネギ(本当は生姜・ニンニクもだが、無かったのでパス)をみじん切りにしておく

温めて油を多めにしいたフライパンに玉子を流し込み

かなりやわいスクランブルエッグを作っておく(余熱でも熱が入るので計算して)。

同じフライパンに油をしいてネギと豆板醤を炒め(ネギが最初と最後2回に分けるレシピもある・・・何が正しいんだか・・・)

ネギの香りが立ったら海老を入れ
(海老を
・揚げる場合
・茹でる場合
・炒める場合
がある、自分は揚げる&茹でる気力が残っていなかったので「炒める」を選択した)

ヤバ、フライパンに貼り付く、水を入れないと!・・・やはり茹でるか揚げる選択だったか?。

海老の両面の色が変わったら皿に戻しておき、

タイ料理のケチャップが入った甘酢タレを流し込む(本来はケチャップは豆板醤の時に入れ、この時はスープ・酒・塩・胡椒だが、すでにタレが出来ていたので、もし先にケチャップや酸味を入れる時は最後の方で又酢を香り付け程度に)。

もう先に片栗粉が入っているので水(本来ならスープ)を少々

弱火~弱弱中火でかき混ぜて(強火だとすぐゼリーみたいに固まってしまう)

ソースが温まったら海老を戻し入れ(そっか、海老の周りに付けた片栗粉でもトロミが多少出るんだな・・・

瞬間煮たらスクランブルエッグを投入(玉子を入れると辛味が緩和される&ケチャップ味と卵がたまらなくご飯のおかずになる)
※玉子は食感を残したいのであまりかき混ぜない方が現代エビチリでは美味しいと思われる
※最後に水溶き片栗粉でトロミを付けるレシピもある

少し弱火で煮て(ここで最後に胡麻油と酢を香り付けにかけるレシピもある、酢は入っているが胡麻油は美味そうだ)

皿に盛り付ける。

お、おぉ、出来た!!、どこかで見た事があるエビチリだ。
外では勿体無くて(←酸味が嫌いなのでお金を出してまで)エビチリ丼は頼まないが(=別々に食べたい)、家でやるなら、当然、ご飯にかけるのはマストっ

玉子のコシ(=卵白のコシ)が効いていて、卵黄の風味も結構出ているので、かなりイケていると思う。

エビチリは四川料理の「乾焼蝦仁」(カンシャオシャーレン)を陳建民が日本人向きに辛さを抑え、調理法を簡易化した料理が全国に拡がっていったという。
・本格的にはスープ(恐らく中華スープやチキンスープ?)を入れることで辛さが抑えられるようだ。

なんとなくだが全体の概要は掴めた、とにかく調べていてこれほどレシピの多様性のあるのも珍しかったで、様々なレシピに対応出来る様にあまり「絶対にこう!」と決め付けず、頭の中をニュートラルにしておこうっと、その方がサッと対応出来る。
(ある程度アタマの中のキャパティシーを残しておかないと、詰め込み過ぎだと心が躊躇して身体が動かない


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