おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

年末かー。

2005-12-30 12:28:19 | Weblog
「どっかの港でやってるイベントに限らず[みんなで楽しく参加型アート]が最近目立ちます。特徴としては「芸術」とか「美術」と言う言葉を使わず、必ず「アート」というところ。
個人的には、美術が社会的拡がりを持つことや、ビジネスとして成り立っていくためのさまざまな試みは否定しませんが、あまりにも「みんなで楽しく」に比重を置き過ぎてしまうと、大事なことがたくさん置き忘れられてしまう気がして、「…なんだかなあ」と思ってしまいます。」

以上、mixiの書き込みから引用。
いまだにこういった考えが蔓延してるかと思うとデュシャンがやったことはなんだったんだろうと思ってしまう。
ヨーロッパで生まれた偽古典主義の髭はやしたおっさんが難しい顔で描いてる絵がいいんですか。さいですか、さいですか。

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「終わりよければ全てよし」
と最近よく思う。

どんなことしたって死ぬ時幸せならいいんじゃないかと。

では、その過程で置き去られていった個人的感情などはどうするのか!?なんという細かい問題は残すものの、この考えは嫌いではない。

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店開きたい度が増す。
ドゥービーブラザーズとかが流れてる店がいいなー。

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とかなんとか。




神田古書街を歩く

2005-12-29 16:20:17 | Weblog
今日買った本:
小澤征爾、大江健三郎「同じ年に生まれて」
原田宗典「十九、二十」
沼正三「家畜人ヤプー」(買いなおし)

今日買えなくて悔しかった本:
埴輪雄高「死霊」(高すぎ。)
海野十三の本(高すぎ。)
横光利一の本(あまりなかった。「機械」はあったが1500円。買っておくべきだったか・・・)
丸山健二「夏の流れ」(←以外はあった。他のも面白いのか?)
吉本隆明「世界認識の方法」(難しすぎて理解できるかどうかわからなかったため。)
椎名麟三「永遠なる序章」(面白いかどうか判断しかねたため。)
井上ひさし「吉里吉里人」(面白いかどうか判断しかねたため。)
町田康「くっすん大黒」(面白いかどうか判断しかねたため。)
中沢新一「野うさぎの走り」(難しすぎて理解できるかどうかわからなかったため。)

備考:絶対的に知識量が少なすぎて買えない(例えば吉本隆明氏や中沢新一氏の著作のような思想家が書いたもの)のは非常に悔しい。もっと勉強しとけばよかったと嘆くのは世の常ですが、本当にもっと勉強しとけばよかった。特に俺に欠けているのは歴史系の知識。大学時代に戻りたい・・・。
学生時代目の前にあった欲望充足物に目を取られていて勉強してこなかったツケがきてる。なさけない・・・。
あと、金がないのに古書を探し回るのはやめようと思った。これも情けない気分になる。

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今年の正月は暇そう&音楽があまり聴けない環境に身を置くことになるので読書三昧で行こうと思う。

正月に読もうかな、と思っている本:
沼正三「家畜人ヤプー」
中上健次「岬」
大江健三郎「キルプの軍団」
中井英夫「虚無への供物」

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突然だが、このブログは俺の脳のメモリー代わりに使われている。
あまり記憶力がよくない俺のメモリーソフトの役割だ。
ということで、毎回違う文体、自己完結型の書き方は致し方ない・・・。
一応、そんなこんなです。

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昨日、凄い夢を見た。
内容は俺が夢の中で読んでいる小説の内容が顕在化したような夢(わかりずらい説明・・・)。
これはヤバイ!早速メモらねば!と思ったが睡魔に負けてそのまままどろみ→二度寝。
起きたときにはさっぱり思い出せなかった。
が、その衝撃は覚えている。
そんな小説が書きたい。

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就活、内定というやつが出た。
が、まったく俺の予期していない業務内容。
はっきりいって楽で儲かる仕事なのだが、どうしようかと迷っている。
しばらく我慢して働いて金を貯め独立・・・でもしようか・・・。

うんと、

2005-12-23 15:40:00 | Weblog
短編~中編の小説を3本平行して書いている。
どれも書いている俺自身が気がめいる内容できつい。
1本がもう推敲(これがまた時間がかかる)の段階で、一本はほぼ完成、もう一本は書き始めたばかり。
この三本まとめて三月末の文学賞ラッシュの時にどっかに出そうかなと目論んでいる。
でも、多分受け入れられないだろう・・・。
等身大の俺を、無理に押しまげて社会に嵌め込ませる、という感覚だからか。
気晴らしに江国香織とかぱらっとめくってみたが、違う。俺の住んでる場所(すみっこ)とは格段に違う。
出版社に直接持っていっても受け入れられないだろう。
あまりにも売れない。この3本は。

売れるから金が回るわけで。その恩恵は少なからず俺も受けているはず。
出版社などには勤められないんじゃないか、俺は。無論音楽業界にも。

「本物は常に傍系に置かれる」byサン・ラー
を励みにしよう。
いや、ただ逃げてるだけか・・・。

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こんな気分の時はインストヒップホップのBGMがよく合う。
良質のインストヒップホップは、中古100円シングル盤のインストバージョンの中にあると信じて疑わない俺は、こんな年になってそんなアホな買い方をしたりして・・・。

ex:Tne Notorious B.I.G「BIGGIE(Inst ver.)」Shanice「SOMEWHERE(Inst ver.)」The Roots with Roy Ayers「PROCEEDⅤ(Inst ver.)」Jurassic5「High Fidelity(Inst ver.)」

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音楽に逃げてるなー。

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もう少し逃げるために平面製作を再開し、明日から沖縄旅行に行ってきます。

しったんだ!

2005-12-19 13:14:39 | Weblog
いわゆるHOUSEイベントでDJをしてきました。
なんーかいやーな気分(ハウスのイベントではこういう気分になるのが常だったりする)になったので早退しました。

遅刻してきたなんだか偉い(えらそーな)人に置いてあったレコードをどかされて、一人4曲かけるだけのオールスターイベントなのに100枚ぐらいレコードを持ってきたその人に「ごめんね、どかしちゃって」と笑顔で謝られる→ヘッドフォンを忘れた俺が前のDJの人にヘッドフォンを借りようとしていたら「片耳(しゃもじのような形になったハウス専用のお高いヘッドフォン)使う?」とその偉い人にまた笑顔で言われる→その偉い人が次のDJだったので、思い切ってBPM変えてやろうかと思ったけど止め、DISCODUBをかけただけの自分に辟易する→バトンタッチする時にかけた曲が4分そこそこの曲だったのだが、「こんな短い曲で交代なんて、いじわるー」と笑顔で言われる→「こんなつまらないイベント、俺がぶっ壊してやるよ!」と言い、やはり同志だ!と思った先輩が普通のちょっと暗めのハウスをかけるに止まる→ピークタイムに、ハウス~マライヤのクリスマスソング~ハウスという繋ぎで曲がかかる・・・その瞬間なんだかわからないが「馬鹿にされた!」という感情に陥る(こういったハウスイベントでは、こういった馬鹿にするような繋ぎで曲がかけられることが多い・・・もうちょっと工夫できないもんだろうか・・・マライヤが歌い終わったらいきなりドンドコドンドコはないだろ)→そのマライヤの曲で(それまで人はまばらだったフロアに客が流れ込み)大盛り上がりのピーポーに嫌気がさす→早退

という流れでした。DJとしてあるまじき行為でした。


最近の色々

2005-12-14 01:13:12 | Weblog
友人が本格的にバーを始めそうだ。色々と動き出したみたいで最近会社も辞めたとか。前回の俺の投稿の妄想に近い形で開店できるみたいで羨ましい。
素直に成功を祈りたい。
そういえば、俺の友人関連の店が年明けに二店舗できるということか・・・。なかなか楽しい方向にシフトしてきた・・・。

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三十路なのにすっげー馬鹿で(褒め言葉)定職についてなくて、頭すっからかんで(褒め言葉)、ダブとフィッシュマンズとアイドルとヒップホップが好きで、ガンジャ吸ってるか酒飲んでるかしかしてなくて、SEXのことばっか考えてるような友人が、やっぱり本好きで小栗虫太郎が大好きだと言っていた。夢野久作とかもすげえ好きだと。で、やっぱり色んなこと考えてて、色々見てきて、結果、そんなグジャグジャになってる・・・。その人いわく「もう、下げられないよ」だそうだ。やだなー、けど、どうなんだろう。やっぱ毒なのか?脳内モルヒネは。

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代々木公園の野外ステージで「FLY」というジャムバンドのライブを観た。
すっげええええええかっこよくて、一人でガンガン踊ってた。フュージョンの現在形+アイリッシュ+ブルース+あらゆるワールドミュージックっていう感じ!?うまく言い表せないが、つまりやはりフュージョンの現在形なのか!?どうでもいいけど、普通にダンサブルでご機嫌でかっこよい。「ビール欲しいぜ!」っていう感じ。今からぐぐってどんな人たちなのかチェックしたい。
(と思ってチェックしたところ、一年ぐらい前に俺の友達が主催したイベントにバンドで出てた。世の中狭い。イベント、行きゃよかった。)
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リチャード・カーンという人の写真がやばい。
「うわっ」という感じ。
もうすっげええええ猥褻。
エロ本とどう違うんだ!?と言われたらよくわかんないけど、いや、やっぱりよくわかんない。とりあえず、猥褻。見なきゃソン。

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バルテュス、やっぱやばい。
この人の絵を許容できるまで俺は(俺の人生の中で)こんだけの時間がかかった・・・という感じ。すっげーきっついけど、見なきゃ駄目なんだろうな、という絵・・・。本人すっげえイケメンなのに、頭の中はどうなってんだ!?

眞澄

2005-12-10 02:06:12 | Weblog
長野の銘酒「眞澄」を飲みながら・・・。

若い頃は「こんなベタベタした甘い酒のめるか!!」と言わんばかりに「眞澄」などの甘口の酒を毛嫌いした挙句、「久保田」やら「浦霞」やら飲んでいたのだが、年をとるに連れて「甘い」酒が好きになってきた。例えば「天吹」「雪中梅」「来福」・・・。
今日も「勝駒」という吟醸系最高峰と言える酒を飲んできて、もちろんそれはすっげー美味かったんだが、やはりちょっと美味すぎる。なんか綺麗すぎる。絵画で言うとカラバッジョのような感じ(?)俺はもうちょっとひねくれてるほうが良くて(こっちはいい例浮かばず)ベターっと甘いのが最近の好み。

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酒は、大衆扇動や大衆操作のいい道具として使われてるんじゃないかと最近思う。麻薬よりは危険性の少ない、神経及び脳弛緩剤。酒さえ飲ませりゃ、文句言う奴そんな少ないし。誰か統計とってくんないかな。左翼主義の人とそうでない人で、飲酒率の比較。トロツキストとそうでない人の飲酒率の比較。若手実業家とそうでない人の飲酒率の比較。興味ある。多分、鋭敏な神経(というか脳の思考力か?神経系統はある部分では飲酒で鋭敏になる場合あり)を摩滅させる働きをしていると思う。飲酒は。脳をクリアにさせておくためには飲酒は有害なのではないかと・・・。つまり、うまーく俺たち飲兵衛は使われてるわけだな。そうでもしなきゃ生き残れないっていう個人的な理由はあるけど。
うーん。ベジタリアンやビーガンには全く興味はないけど、ノンアルコホリックには興味あり。「眞澄」飲みながら言う話ではないけれど。
逆に、飲酒によって研ぎ澄まされる部分を大事にしろってことか??まあ、わかんない。俺の俺自身への宿題ってことで。

BGM by Culture Club 「Do you really want to hurt me」(H氏ごめんパクリっぱなしだ)

妄想

2005-12-08 17:01:29 | Weblog
何名かの友人には「将来音楽主体のバーがやりたい」という夢は話してきた。
以下、その妄想・・・
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今まで「ソウルバー」「ジャズバー」やなんかは数多誕生してきたし、潰れてきた。クラブも然り。
けど、「音楽」そのものが主体になったバーは稀有なんじゃないかと。
つまり、「良質の音楽バー」とでも言い換えられるような、ジャンルレスの「音楽」を聞きに来るバー。具体的に言うと・・・陳腐になってしまうのでやめよう。

さて、妄想を進めてみると・・・
場所は渋谷の富ヶ谷や桜ヶ丘あたり。テナント料が安く、ターミナル駅からも遠くない、ちょっと足を伸ばせば行けるあたり。池ノ上などのそういったバー土壌ができてる土地もいいかも。
開業資金。1000万ぐらいか。できればすべて自己資金でやりたい。友人がとある理由で現金で400万ぐらいは保有している。これにすがる手もある。ただ、バー開業指南書では200万くらいでバーを開業した実例もあり。んー。
主体となる音楽は、実際俺が今保有しているレコード約2000枚と、有志でいらなくなったCDやレコードを寄付してもらい、強烈なパンクやノイズ、各種メタル、テクノ、ドラムン、その他アバンギャルド色の強いもの以外の(これらは雰囲気を著しく乱し(だってそれが目的の音楽だったりするので)、店のキャリアづくりに有害となるため)全ジャンル4000枚ぐらい揃える。資金の調達具合によってはあと500枚ぐらい買い足してもOKか。
酒は、こだわる。まあ、カクテル系はいいとして(とは言ってもないがしろにはしない)ウイスキー類(スコッチ、コニャック、ブランデー・・・)とハードリカー類(例えばウォッカに特化したバーなんてのはあんまり見たことない・・・ウォッカ自体が無味無臭だからか)、そしてビール(これは俺の独断)には力を入れる。あと、日本の地酒。ジャパニーズも流すので。
料理は・・・監修は友人のS氏にやってもらうとして、得意な友人になぜか囲まれているので安心。
客単価はリーズナブルにバーとしては破格の3000円(時代錯誤はよくない)。
席数は客単価からして、店の専有面積に比して多め(たぶんかなり多め)に置く。
バーテンは一人(ないし二人)でかわいくて愛想のいい女の子がよい。

と、妄想は限りなく続くのでひとまず切り上げ。
壮年期までにはこういった場所を確保したい。
そのためのシュミレーション(自宅及びM茶屋でのBGM)はばっちりなんだが・・・。

untitled

2005-12-06 15:48:39 | Weblog
by岡崎京子を読みながら。
BGM by CAT STEVENS

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昨日中学校からの友人に会った。
変わってないなー。
やっぱり俺たちはこのまま行くのだろうか。

「武満徹に・・・ 飲んでるんだろうね 今夜もどこかで 氷がグラスにあたる音が聞こえる きみはよく喋り時にふっと黙り込むんだろ 僕らの苦しみのわけはひとつなのに それをまぎらわす方法は別々だな きみは女房をなぐるかい?」
―谷川俊太郎著「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」より

こういった文章を扱える出版社に行きたい。

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今週末は久しぶりの中学校のクラス会。
「untitled」の寺内家の次女みたいな心境に陥らなきゃいいけど。