おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

再認識

2005-11-28 14:32:09 | Weblog
ヘンリー・ダーガーの絵は、日本の大正ロマン系絵画と酷似している・・・(もちろん服装や髪型は洋風。似ているのは顔かたちや雰囲気)。
ダーガーの生涯を眺めてみれば絵画と接する機会は非常に稀だったわけで、(コミックの挿絵に彼の作品の原点があることを考えると)日本の漫画か何かを読んだことが彼にはあるのだろうか。それとも古今東西を問わずロリコン耽美系の妄想家が描く絵というものは似ているものなのだろうか。ex.高畠華宵 伊藤彦造 佐伯俊男(はちょっと違うか・・・)

そういえばカフカは自分が死んだら自分の作品をすべて焼却することを望んでいたらしい。なにか、ダーガーの一連の作品と同じにおいを感じる。

そういえば「家畜人ヤプー」(沼昭三著)の世界もダーガーの一連作の世界と似ている・・・。やはり妄想家は似たような妄想世界を築き上げるということかな。


うおん!うおん!

2005-11-28 12:23:48 | Weblog
ついに「危ない一号」を買ってしまった。
これを買ったらおしまい的なものなのに。
抜け出せないかもしれない・・・。
だめ連編「だめ連」を読んだときのような葛藤が・・・。
しかし、それはもう僕が20歳ぐらいの時に高野悦子「二十歳の原点」(ちなみにこれは「ハタチのゲンテン」と読むのではなく「ニジュッサイのゲンテン」と読むのが正しいということを最近知った)を読んだことなど(無論、それが唯一の原因ではない)に端を発してるのではないだろうか。

とにかく、巻末掲載の青山正明選出の「音キチが選ぶ360タイトル」と渡辺文樹インタビューにつられて買ってしまった。

そこで、なんとはなしに読み進めていくと・・・。
なんと!アレハンドロ・ホドロフスキーのインタビュー(インタビュアー:青山正明)が!!!!
「7歳の時にミッキーマウスの人形をプレゼントされたのですが、私はそれが怖くてすぐに焼いてしまいました。」
「とにかく、人工的に大量生産されたものはすべて気持ち悪い。ネクタイに背広姿というのも、怪物ですね。」
「私自身精神的畸形であり―中略―映画界ではクローネンバーグ、トッド・ブラウニング、文学ではカフカ、ロートレアモン、絵画ではべラスケス、ベーコン、北斎。彼らも私と同じ傾向の人間でしょう。」

うーむ。素晴らしい。
やっぱ最高だ。この人は。
とりあえず名前を知らなかったロートレアモンをチェックしなければ。
あと、北斎の絵画を再確認しなければ。

買ってよかったー。

大江健三郎は

2005-11-23 18:37:47 | Weblog
どうしてあんなに面白い文章がかけるんだろう。

今日買った本:
色川武大「狂人日記」
平野敬一郎「日蝕」
大江健三郎「キルプの軍団」

今読んでいる本:
大江健三郎「河馬に噛まれる」

相変わらず固有名詞のことしか話してないな。
久しぶりに読むリバーズエッジは面白い。

昨日は

2005-11-22 13:02:49 | Weblog
新旧の友人に会い、新しい情報を得、また再確認させられたこともあった。

再確認事項:
俺は一般社会に向いていない。
日常の堆積に耐えられない。

新しい情報の整理:
アマガツウシオ 山海塾
宮本常一
猪瀬光 de ja-vu
二ノ宮知子「酔っ払い研究書」
ハナウサギ
ハネムーンサラダ

媒体。媒体。

マイベスト

2005-11-17 15:33:53 | Weblog
生涯(といっても人生の3分の1ぐらいしかまだ生きていないわけですが)のベストCDを作ってくれと言われ、非常に悩んでいます。
選曲にとりあえず頭を悩まし、「どっかのV.Aに入っているような曲は入れん!」と意気込んでみたものの、あのにっくきフリーソウルシリーズと2曲(もっと調べればもっとあるかも)もかぶってしまっていたり・・・。
やはりいい曲っていうものにはみんな飛びついて行くんだなと(MUROさんのミックステープとも曲かぶりあり)。
しかし奇をてらうわけにもいかず、まあ、これが俺の限界です的な内容になっちゃってます。
とりあえず全然曲を絞れず2枚組みになっちゃいまして、なんだかなー。

有名人が「生涯のベストアルバム5枚選んでください」とかいう質問に難渋して答えている理由がよくわかります。

柳原良平

2005-11-15 15:56:12 | Weblog
すばらしい。
カレの作品は前前からいいなと思ってたんだが・・・。
とにかくいい。キッチュでサイケでポップ。
シックスティーズのアメリカポップアートと並べても負けず劣らず素晴らしい。
SHAGよりも俺はこっちのほうが好み。
商業デザインの中にもこういうすげえのがあるから面白い。
柳原良平・・・多分画集を買ってしまう。

最近チェックした人々:
佐伯俊男
小川紳介(この映画は是非とも観たいところ)

------------------

そういえば、ヴィッタリー・コマル&アレックス・メラミッドも段々メディアに載るようになってきた。個人的にはデュシャンレベルの革命的な実験をしていると思うのだが(もちろんデュシャン、ボイスらの影響を多大に彼らは受けてるだろう)・・・。

都築響一が彼らの影響を受けてるとは知らなかった。
個人的に嫌いなタイプのアーティストだが、見直す必要もあるかもしれない。

明日久しぶりに

2005-11-12 02:34:26 | Weblog
レコードを買おう!と意気込んで買いに行こうかと思ってます。

明日欲しいレコ(というかトラック):
ART OF NOISE:REX
NIK KERSHAW:WILD BOY
ブライアンフェリーが在籍してた頃のロキシー・ミュージック


おおうおおう!

--------------------------------------------------------

VANILA FUDGE(スペルあってるか?)やばい。
あんなチケットトゥーライドのカバー初めて聴いた(音源は2年前ぐらいから持ってたんだけど・・・)。
狂うよーLSD食ってるからできる音楽!!

---------------------------------------------------------

俺ってやっぱりこだわり屋なんだと思う。
だから現実にコミットできない部分があるのかと。
やめよう。
妥協しよう。


ぽれぽれ

2005-11-08 02:34:14 | Weblog
田名網敬一。
いい。
嫌いだったけど。
画集見たら好きになった。
そんなもんだ。

*****************************

門脇俊一http://www.taisei.co.jp/kadowaki/
オズワルド・チルトナーhttp://outsiderart.ld.infoseek.co.jp/jimmei/tschirtner.html

いい。
門脇~もいいが、オズワルド、やばい。
元来ミニマルアート好きでドナルド・ジャッドなんかを見てきた俺が震えた。

あとハイム・スタインバックも。

******************************

表現は進化するが、それを観察し続ける人間の思考、感覚も進化する。

ピカソ、マティス、ミロ~池田満寿夫~アラーキー~土方巽~寺山修二~丸尾末広~佐伯俊男~マルキド・サドへと進化して行った先はあるのか?

ジャコメッティ~ジャッド~マグリット~草間弥生~ロバートメイプルソープ~岡本太郎~クリスト~川俣正~河原温~宮島達夫~オズワルド・チルトナーへと進化していった先はあるのか?
飽きるのかな?

*******************************

倦怠感。
いや、気づきか。

こんなことを書くようじゃだめだ。

就職しよう。

*******************************

似たようなことを考えるやつなんてのはいたもんだ。
時間を記号として捉えよう(実際時間というものは数字で表されるとき非常に表象的になり記号の体を帯びてくる・・・おもしろい)と、大学2年ぐらいのときになんとなしに作った作品(ただ、無意味な時間(を表す記号)をパソコンでアウトプットしただけのもの)と同じコンセプトのものがんー十年前に河原温氏によってなされていた。
そんなもんだ。

*******************************

「そんな馬鹿なこと考えてないで勉強しなさい!」
「そんな馬鹿なこと言ってないで仕事しなさい!」

上記:両親による
下記:仕事の上司による

おおー。強制。

*******************************

寝よう。

ダブは

2005-11-07 13:22:41 | Weblog
ほんとうに駄目なんだと思う。
聴いちゃいけないんじゃないかと。
少なくともまともに(まともってなんだ?)生きていこうと決意している時は。
扇情的過ぎる。
ほんとに狂うっていう感覚がわかる。

************************

ウォルフガング・ティルマンズが参加しているドイツの写真展がやってる。
大抵の写真家には興味がない、というか写真という表現行為自体僕には非常に難しくてわかんないので、あまり好きな写真家に出会ったことがないのだが、彼は別。
シンディー・シャーマン(も、実はよくわからない)以降の変態写真の現在形。
見に行こうかな。
でも、きっと行かないんだろうな。

そういえば、好きな写真家:
(中期?の)アラーキー
ロバート・メイプルソープ
(写真家としての)安部公房
ヘルムート・ニュートン
森山大道(の、写真の撮り方)
加納天明(の、写真の撮り方)

評価はされているがいまいちわかんない写真家:
森山大道(の写真自体)
細江英公
蜷川実花
hiromix
マン・レイ
篠山紀信

あーなんかよくわかってないな、写真というものを。

*******************************

トリエンナーレ行くのかな?
行かないのかな?
どっちでもいい気がする。
混んでるし。

*******************************

本が面白い。
読みたい本がたくさん。
今は「悪徳の栄え」byサドを読んでいる。
世紀の(性器の?)駄作とも言えるし、不可侵的マスターピースとも言える。
ギャグ本としてはこれほど面白いものはない。