おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

オーケン

2006-06-12 21:58:10 | Weblog
書店行ってきました。こんなにファンがいるんだ!!!!てなぐらいの盛況ぶり。ノーベル賞作家だもんな、そりゃそうか・・・。本人見れてよかった。やっぱりヒョウキンな人だ。
発見が一つ。
長い間文章という媒介で意思を伝えてた人だからか・・・あまり話がおもしろくない。意外と通り一遍のことを言う。もっと違うことを言いたいんだろうか・・・とも思うが、口ではそれを表現しにくい、という感じ。

ただ、相当な本オタクだということがわかる(そりゃそうか。自分でも四六時中本を読んでいることは認めてるし)。ラインナップからしてそうだ。いわゆる誰でも知ってる傑作のようなものも取り揃えてあるのが憎い(漱石とかね)。安部公房がずらっと並んでたり、ディケンズが並んでたり(そのディケンズの棚に、オーケン自筆のこれまたニクイ台詞が書き添えられている。どんな言葉かは行ってのお楽しみ)、そういえばジョイスのヴィネガンズ・ウェイクもあったな。んーやっぱり変態的なのが好きのようだ。井上ひさしのことも好きなようだし。町田康の著書があるのもびっくりした。本当に完全に本オタクだ・・・。
今回は混んでて書棚の全体の三分の一も見れなかったが、足しげく通って制覇しよう。

次回訪れた時に買おうと思った本:武田泰淳「富士」

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手塚治虫「奇子」を読みなおした。
やはり、傑作。
「シュマリ」なんかに通じる(通じないか?)。同時期かな?あーシュマリ読みたい!!今度買ってこよう。
んーこういう史実と微妙に綯い混ぜたフィクションが得意だな、手塚氏は。
「アドルフに告ぐ」「陽だまりの樹」「火の鳥」・・・。

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今日は酒飲まずに寝ます。
あ、日本戦始まりそう。