白い本、赤い本、緑の本

2006-10-24 20:01:21 | Weblog
雨の中を届いた三冊の本。

白いのは『三蔵2』終巻号である。
シンプルで美しい、そのたたずまいと同じように、6号を出してさらっと終わってゆく。最後の歌人ゲストは横山未来子さん。もちろん、石井辰彦さんの大作(108首?)も読めます。

赤いのは松井茂さんの第3詩集『LE TOMBEAU DE OLGA BRODSKY』。どこにも日本語がありません(笑)。もうどんな詩集が届こうが驚かなくなりましたが、年内にあと2冊出るのかな。彼は最近詩に急いでいます。

緑のは薦田愛さんの詩集『流離縁起』。十一年ぶりにまとめられたのだという。このひとの紡ぎ出す日本語は本当に美しい。でもこの詩集には、美しいだけではない言葉たちもいるようで、読むのを楽しみにしている。



雨だけでなく、憂鬱の種が降っているようで、小さなものごとにいたく傷つく。
天に唾するようなことが続いていたのだろうな。すべては自分のいたらなさ浅はかさによるのだ。
心を入れ替えて原稿を一本送る(もう書いてはあったので、プリントアウトして封筒に入れて宛名を書いただけ)。

夕方、郵便を出しがてら買い物へ。
あまりの寒さに震えた。いつのまに、季節は冬に?

晩ご飯は久しぶりに餃子を作った。冷凍庫にあったひき肉は合挽き肉だった。餃子はやはり豚肉がよろしい。