ここのところの寝る前のお楽しみは、吉屋信子『自伝的女流文壇史』でした。
吉屋信子の同時代の女性作家たちのポートレイトになっていて、面白すぎる! かなりゴシップぽいところもあり、ええ、そこまで書いていいのか、という思い切りの良さもあり、かつ、当時の文壇の交友関係、力関係も垣間見れる貴重な文学史の資料です。
わたしとしては、吉屋信子のイメージががらっと好転。
こんなふうにグループのリーダー格で動いていた人とは知りませんでした。
文章も硬派で、でも細やかな心の機微がここかしこに感じられて、うわ、男前な女性じゃん!
またまた女性に勇気づけられました。
次は分厚い単行本が枕元のサイドテーブルにどっしりと。
女性作者による折口信夫の評伝。でも、そんじょそこらの評伝じゃなさそう、作者が持田叙子さんですから!
というわけで、ノブコづいてます。