おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

絶対的な表現

2006-06-29 07:37:20 | Weblog
を今まで求めてきたんだとおもう。
徹底的(テッテ的)に圧倒的な表現というべきか。

それに近いものには何度も触れながら、その核にはそれ以上近づけないところで何度もぐるぐるやっているような。

例えば
つげ義春「赤い花」「ねじ式」
スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」
梶井基次郎「檸檬」
マルセル・デュシャン
寺山修司「田園に死す」
エリック・サティ「ジムノペディエ」
ジョン・ケージ「4分33秒」

その核に触れた時に「ああ、もういいや」となり、もう表現を追い求めなくなるんじゃないか、そんな気がする。ああ、でもポップス的な絶対的表現というのは難しいかも。

ビートルズについて

2006-06-26 22:30:02 | Weblog
ビートルズが好きだ。

そんな俺のビートルズ史を、来日40周年に合わせて簡単ながら綴ろうと思う。

中学時代~
そのころ聴いてたのはJ-POP中心。
三宅裕二とオマタマサコが日曜やってたオリコントップ30とかのラジオや、CDデータ、カウントダウンTVなどでJ-POPを隈なくチェック。だいたいトップ50位ぐらいの動向は常に追ってた気がする。そのころ、たま、ピカソ、L⇔Rなどを好きになる。同時に、親の影響から、中島みゆき、山口百恵なども聴く。でも追っかけとも言えるぐらい聴いてたのはチャゲアス。ほんとうに好きだった。
このころ、やはり親の影響からビートルズの3枚組のベストを聴く。
とりあえず気に入ったのは「MUTCH BOX」今考えると渋い耳をしてたもんだ。あと「Mr.moonlight」あたりが聴いたことがある曲だったので気に入っていた。

高校時代~
高校一年のころに仲良くなった友人と音楽の話をしていた際、「そういえば、ビートルズって結構いいんだよね」と持ちかけたところ、「へえ、そうなんだ。聴いてみるよ」と友人。なんの気なしに言った言葉だったが、この台詞から高校時代を彩ったビートルズフリーク期が始まる。
その友人から「ビートルズ聴いてるんだけどさ、いいよなー」という報告を聞いたのは間もなく。それを聞いて「じゃあ、俺も本格的に聴いてみようか・・・」という気になり、当時80円で売ってた(実話)海賊版のCDを買い、聴いてみると・・・
そこからはハマルのは速かった。ちょうどビートルズアンソロジーのビデオ(それにしても、「Revolution」をビルの屋上でゲリラ的に演奏した映像が忘れられない。俺の反体制的姿勢も、このころから顕著になっていった気がする)が出た時でもあり、徹底的にハマリまくった。そのころのお気に入りの服装はもちろんフレアパンツ。ジョージにあこがれて、征服を細く加工しようとしたり(未遂に終わる)、リッケンバッカーのギターにあこがれたり(値段的に買えなかったので、リッケンバッカーとよく似たエピフォンというメーカーのギターを購入)・・・。そのころ好きだったのは「In my life」(そのころやってたバンドでコピーしたりしていた)「Penny lane」「It's only love」「All you need is love」「Fool on the hill」など。
そのころ読んだ小説に芦原すなおの「青春デンデケデケデケ」という小説があったのだが、モロにビートルズのコピバンをやってた若者たちの青春偶像を描ききった小説で、クライマックスを読んだ時はたしか電車に乗っていたのだが、周りに人がいるのにも関わらず、号泣したことを憶えている。それをきっかけにその主人公が好きだった「No reply」が好きになる。「青春~」また読みたい。
あと、そのころ所属していたスキー部(前出の友人もスキー部の友達)の合宿に行った際、テレビから「Here there and evelywhere」が突然流れて、ビートルズの曲だということがわかった瞬間、頭が真っ白になった記憶がある。そのころからこの巨大過ぎるバンドの凄まじさを知るようになる。
またこのころ、原宿竹下通りの「Get back」というビートルズ専門のCD、グッズショップがあって(まだあると思うが・・・)、無け無しの小遣いを握り締めて海賊版のCDやら、ステッカーやらを買いに行っていた。なにしろ、日本におけるビートルズのメッカに足を踏み入れている喜びが強烈だった。
高校3年ぐらいになると、ビートルズの、特に後期が好きになる。

浪人時代~大学時代~
色々な音楽を聴くようになるが、ビートルズ好きは相変わらず。
このころ好きだったのは「Two of us」「I am the walrus」など。逆に自分のなかでマジービート期の再評価が始まる。
色々な音楽を聴くにつけ、ビートルズの凄さ(やばさ)を再認識しまくる毎日。
卒論でもビートルズに触れる。

そんでもってなんだかんだ今日に至る。

ああ、もっと書くことはいっぱいあるんだが、疲労と眠気で筆(タイピング)が進まないのでまたの機会に。

月曜の朝は電車が混む

2006-06-26 12:43:05 | Weblog
ことは知っていたが、まさか5時59分発の電車の席が埋まっているとは考えもしなかったよ。思わず「この国は狂ってる!」と叫んだとか、叫ばなかったとか。
なんとか車両移ってちょっとの隙間を狙って無理やり座ったけども。

なぜ月曜日の朝の電車は混むんでしょう?特に早い時間の電車はそれが顕著。
週初めだからって気合入れてみんな早く出社するのか??
そんな単純なもんなのかな。わからん。誰か教えてくれ。

音楽について話せるやつと話すのは楽しい

2006-06-24 12:52:59 | Weblog
音楽日照りになっていた俺は、週末なんとか息を吹き返し、渋谷でカセットウォークマン&立ち飲み@富士屋本店。
A)
louis armstrong/what a wonderful world
the peddlers/on a clear day
michael franks/eggplant
natural four/heaven right here on earth
9th creation/sexy lady
the whispers/homemade lovin'
bill withers/lovery day
walter jackson/tell me where it hurts
lesette wilson/no matter what'cha do
B)
omar/there's nothing like this
peabo bryson&roberta frack/i just come to dance
michael jackson/human nature
new edition/mr.telephone man
side effect/spend it on love
e,w&f/love's holiday
grandmaster flash &the furious five/dreamin'
george benson/beyond the sea

4~5年前に作ったテープの内容。
なんつーことだ。最高だ。
ウォルター・ジャクソンなんか入れてるところがニクイ。

富士屋本店はいい。
一人でウォークマン聴きながら呑んでても誰も文句言わない。
いい感じに擦り切れてるテープ(テープの音の劣化というのはいいもんだ。半永久のソフトが普及し尽くしている今だからこそ、ソフトの劣化というもの=時間の変遷と蓄積と人の歴史というものを考えてみたい)がまた合う。

その後、いつものバーへ。
オリジナルラブやら、瀬名のピアノやら、YMOやら、UAやら、グッディグッディやら、ダイアナ・キングやら、スピーチやら、山下達郎やら。
音楽について話せるやつと話すのは楽しい。

体に物語が落ちてこない

2006-06-22 12:45:13 | Weblog
と、友人は表現していましたが、鈍くなってます。

ここ2~3日は食品業界でも色々と大きな事件もあり(ヤフーのトップニュースでも出てたんでわかる人はわかるでしょう)、原稿を2~3本かかえ、ちょっと忙しいです。

昨日も家に帰り、最近また小説を書こうと思っているので(短編を書きつづけることに決めました)、パソコンの電源を入れ、ビールを飲みつつ食事をし、風呂に入り…とやっていたらあっけなく居間で寝てしまっていました。上半身は裸のまま。多分親も何回か起こそうと試みてくれていたのでしょうが、午前2時までぐっすりでした。

布団に移って寝るために、2階へ上がると、つきっぱなしのPC。
「ああ、そうだ、小説を書こうとしていたんだ…」

電源を切り、寝ました。

こういうことが繰り返されていくんじゃないかと、おぼろげながら思います。
最近はこのブログも会社の昼休みに書いていることが多いんで、語彙の選び方などがお粗末です。
諸事情あって、月曜からレコードを聴いてません。
全体的に鈍くなってます。

最後に、池内紀氏が、「渋澤龍彦事典」に寄稿していた文章を引用:
「人生には、人が完全に詩人であるようなニ種の状態がある。幼い頃と夢の中である。(中略)さらに夢においては、誰もがシェイクスピアだ。残念ながら、ある日目覚めて、あるいは成長した段階で、あきらかに生まれつきそなわっていた、きわめて有機的な造形能力を急速に失う。世間知とやらの卑劣で役立たずの知ったかぶり屋が顔を出し、あきれるばかりに見事、人は詩人から転落する」