おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

クボタ

2011-01-31 12:47:13 | Weblog
「生活考察」という雑誌にクボタタケシ氏のインタビューが載っていた。
氏はPCを持っておらずネットなどもほぼ利用しないとのこと。

さすがだ。
さすがだよ。

それでいて第一線で活躍しておる。
耳の仕事。すごい。

やっぱり自分の耳でレコードを買っていけということなんだろう。
俺たちの世代は氏のような先達がいて、「クボタタケシクラシックス」みたいな指標があったりとか、橋本徹氏の「フリーソウル」も出てたし、わりかしそんなマイルストーンのようなものはあったもんな。
それは試聴もできなかった時代に眼力(ジャケ裏の分析など)だけで買ってた人たちの労力あってのものだと思う。

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日曜に買った本:
ジャン・コクトー「阿片」
安部公房「飛ぶ男」
G・マルケス「ママ・グランデの葬儀」

安部、最後の著作をついに購入。
下北の「ほん吉」。素晴らしい。安い。
「古書ビビビ」がなくなっていた!と思ったら越してたのか。

というか、下北の店が結構入れ替わっている。
「うさや」「日々波」「てっちゃん」なんかが入ったアーケードも潰されるってことで大体の店が退去していた。
世知辛い。

暑い

2011-01-27 12:03:33 | Weblog
ZOOT16はやっぱいいなあ。
スカイラーキン周りのセンスのよさ。

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ある試験で「最近感銘した本」について書かされた。
松浦寿輝「あやめ 鰈 ひかがみ」を挙げといた。

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買ってきた。
ELデバージ
今日のDJでかけよう。


すり

2011-01-27 12:03:33 | Weblog
中村文則「掏模」を読んでいたら自宅最寄りの駅を乗り過ごした。
しらふで乗り過ごすのは久しぶりだ。

素直に面白いっちゃあ面白いが、何で大江賞なのか今のところ不明。

「不快」という表現使いすぎだろ(見開き2Pに2回ぐらいの頻度で出てくる)、というところが気になってしまう今日この頃。

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生について、死について、考えさせられることがここ最近でたびたびあった。

まずは河瀬直美の「玄牝」を観たとき。
そして原一男「全身小説家」を観たとき。
そして昨日の日経夕刊。
山崎章郎の手記。感銘を受けたという外国人医師の書籍の一節。
俺が昨日の夕刊をここに持ってきて引用するのは容易いが、なんだかそんなことはしたくない。
とにかく俺は山崎氏も感銘を受けた一節を心にしまって生きていく。

終末医療については考え続けなければいけない。

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アフター5がバタバタしてて文章が全く進められていない。
今日再開。

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また寝つきが悪くなっている。慢性的な寝不足。
導眠剤は利用したくない。





危機

2011-01-26 12:04:20 | Weblog
寝不足のはずなのに、昨日寝てから1時間半ぐらいで起きてしまった。
そして金縛りともなんとも違う、妙な後頭部の痺れと悪寒が30分ぐらい続いて…
久しぶりに飲まずに寝るとろくなことがない。
と思ったが健康の危機を感じたので今日も控えようかと思う。

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「全身小説家」を観た。
イメージビデオまがいの安っちい音楽系ドキュメンタリーなんかを観て満足しているような人たちには、これを見て脳天に一撃くらって欲しい。
内容をあまりバラすつもりはないが、今回は撮影対象となっている井上光晴の周囲の人たちへの取材の仕事が素晴らしい。

うむ、咀嚼して糧にしたいと思う。

やはり原一男作品は観なきゃいけない、と痛感した。
これで「またの日の知華」以外は観たことになる。

そしてなんとアップリンクで「極私的エロス」が放映!
しかも今日。
観たい観たい観たい観たい観たい!!!!!!!!11
あれこそ原一男の原点的作品だからなあ。

けど今日は家でやらなければならないことがあり、超迷い中。

ううう。

というか、「極私的」が上映されるのは、アップリンクの「さしさわりのある映画」特集。まあ、この企画のタイトルなんかはさておき、小川紳介とか土本典昭とかの作品も上映されるとは…。
どれも観たいな。この土日かけて行ってみるかな。

それにしても、この企画で「さようならCP」「極私的エロス」「ゆきゆきて神軍」の3作が上映されちゃっている原一男はすごい。

俺的には「神様の憂い奴」の方がやばいと思うけど。

原一男、息子を自殺に追いやるって、そうなのか?初めて知った。そこらへんの事情を知りたいな。



やっと二日酔いから回復

2011-01-25 12:57:18 | Weblog
今日チューン:
George Fame/Yeh Yeh

タワレコでモッズ特集がやっていた。

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今日、原一男観に行く。

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ソニックなんちゃらっていう新しいバンドが出ていて、スティーリーダンミーツビーチボーイズだってんで聴いたが、あれはだめだ。

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そしてタバレスはやはり最高。

2011-01-24 12:53:14 | Weblog
原一男の「全身小説家」がやっておる。
渋谷の映画館で。
今日19時~か明日19時50分~のを観に行こうと思う。

10年ほど前、早稲田の「名画座」でこれを借りたはいいが、ビデオ機との相性が悪くて映像が乱れたため観るのを諦めたことを思い出す。

楽しみ。
非常に楽しみ。

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もうなんだか、将来に希望が持てないという精神状態が続いている。

もうなんだか。

ミドリ観たかった

2011-01-21 12:51:28 | Weblog
陽気に誘われタワレコチェック(七五調)。

やはりEl Debarge新作。
「5seconds」という曲が秀逸。
買おう。
この曲の後にDebargeの「Stay with me」なんかをかけたら失神するやつが続出するんじゃなかろうか。

あとAloe Blaccというアーティストの新作がなかなか。
現在でディープソウルの空気感をここまで表現できる人はいないのではないか。

それと、カセットコンロスの新作が試聴したかった。

などなど、雑感。

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冬になるとレゲエが聴きたくなる。
ここ何年かの傾向。

ここ1ヶ月のデーゼーはレゲエで染めようかな。

あとサルサも聴きたくなるなあ。

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なぜか俺の携帯メモに
鷲田清一
という名前が入っていた。
大阪大学総長。

なぜ?

この人の息子
鷲田めるろ。

すげえセンス。

おすすめ

2011-01-20 12:55:07 | Weblog
漫画太郎が表紙を描いている、「なんだ!このマンガは」というマンガレビュー本がすげえ面白い。
立ち読みをおすすめする。
俺、買うかもしれない。

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心を平静に保つということ。
文章を書いているせいか、なんだかここのところ精神的にリラックスしている。
前にも書いたが、やはり奇想に耽るというのは重要なことだ。

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なるほど、吉田健一は読みにくい。

時代に即せない人

2011-01-19 12:01:16 | Weblog
IPOは何の略?Denaの創業者は?
ある試験を受けてそういう設問がされ戸惑った。
普通に知らない。
聞いたことぐらいはあるが。Denaってなんかゲームの会社でしょ?
ITや政治なんかにほぼ興味がない(政治に関しては職業柄まずいのだが)俺は、昨今巷でやんややんやと言われている略語には全く疎くなっている。
昨日の話題ではないが、「非実在青少年」なんていう単純明快ないい方してくれればいいものを…なんて思ったりする。
オフィス用語にしてもコンセンサス、イニシアチブ、ウィンウィン(死語含む)。分かりにくい。
こういうのを多用するビジネスマンは死ねと思う。

とにかく、俺は時代に即していけない。
これは決定的な欠点だ(と言いながら利点だとももちろん思っている)。

前述の試験には落ちただろうが、そもそもこんな問題を設ける会社にはあまり行きたくない(入社試験だということがばれてしまった)。

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中上健次「讃歌」
後半から面白くなってきた。

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ブルータスに、伊丹十三の若かりし頃の「態度」について、「上から目線」という記述が載っていた。
大江健三郎のなにかの著書で、伊丹氏の学生時代をモチーフにした「秋山君」が、「早くあの持ち前の横柄さに見合うだけの才能を見出されることを願う」と指摘されていたことを思い出す。

今回のブルータス、面白し。

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ダイヤモンドにニューカヤバが載ったらしい。
まずいな、今週末あたり混むかも。
でもまあ、これまでも数々の雑誌に載ってきたんだし、いまさらかな。

あくた

2011-01-18 12:01:30 | Weblog
やはり朝吹が獲ったな。
作品を読んで見なければ評価はできん。

もう一方の西村賢太氏は前から注目していた作家。

前に「小銭をかぞえる」が芥川賞の候補になったときに、ちょっとこの人面白そうだなと思った。

読売の記事をちらっとしか見ていないが、影響を受けた作家として田中英光の名前が出ていたのには関心がわく。
それで私小説作家だっていうなら趣味は相当にいいだろう。
おそらくは(風貌もそうだが)作風は中上健次のそれと似ているのではあるまいか。
まあ、そう単純に思っている。
朝吹氏にしても西村氏にしても今からフィーバーすると思うので、落ち着いてきてBOOKOFFにて100円で買えるようになってから読めばいいか。
と、思いきや、トレンドを掴むためにはタイムリーに話題作を追わなきゃなんだろうな。
んーどうしよう、なるようにまかせよう。
ちなみにBOOK1に今から行ってみて店頭の様子は見てこようと思う。

それにしても朝吹。
獲るだろうな、と思ったらやっぱり獲った。
イコン作りというのも悪くはないだろう。
かつて純文学批判した大塚英志の気持ちも分からなくはない。
イコンとして有用だった村上龍は易々と芥川を獲って、春樹はノンタイトル。
こんなのはどうでもいいことだ。

ただそれ一辺倒というのは甚だ面白みに欠く。

最近の芥川賞作品ではピンと来ないものが多かっただけに、西村氏に期待したい(でも多分以前の作品の方が面白いんだろうけど)。

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それよりもびっくらたまげた的な作品はないのだろうか。
最近の小説で。

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非実在青少年問題については何とはなしに追ってはいたが、今回の東浩紀監修雑誌「思想地図」の号で同問題について語った猪瀬直樹氏(同氏は規制案に賛成)の論調はわかりやすかった。
全部読みたかったが、時間の関係でパラパラめくり。

まあ、この問題に関してはいろんな考えがあって当然だが、もし紙媒体での規制をするのであればネット世界にも規制が敷かれてしかるべきだ。今のようにネット世界が野放し状態だと紙⇒ネットへの流れを作るきっかけとなってしまう。

ちょっとこの問題については考えを深めねば。

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それにしても東浩紀ってのは凄い人なんだな。
頭が良すぎるようだ。
風体からはとてもそんなふうには見えんが。