深沢七郎「笛吹川」読了。
朝吹真理子が「深沢七郎の凄いところは、読み手を引き込むところだ。主人公とともに物語に参加している気分になる」ってなことをどっかに書いていたが、俺には?だった。
どっちかというと読者を引き込むのとは対極にあるスタンスだと感じていた。
どこまでも冷たいというか。
笛吹川の解説を読んで、俺が深沢作品から受ける感じは見当違いではないんだな、と再認識した。
どこまでも冷酷。人間を「物」として扱っている。
さて、やはり「笛吹川」はGマルケスの「百年の孤独」と呼応(対比?)する作品だ。
連綿と続く”血”の物語と、喜劇的な悲劇もしくは悲劇的な喜劇。
間違いなく俺の人生の中で重要な位置を占める物語だ。
没頭すると相当速く本が読めるもんだ。
つまらん本はいつまでもだらだらと終わらない。
「富士」はいつ読み終わるのだろう。
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移動中に「笛吹川」を読み終わってしまったので、横浜駅の本屋で円城塔「オブザベースボール」を買った。
で、読んでる。
まだよくわからない。
クセのある文体だが嫌いではない。影響されないようにしないと。
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今日チューン:
椎名林檎/茜さす 帰路照らされど…
朝吹真理子が「深沢七郎の凄いところは、読み手を引き込むところだ。主人公とともに物語に参加している気分になる」ってなことをどっかに書いていたが、俺には?だった。
どっちかというと読者を引き込むのとは対極にあるスタンスだと感じていた。
どこまでも冷たいというか。
笛吹川の解説を読んで、俺が深沢作品から受ける感じは見当違いではないんだな、と再認識した。
どこまでも冷酷。人間を「物」として扱っている。
さて、やはり「笛吹川」はGマルケスの「百年の孤独」と呼応(対比?)する作品だ。
連綿と続く”血”の物語と、喜劇的な悲劇もしくは悲劇的な喜劇。
間違いなく俺の人生の中で重要な位置を占める物語だ。
没頭すると相当速く本が読めるもんだ。
つまらん本はいつまでもだらだらと終わらない。
「富士」はいつ読み終わるのだろう。
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移動中に「笛吹川」を読み終わってしまったので、横浜駅の本屋で円城塔「オブザベースボール」を買った。
で、読んでる。
まだよくわからない。
クセのある文体だが嫌いではない。影響されないようにしないと。
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今日チューン:
椎名林檎/茜さす 帰路照らされど…