今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

様々な貝を煮る。と砂抜き。

2018年02月07日 | 素材
<先ず、アサリの砂抜きから~>

砂抜きは実はあまり深い鍋でない方が良い、ザルぐ浮くぐらい。
(丁度良いのがあった、高くしたければザルの底に醤油の漬け皿でも敷けば高くなるだろう


水300mlで大さじ2ぐらいの塩を入れるので、今回はアサリが少ないから200mlでこさじ2ぐらいか。

少し水が足りないかな・・・

追加で水175mlを足した。

あさりは空気を吸う為に呼吸気管を出して自分で呼吸するヤツラなので、その呼吸気管が届かない深さだと窒息死してしまう。
(海岸では呼吸が出来る浅瀬まで自分で這って行って呼吸をしているらしい)

その為に8分目ぐらいの水分量「あさりの半身浴」と言われる???)の高さまでに水嵩をセーブしておく。

「半身浴」ってこのぐらいかな。
(あ、本当だ、写真じゃ解らないが今、一瞬、貝を開けて息を吐いたっ!!、こうジックリ観察をしていると愛おしくなってくる・・・熱帯魚を鑑賞している的な・・・なにか・・・)

で、暗闇が好きなので新聞をかけておいて

5時間~8時間~1晩吐かせてやる。

翌日、砂を吐いた水は捨て、

ザルの中のあさりのヌメリを取る為に貝殻をこすり合わせて洗う。

ここまでが砂抜きだ。

塩抜き+美味しくさせる裏技>

このままでは(ハマグリとかもそうだが)塩辛くて食べられないので、塩抜きという作業が必要になってくるのだが、
砂がついているザルの洗面器部分を洗い、

ザルをそのまま置く。

新聞紙をかけて1時間。

(更に美味しくさせたいなら、貝にストレスを与える為にプラス2時間の計3時間放置)

数時間後洗う。

これで砂抜き~塩抜きと下処理まで完了。


様々な貝の煮物

上記のアサリと様々な料理に使った貝や安いヒモ等を集めて煮物にしようと。

赤貝のヒモが刺身用だったので食べておいた。・・・やっぱり美味しい~
(なんでもそのままが1番美味しいんだよな~

あまりやったことがないので、とりあえずアサリを茹でて(アワビとかだと酒と共に茹でると軟らかくなり易いが・・・ま、今回はいっか)

口が開いたら

ザルに濾して(ゴミやカラが割れて破片が入ったりしないように)

煮汁を鍋に戻し

酒・醤油・砂糖で薄く味付け。

味醂、嫌いなんだけれど、、、外の味に比べ、なんかコクが足りないから一応

軽く煮立て

貝類を入れる。

煮立てて

アクを取り

落し蓋をして弱火で10分~15分前後煮る。貝類はあまり中途半端に長く煮ると硬くなるので短時間で
(生姜は好みがあるので入れなかった、だって生姜味になっちゃうんだもん)

落し蓋をしてコトコト。

短時間だから、一応タイマーをかけておこう。ま、そんなにキッチリしなくても良いのだが。

タイマーが鳴ったら火を切って余熱で浸み込ます。→外出、忙しい~

帰宅してから、お、出来てる、出来てる~、身が硬くなり過ぎていなくて美味しくて優しいやんけー、
でも、外のに比べ、ちょっと薄味だったかな~、ま、でもこんなもんか(刺激が足りなったり七味でもかけるか)。

そしてなんと・・・、深川丼風に、ご飯にぶっかけて、すする!!(至福でしょ)

更に、ここに卵を落すと最強です!!、昔、何かの本で魚介類を煮た出汁でのTKGがあった気がするのだが、その応用で。。。ただ、こんな美味しい食べ物は、あんまり食べた事が無いぐらい美味しい!!、自分がこんなに美味しいを連発するのも珍しい!!手前味噌なのに。

アレンジが効く薄味にしておいて良かったのかも。


金目の角煮の様に煮絡めるVer.>

そうはいっても外の味は酒の肴になるようにと、保存の為にかなり濃くなっている。
なので貝を出して汁を煮詰め

味が足りなければ調整して

煮詰める。

汁がトロっとしてきたら貝を煮絡めて、少し火をとおして完成。
(もっと早く煮絡めればよかったかな・・・そこまではトロッとならんもん、コダワリ過ぎた)

皿に盛って・・・海の家とか民宿とか居酒屋とか外のはこんな感じ。
冷めると、ただの佃煮になってしまう・・・やはり薄味で良かったのか・・・)

煮絡めるのが遅過ぎて鍋が少し焦げたので水を入れて沸かして

蓋をして1晩漬けておいたらすぐ落ちた。

余計な手間を増やさないように作らないとな・・・、(無駄に)こだわり過ぎた。

そのまま貝の出汁ご飯(ちょっと甘め)>

一通り食べて煮汁と貝殻が余ったので(あと少しだけ身も)

貝殻と煮汁を鍋にあけ

水を足して濃さを薄め、火にかけ

煮立ったら新たにパックの茹であさりを投入。

10分ぐらい煮て

ザルで濾し

冷煎し、身と貝殻は分けておく(流石に貝殻は捨てる)

米を研いで

冷めただし汁を入れ、お、ほぼピッタリ2合分の出し汁になった(加熱するから薄味)。

もし足りなければ水でも足して

30分浸水させてから炊飯をする。
 ※最初から生姜を入れる人が居るが、人それぞれに好みがあるし、食べる人の事を尊重したいから入れない。欲しければ針ショウガにして、自分の分だけ薬味として茶碗の中で混ぜさせれば良い(概ね、それが1番モメないんだよ)。

米が炊けたら、

アサリの剥き身を入れ、サっとかき混ぜる。

甘く煮た貝の煮汁だったから、ちょっと甘めだけれど、それでもこの貝の出し汁のウマさといったら。
貝のダシは優しい!!

炊き合わせご飯にワサビなんて洒落た事も。

コクのある甘いご飯だからワサビが合うのかな?って感じた。



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