B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

秋の夜長は女性作者の書き物で。

2018-11-08 22:03:40 | 本と雑誌

ここのところの寝る前のお楽しみは、吉屋信子『自伝的女流文壇史』でした。

 

吉屋信子の同時代の女性作家たちのポートレイトになっていて、面白すぎる! かなりゴシップぽいところもあり、ええ、そこまで書いていいのか、という思い切りの良さもあり、かつ、当時の文壇の交友関係、力関係も垣間見れる貴重な文学史の資料です。

 

わたしとしては、吉屋信子のイメージががらっと好転。

こんなふうにグループのリーダー格で動いていた人とは知りませんでした。

文章も硬派で、でも細やかな心の機微がここかしこに感じられて、うわ、男前な女性じゃん!

 

またまた女性に勇気づけられました。

 

次は分厚い単行本が枕元のサイドテーブルにどっしりと。

女性作者による折口信夫の評伝。でも、そんじょそこらの評伝じゃなさそう、作者が持田叙子さんですから!

 

というわけで、ノブコづいてます。

 

 

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