怒濤の二日間

2008-06-15 23:58:16 | concert
14日
地震に動揺。
10時過ぎに家を出て、神楽坂の出版クラブ会館へ。
石井辰彦著『蛇の舌』を語る会。出席者に歌人率が低いことはわかっていたけれど、それにしても濃いメンバーだった。パネリストの藤原さんが三一書房の現代短歌新人賞受賞作「七竃」の作品と選考会のコピーを資料として用意してくれていて、これが非常によかった。ここから短歌に入った世代というのがたしかにあるのだな。わりと「俵万智以降」という括り方がされるけれど、その溝は大きいなあと痛感。
ディスカッションは(どうなることかと思っていたものの)非常に面白い展開だった。作者がパネリストに加わっていたことも、どちらかというといい方向に作用したように思う。石井さんの歌集の批評会でありながら、「大辻隆弘」という名前がこんなに頻出したのも面白いことだけどね。結局、斉藤斎藤さんが言った「ピュアピュア対決だった」という一語に尽きた感もあり。
会場発言では、岡井さんの「最近は大通りよりも裏道で起こっていることのほうが面白い」という話にうなずくものの、むしろ大通りがないような世の中だよなあ。

懇親会は細長い店で、マイクを用意してもらったものの、BGMの音量を下げるとマイクの音量も下がるという不思議現象。途中からは、作者のところに来て直接話しかけるようなスピーチに(笑)。奥のひとたちが全く動かないので、料理や飲み物を運ぶ係となりきる。途中で疲れて、入り口近くの席でU山くんに優秀な秘書をつけよう話とか、O井さんと時評話をしんみりと。

20名ほどを収容できる二次会会場がみつからず、「坐和民」へ。ここではU田川さんとひとしきり話す。競馬は本当に儲からないのか、など(いや、短歌の話もしたけどね)。このあたりで、O久保さんが実は伝説の詩人Kさんだということが周知の事実となり、いろいろ驚愕のひとびとあり。多額のカンパを残して帰っていったことであるよ。

そのあとM村さんから紹介された神楽坂の奥の焼き鳥屋へ。なぜか美術家メインなメンツ。にごり酒とか和風わんたんとか食べたような記憶がかすかにあります。

で、気が付けば新宿二丁目のSad's Cafeにいるわたし。ジンライム飲みながら、ゲイカップルの結婚線を見せてもらったりしていた(ような)。
明日引っ越しだというM井夫妻と別れて、午前2時過ぎ、沈没していたI井さんを抱えて(いや、抱えなかったけど)タクシーで爆睡しながら帰宅。

15日
9時過ぎに、這うように起床。ふ、二日酔いです。
昼前になんとか出かける。東中野へ、「未来」の割り付け。きょうは若女子率高し。しかも、なんだか昨日も会ったひとがいっぱい(笑)。人手が足りているので、わたしは悠々と総監督状態。うなずくだけで頭が痛かったんだもん。いつものようにいろいろ問題はあったものの、pちゃんが「首」と書くところを「道」と書いてしまうのを見守りながら割り付けは進む。O井さんと微妙な話をいくつか。
心はすでに東京ドームと嵐にあるわたしは、「今回のコンサートはね、初めて『A・RA・SHI』を歌わないんだよ」と唐突にn見に話しかけたりしてあきれられる。
そんなわけで、割り付け終了前に、4時半頃発行所を失礼する。

一路、水道橋へ。開場ぎりぎりだったからグッズの購入はあきらめていたものの、思いのほかグッズ売り場がすいていたのでついふらふらと買いに行ってしまう。何を買ったかは秘密。

コンサート開始。今回は、『A・RA・SHI』を歌わなかっただけでなく、初めて女性のバックダンサーがついたり、サイン色紙を投げなかったりと、初めて尽くしのコンサート。エレクトリカルパレードかよ! みたいな演出もあり、3時間超の時間があっという間。二宮くんのソロで腰がくだけそうになる。9月には国立競技場でやるらしい。サッカーでもやるのか? もうこれ以上広いとこでやるなよ~。

終わって、考えてみたら骨折以来初めてこんなに立ちっぱなし弾みっぱなしだったことに気付く。ま、大丈夫だったけどね。
後楽園駅近くの変な居酒屋で軽く飲む。チヂミには玉葱と人参しか入ってなかったけど、ごちそうを見てきたわたしたちには平気よ。変なテンションで帰宅。

とにかく、いろいろ終わった。
今週は暇~。映画でも行こうっと。