昨日は
ゲリン監督の「ベルタのモチーフ」をイメージフォーラムで。
ゲリン監督の幻の処女作、しかもアリエル・ドンバールが出演ということで
いそいそと出かけました。
でも主人公はティーンエイジャーの少女なのだ!
無口だけど、頭の中では自由に想像の翼を広げてる、いやあ、我が身を思い出しました。小学生の頃のわたし・・・。
想像するのが快感で、さっさと寝床に入ってましたからね。
孤独癖は子供時代からです。
そして、きょうはお気に入り映画館のシネマ・ヴェーラで
武智鉄二の「日本の夜 女・女・女物語」(1964)。
ドキュメンタリーなんですが、面白~~。でも、当時の女性のパンティが色っぽくないので、萌え~にはならないのでした・・・。あれはズロースと呼ぶものでしょうか。
それよりも、本題を外れて、ナンパ話をひとつ。
映画館に向かって円山町をのぼっていたところ「東急本店はどちらですか。買い物しようと思って」とおとなしそうな男性に道をたずねられ、まともに対応してたら、どうやら、これはナンパの手口だと途中で気がついたのですが、まあ、どうだっていいや、な感じで、「ほら、あれが東急本店ですよ、上に見えてますでしょ」と、こちらもしらばっくれました。
わたしがユーロスペースに入っていくと
「ぼくも映画見ようかと思ってたんです」とおっしゃるので
「いやいや、あなたは東急本店で買い物して下さい、じゃね~」と手を振って別れた。
と思ったら
なんと上映直前の映画館の座席に彼が座っている!!
うーん、直前の映画ってこれしかなかったのかもね。
手掛かりを残しすぎた。
しかし今日はナンパクンの相手をする余裕はなかった。
こちらは、「日本の夜 女・女・女物語」を見おえたところ、メイルに特急の翻訳依頼が入っていたので、次の上映作「華魁」を泣く泣く諦めて(ほんとは2本立てなのよ)、自宅に戻ることになり、映画館を出た。すると、その彼の背中が! やれやれ。
だが、救世主はいた!
先日、映画美学校の俳優コースの公開講座でメルヴィルの通訳をさせていただいた際に司会をして下さった篠崎監督の姿が目の前に。
「ああ~お元気ですか!きょうは授業ですか、メルヴィルいないとさみしいですね~」と世間話?で盛り上がっているあいだにナンパクンは立ち去ったのでした。
おしまい。
暑くなって解放的になると、ナンパ発生率が高くなります。
レディース諸君、気をつけましょう。