さすがにこのゴールデンウイークは帰省を断念。
京都も緊急事態宣言延長ですからね。美術館もほぼ閉館ですし・・・。
去年も帰省延期したので、まあ妥当な判断かと思いますが、
梅雨に突入する前に春の庭を堪能しに帰りたいところです。
フランスにも当分行けそうにないと思っていましたら、
懐かしのパリ生活を思いおこさせてくれる本が届きました。
著者の料理研究家・上野万梨子さんはパリ生活30年ですから、私の滞在時と10年ほどだぶっているのですが、当時、慎ましやかな学生の私の食生活と雲泥の差だろうと思っていたら、暮らしの中のふだん着のフランス料理が紹介されているので、ああ、そうだった、と思い出が蘇ることしばし。
寝る前に数ページ読むだけで、懐かしく幸せな気分に包まれて、寝付きが良くなったという効用があり、しかもふだんの万梨子さんを存じ上げているので、彼女のあくまでも品良く、それでいて歯切れの良い率直な語り口が耳元で聞こえてくるような感覚で、思わずニヤっと。
プロの料理人ならではのちょっとした調理のコツもさりげなく書かれていて、なるほど、とその時は納得して、真似しよう!と思うですが、そのまま寝てしまうので、覚えてない!のが、就寝前読書の落とし穴ですねえ〜。