1817 仕事を選ばずだが、インドネシアで私以外の人でも出来るものは積極的にはやらない。
“プラスチック 押出成形 インドネシア”と書いて、検索すれば、私が書いた文章だけがずら~~~と出てくるのに、日系企業の購買担当者(パーチャシング)は、そういうことを思いつかずに、出来る所はないかと捜しているという話をよく聞く。ローカルなら“イエローページ”の”plastic”のページを見れば、ほんの一部でも押出成型の会社は100社以上乗っている。製品の写真入りだから、ローカルスタッフに当たってもらえば、出来る所があるかは、一日で調べることができる。
また、日系企業を紹介している雑誌が何種類かある、その中の、やはり、プラスチック成形の項を見れば、何社かの押出成形の会社が乗っている。そこに問い合わせても、出来ないとなったら、私に相談して貰えば、出来ないとは言わないで、何とかしましょうということになる。
グロドックへ行って求めるものが、手に入らなければ、インドネシアのどこへ行っても手に入らないのと同じで、私ができないという、小物のプラスチック押出製品は、インドネシアのどこへ相談してもできる所はい。ということですよ。
ということで、現在、軟質の樹脂で1.2Φの丸棒を引き受けてやっている。値段など有ってないようなもの、あまりにも小さくて、量も少ない、1kgで1000mくらいできる。一か月の2000mくらいしか使わない。25kg一袋、生産してしまえば、1年分ある。価格を決めようがないので、こんなものでしょうと、適当に決めるしかない。
用途は80cmくらいに切って、パッキンにするということだった。最初、原料をシリコンゴムで、という依頼だった。シリコン樹脂の入手は出来ないし、あっても、少量過ぎて、売ってくれないし、売ってくれても、滅茶苦茶高いものなってしまう。なぜ、シリコンなのか、装置の設計者の思い付きのようだ。用途的に、シリコンを使う必要はまったくなし、他の樹脂を提案した。用途に充分な物性を持った樹脂で、入手しやすくて、安いが条件、その樹脂で試作品を作って提出、だしたサンプルは50g位なもの、それで、取り付けしてもらい、役割としては満足かどうかテストしてもらった。結果は良かったらしい、そして今、ちょっと量を増やして試作取り付けをしてみることになり、100mほど追加試作品を出すことになっている。
巻き取ることはできないので、垂れ落とし、トグロまきにするしかない、また、80cmくらいに切る事もラインでできないので、これは客先で使う長さに切ってもらうことにしている。
どうでしょうか、こんな製品を引き受けてやる会社はないでしょう。難しい上に量が少ない、扱いも難しい、価格も決めようがない、どうですか、日本でも引き受ける会社はないでしょう、ましてや、インドネシアではおやである。
ショッピングモールの飾り、雪でクリスマスツリーと雪だるま、いつまで、この状態して置くのでしょうか。
流石、雨季、昨日と今日の昼間までは雨季と思えないカンカン照りで,暑かったが、夕方、どっと雨が降り出した。聞くところによると、年末年始は豪雨の日が続いて、ゴルフをできなかった日が何日かあったらしい。
特殊 少量 難しい