最近読んだ本

『対称性人類学』（中沢新一・講談社選書メチエ）
『心は転がる石のように』（四方田犬彦・ランダムハウス講談社）

『対称性人類学』はカイエ・ソバージュの5巻目で、今年の小林秀雄賞受賞。
すごく面白かったけど難しかった。やっぱり1巻から読まないとだめかな。この一冊だけでは「対称性」という概念がどれだけ理解できたか、全く自信がない。もっとも、本当に「対称性」というネーミングでいいんだろうか、という疑問もある。だって、「対称性」って非常に整った完結したもののイメージが強くないですか？　むしろ逆のことを言っているんですよねー。うーん。
後半の経済学とのからみで数学的な概念が出てくるあたり、わたしのような文系人間は退屈するところなんだろうけれど、天使の概念が出てきたりしてちっとも退屈しないあたりとか、やっぱ中沢マジックという感じですね～。いやはや。

『心は転がる石のように』のほうは、短いコラムというかエッセイのようなものをまとめたもので、前半はウェブマガジン「ポプラビーチ」に掲載されたものだから、ほとんどが読んだ記憶がある。四方田さんって、本当に世界のあちこちに行っていて、そのどこでも生活者の視点で見ているというのがすごいと思う。エジプトのロゼッタにしてもイスラエルのテルアヴィヴにしても、わたしなんかはたぶん一生行く機会がないかもしれない。そんなところに軽々と行ってしまえるだけでも尊敬。
「ポプラビーチ」でも読んで感動した文章だったけど「香港、加油！」という文章はとても印象的だった。「加油」って、中国語で「がんばれ」って意味なんですって。
今中国でがんばっている羽澄に言ってやりたいなあ、はずみ、加油！！


そんなこんなで、やっとのんびりできる休日。
本当にゆっくりと眠った。何回か起きたけど、からだが固まらないよう気をつけながら、8時間くらいは寝れたと思う。
部屋の片付けをしたり、締切の迫っている五首選をして送ったり、たまっているビデオを見たり、だらだらとしていたら25日の「首都の会」の会場予約の確認の電話が。ああもうすぐなんだー。

今週は二日くらい会社に行って、しばらくはまた家居の日々です。
やることどっさりありますけどね。


昨日書いた「春の雪」の清顕のキャスティングですけどね、大坂俊介というのはどうかなあ。
大坂くんって、元ジャニーズJr.で、例の飲酒喫煙事件で辞めて（辞めさせられて）しまった子ですが、とてもきれいな子だったの。ちょっと影もあって。
ま、今の彼がどんなになっているか知らないからあれですが。
清顕ができるジャニーズの子はいないかとずっと考えていたのだけど、どちらかというとジャニーズの子ってあんまり育ちの良さ（いわゆる良家の坊っちゃん）ていう感じがしないんだなあ。
そういう庶民的なところもジャニーズの魅力だったりするんだろうけど。
（あ、でも、実際に見るとすごくきれいだったりするのよ。テレビではぼんやり見える子でも、もうぜんぜんオーラが違うんだから！）

と、暇なことも考えてみたり。てへ。

氷川神社大祭

「未来」の割付け。

きょうはメンバーが少ないので早目に行かなくちゃと思っていたのだけど、朝から全然血圧が上がらなくて動けない。「エウレカセブン」と「仮面ライダー響鬼」を見ていてもすぐに眠ってしまう。シャワー浴びてなんとか家を出る。電車に乗っていてもくらくらするのは、もしかしたら空腹のせいかも。東中野の駅のコンビニでおにぎり買って、発行所に着くなりおにぎりを食べるわたし。よろよろと入って来たかと思ったらいきなりごはんで笑われた。

割付けのあと、O島さんに連れられてn川さんと中野の氷川神社のお祭りへ。
ちょうどお神輿が神社に集結（？）するところで、すごい人。しばらくお祭りを見て、ビールと焼き鳥で少しよもやま話をして帰る。


電車のなかで『春の雪』（三島由紀夫）を読み始める。映画を見る前に読み直しておこうと思って。思い起こすに、『春の雪』はわたしの三島デビューだった。その前に『金閣寺』くらいは読んでいたかもしれないけれど、本格的に三島を意識して読もうと思った最初の小説だ。二十代前半くらいだったかな。遅いですね。しかもその『豊穣の海』シリーズを読んだあとはしばらく三島は読まなかった。お腹いっぱいになっちゃってね。
映画の清顕役は妻夫木くんらしいが、もうちょっと線が細いイメージだなあ。
勝地涼くんにもうちょっと色気があったら適任かなあ、とか。ひとりキャスティング妄想中。
映画は映画で楽しみ。

今寝る前の読書は『伝染るんです』（笑）。pちゃんが気になっているらしいのであげることにしたんだけど、渡す前に一通り読みなおしておこうかと。いやあ、この漫画は名作ですね。わたしはカブトムシの斎藤さんがとても好きなのだけど、今読み直してみると椎茸も捨てがたいですね（笑）。

さ、明日はがんばるぞ。もろもろ。

家、荒れ地化

仕事が忙しかったから、というのは言い訳にもならないだろうけど、ただいま家中が荒れ地化しております。
普通に大人がふたり暮らしているだけなので、散らかるといってもたかが知れているはずなのだけど、うちには猫がいます。彼はいろんなものを引っ掻きます。特に段ボールの類いが大好き。爪磨ぎ用にいいだろうと、段ボールを与えておいたら、それの段ボール屑っていうんですか？　それがもう部屋のあちこちに。ついでに新聞紙とかもくしゃくしゃやってくれるので、読み終わったまま放置しておくと素敵な状態に。ああ、そういうのを見つけても、片付ける気力もないくらいの疲労感。誰か、家政婦に来てください。猫村さんでもいいです。うちの猫は家政婦にはなれそうにないしな……。

というような家の状況には目をつぶり、とにかく今日中に添削のお仕事を仕上げてしまわないと大変なことになるので、朝のうちからがんばるわたし。午後三時くらいまでかかってなんとか終了。わたわたとコンビニまで行って宅配で送る。ぜえぜえ。
そのあと岡井せんせいに「未来」の歌稿をファクスで送る。何月号のかは秘密。
プリンターが本気で死にかけている。もう時間の問題。買い替えようと決意する。
そんなこんなできょうは力尽きる。眠いしだるいし。
ああビデオもたまっているなあと、ぼんやり「チャングム」なんぞ見てしまう。ああ、やっとチャングムが報われた。まるで最終回のような様相。
「チャングム」はこの秋からNHK地上波でまた再放送になるらしいので、みなさん見てください。そのへんの韓流ドラマとはひと味違ってすんごく面白いのー。わたしも見逃している回とかあるのでまた見なくちゃ。

明日は「未来」の割付けで一日つぶれてしまうけれど、うれしい三連休だしな。家のことはあさってやろう。

なんて呑気なことも言ってられない。この連休にやらなくてはいけないことをリストアップしたら悲しくなってしまった。だって絶対無理なんだもん。えーん。

とか言いながらだらだら日記を書いている。
最近読んだ本のこととかも書きたいけれど、それはまた今度。
晩ご飯食べずに寝てしまいたいくらい眠いです。

終わった。らしい

怒濤の一日だった。

まず本来の仕事が本日入校日。
ついこの間まで影もかたちもなかった原稿たちがにょきにょきと（笑）。
某K氏の著者校をまかされてしまい、電話することに。うおおお。ちょっと緊張した。

同時進行で単行本のほうも山場を迎える。
デザイナーさんから一式送ってもらって、カバーの検討（わたしの意見は却下）。夕方には刷り出しが出て、装丁の入稿も済んで、うああ、いよいよなんだなあ。

と、感慨にふける暇もなく、本来の仕事のほうの最終段階。走る。


すべて終わったのは8時半すぎ。まだ何かあるんじゃないかと心配でならない。
まあでも、なんとか終わってよかった。

ということで、ボスと打ち上げ。
「きょうもとんかつ？」という案を退け、普通の居酒屋で。
（考えてみたのだけど、昨日DTPとの行き来で消耗したカロリーは、夜のとんかつで相殺されてしまったのではないかと。違いますか？）
とか言いながら、きょうもよく飲みよく食べてしまったから、とんかつ以上だったかもね。

ボスからいろいろ厳しい指導。精進せねば。

「かつくら」のとんかつ

きょうは校正さんが来る日なので、いつもより30分くらい早く出社。
ま、それくらいはなんでもないんですけどね。

自分の席と、DTPのひとの席と、校正している部屋と、三点移動を一日繰り返して足が棒。
ちなみに自分の席とDTPのひとの席とは、数えてみたら約200歩でした。そこの往復だけで20回はしたと思うからきょう一日だけで1万歩を軽く越えているだろうなあ。
あんまり大変なので「エアシューターみたいのがあるといいのに」とボスに愚痴をこぼしたら「痩せるよ」と言われてしまう。そうか、がんばろう（単純）。

わたしの雇用契約は年棒制（？）らしいので、特に残業代は出ない。そのかわり勤務日数が少なくても同じ給料。いいのか悪いのかわかりませんがー。

明日も残業になるらしいので、「残業手当」と称してボスが晩ご飯をごちそうしてくれた。
汐留サイトの「かつくら」というとんかつ屋。
とんかつなんて外で食べるのものすごく久しぶり（とんかつ自体あんまり食べないけど）。
ここは120グラムと80グラムというふうに、量が選べるというのがおしゃれ。
お肉は柔らかくて、全然油っぽくないし、漬け物もお味噌汁もおいしかった～。
自分でゴマすりすりしてソース作るのとかも楽しいしね。
ごはんと味噌汁とキャベツはおかわり自由だそうなので、食べ盛りの男子にもおすすめね。


しかし、そんなわけで、メールの返事やら添削の仕事やら原稿書きやら、もろもろ滞っております。関係各方面には大変申し訳なく。
とはいえ、もう何もする気になれません。「はちくろ」見たら寝よう～。

久保田はおいしい

昨日は日記が書けなかった。
とても疲れていた。とても眠かった。

けさも、本当に起きるのが辛くて、仕事中も眠くて眠くて。

ええと、仕事的にはとても佳境なんですけどね。

でも、きょうはボスも早引けしてしまったし、しばらく待ってもこれ以上ゲラとか出る気配がなかったので、少し早めに会社を出て「未来」の編集会議へ。
大きな仕事をありがたくいただく。
本当は夕方からミニ歌会みたいなのやっていて、それに出たかったんだけど、残念。

終わったあと、みんなで寿司屋みたいなとこで「O島さんの小金を使う会」。
久しぶりに日本酒（久保田）など飲む。おいしいなあ。
ごきげんで帰宅。

苦難の道

週末わたしが首を寝違えたりしているうちに、優秀なデザイナーさんはサクサクと仕事を進めてくれていた。しかもわたしが台割りを間違えていて、危うくいろんなものが行き詰まる危機（なんとか回避されたようだけど）。

なんで間違えたかな。むうー。

で、きょうは帯文を考えよとの指令。
出しても出してもダメ出し（泣）。
最後の案を出し逃げして帰ってきてしまった。うにゃあ～。

本来のほうの仕事も今週は大変そう。まだ全体が把握できていないので、何か言われるたびにオロオロしてしまう。

やっと社内を冷静に歩けるようになったよ。曲り角で念のため指差し確認しているけど（笑）。


疲れ果てて帰宅すると、立腹することあり。ぷんぷん。

寝違えた

久しぶりに7時間くらい寝てしまったらからだががちんがちんになっていた。
もともと長時間睡眠が苦手。なんでだろう、かえってからだが疲れてしまうの。
で、がちんがちんのからだで起き上がって、リビングでちょこっと横になった瞬間、ぴきーっといってしまった。首のうしろの付け根あたりから右の肩甲骨にかけて、筋違えみたいな感じ。

はあ、苦しい。

そんなからだに鞭打って、添削のお仕事。ひとつをやっつけ、もういっこに少し手をつけたところで限界を感じてしまう。ああ、背中が！
仕方なく、選挙にゆく。雨降ってるし。

夜は選挙速報。
しかーし！　何これ、自民圧勝？　んな馬鹿な……。
つまらない。



久しぶりに実家に電話したら、遠い親戚方面で不幸が相次いでいたことが判明。
ちょっと衝撃。
会ったことはないけど関係としては従兄弟になるひとがバイクの事故で亡くなったとか。51歳ですと。山形で、たったひとりで、ツーリングの最中だったとか。
人生何があるかわからないよね。バイク乗るひと、特に気をつけてくださいね。



浅野ayuさんの日記から孫引きのこれ。「あなたの恋愛を振り返る/出会いと別れ」
http://deai.hanihoh.com/

今までつきあったひとすべてについて答えていかなくてはいけないので、たくさんおつきあいしたことのあるひとはとても時間がかかります（笑）。でもこれ、けっこう当たっているかも～。
ちょっとどきどきしちゃった（ばか）。

でも、別れた相手のここが嫌だったとかってあんまりないなあ～ということに気付く。
てことは、わたしがサイテーな女だったってこと？

秋刀魚の宴

仕方なく早起きしてみたものの、からだが動きましぇん。
「ウルトラマン」も「ジャスティライザー」も、朦朧としたまま記憶なく。
気付くと昼でした。あたしの午前中を返して！

午後はとにかく締切の迫っている添削のお仕事をしようと机に向かっていたら、ピンポ～ン♪　ははは。別の添削のほうまで来てしまった。お、終わるのか？
一気にやる気が失せて、ビデオとか見てしまう（だめじゃん）。



昨日隣家より大量の秋刀魚をいただく。
時間も遅かったので、昨日は一匹刺身でいただいてみたけれど、とにかく新鮮！
秋刀魚っていつもは普通に塩焼きかせいぜいバター焼きくらいしかしないけど、これだけあると何か考えなくては。というので今晩は「揚げ秋刀魚の野菜あんかけ」というのに挑戦。今週はずっと帰りが遅かったから、らでぃっしゅぼーやの野菜もたくさん残っているしね。
作り方は簡単。しょうゆとしょうが汁に漬けた筒切りの秋刀魚にかたくり粉をつけてじっくり揚げた上から野菜のあんかけをかけるだけ。
ほかに里芋と豚肉のごまみそあえと浅蜊のみそ汁。
を、これから作ります。

と、書きながら、全く食欲はないわたし。胃が重い～。

おいしいところを持っていく男

ああ、やっと一週間が過ぎた。
正直疲れました。

きょうも忙しかった。
本来の仕事のほうもぼちぼち動き始めているのにくわえて、単行本のほうが佳境にさしかかって。
デザイナーさんの打ち合わせが急に1時間くりあがったり、ひょえ～、という感じでした。
一週目の最終日から残業かよ。
ていうか、明日、わたし休んでいいんだよね？
とりあえず目の前のことは片付けてきたつもりだけど。どきどき。


また帰りは歩いて新橋まで。
昨日とは違うルートで、銀座方面へ。「福家書店」で『一緒に遭難したい人』の待望の2巻をやっと買う。本当は『今日の猫村さん』も気になったけど、きょうはやめておいた。原稿がたまっているから、あんまり漫画読んでいる場合ではないの。

あとやっと「短歌研究」も読んだ。新人賞、いろんな評判を耳にしたけど、あのなかでだったらやっぱり受賞作が一番じゃないかなあとか思った。2年連続18歳受賞、あるいは今年は15歳、という手もあったかもしれないけど（笑）。何はともあれ奥田さん、おめでとう。



全然関係ないけど、秋の新ドラマでTBSが「花より男子」をやるらしい。そして道明寺役に松本潤。
うーむ。またおいしいところを！