今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

余った餡で、なんちゃって酢豚を本格的に。

2018年02月02日 | 今日の料理
酸味トロミキライなので酢豚を作った事が無かった。
(食べる事はあるんだけれどね、作るとなると・・・ね)

今回、酢豚とほぼ同じ調味料(水・醤油・酢・砂糖・ケチャップ・片栗粉と片栗粉を溶く水)のタイ料理の餡が余っていたので、鶏肉と豚肉も茹でた物だが余っていたし、揚げれば酢豚になるんじゃね?と思った。

大体は解るんだ、でも、今までなんとなくでやってきたものは実戦ではあまり使えない、
100回・200回ならいい、でもそのうち500回とか800回を超えると、なんとなくでは何かがズレてきた時に、修正箇所が解らないんだ、自分の感性でなんとかならない自分の感性が自分によって全否定される時のその苦悩たるや・・・別に中華料理屋で働かなければいいのだが、日本という国は大航海時代のイギリスの様に色々な食文化をスポンジの様に取り入れてしまうので、定食屋とか居酒屋・稀にカフェでそのノウハウを必要としたりする時がある、出来なきゃ降格か自分が切られるだけだし、職を失う失わないは別として、出来ない事で惨めな想いをするのは自分だし)

調べてみるとやはり色々な作り方があって、やはりこれが絶対に正解というのは無いのだが(それが現場・実戦で応用出来たりするし)、学び直してみようと思った。

元々薄切りにしてある豚肉と鳥肉はもう大きくは切れないので、カツ丼の上みたいに長細く切り
(たまにそういう長細い肉の酢豚があるよね!!)
醤油・酒or塩・胡椒をして軽く漬けておく(←生肉でも同じ)。

野菜が足りないので、ピーマンとニンジンを追加。

切った野菜はそのまま素揚げをするなら水気を拭いてから水気を切ってザルに乗せておくと良い。
ザルに乗せる事によって、水切りだけでなく野菜自身の甘味が引き出される

このまま素揚げしてもよいが、時間がかかるので下茹でする方法もある・・・ああ~、栄養価がお湯へ出てしまう~
(完全に火を通さなくても良い)

別件で野菜のブロードが欲しかったからピーマンはクサイのでサッとね

油を低温に温め(←高温だとハネるから低温)

水気をきったニンジンを入れる(お玉で入れるよ)

少し低温で揚げたら

ピーマンを投入(これも出来ればお玉が安全

自分は温度が上がり過ぎないように途中で火を切って、軽く洗い物をしてからペーパーに取った(余熱でも火が入るし)。

お肉に片栗粉をまぶす

カラリと揚げる(元々火が入っているから・・・)。

余った片栗粉は水で溶いておけば後でトロミ付けに使えるんだなと気付いた!!理に適う。

全材料が揚がった。

フライパンが2つあれば良いが、無いので油を油ポットへ入れ1度キレイにし、

もう1回フライパンを温めて油も敷いて慣らす。

野菜を投入、軽く炒めて

本来は砂糖・酢・醤油・ケチャップ・水を混ぜたタレだが、今回は元々それらが入っていた餡を火を切ってから投入。
火を切らないと即元々入っていた片栗粉が固まってしまう他の料理でもなんでも片栗粉は弱火で投入

<本来ならこの工程はいらないのだが>
すぐに水を入れてもともと入っていた片栗粉が固まるのを防ぐ

栄養価が出てしまった野菜のブロードでも栄養価的に良いかも?。。。

結局ちょっと薄まった分、後から急いで砂糖・醤油・酢・ケチャップのタレで味をコントロールした。

タレと肉を入れて合わせ、少し煮る。

余っていた片栗粉を水で溶いたモノでトロミを(これ以上追加したくないが、勿体無いので恐らくそれが昔の正式だろうから)付けたら、

これ以上、餡が硬くなると嫌なので火を切って最後に胡麻油を回しかけて軽くかきまわす。

こんな感じでなんとか本格的に(余りモノで)完成。

うん、胡麻油をかけるだけで、かなり本格的になるんだな・・・。
お肉も元々茹でて油脂分が(コクもだけれど)抜けているからアッサリしているし
まあまあ、普通~かなと。

定食屋さんにある感じみたい。
(塩・胡椒が要らなかったかも、酒と醤油だけで良いみたい、食べ終わった後に少しピリリと残るから、まあ、元々のタイの餡に唐辛子が入っているという事が理由なのかもしれないが、工程は1つでも2つでも減らして通じるならそれにこしたことはない)

因みに、元から中に入っていたパイナップルはもうダメだった。。。
(防ばい剤とかどうか解らないしパイナップルとかはめったに買わないから勿体無くて、1個食べちゃったよ~、日常的に普段からあまり古い物を食べ続けると、いざ実戦の時、戦国時代のお毒味役ではないが、自分の舌と身体が、古いモノに慣れてしまって、多少古くても出してしまう人が居るので、自分はなるべく食べないようにしているのだが・・・ちょっとでもおかしかったら出さないと・・・味覚が鈍る、天才ではないし、そのぐらいの努力は日常的にした方が良いのかなって、「そんなの喰えないのかよ~w」とか「弱い身体だなーw」とか笑われ馬鹿にされても何をされても、自分の感覚の基準が狂ってしまうよりマシと考えた)

因みに毒見の「」は当て字で「毒(役)」と表記をする。
「薬子」「鬼喰い」などとも呼ばれたりする。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なんちゃってエビチリを本格... | トップ | やっぱり失敗カイピンの作り方。 »
最新の画像もっと見る

今日の料理」カテゴリの最新記事