エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「スマートグリッド革命」(ビジネスモデル; ”破壊的イノベーション”の取込みが必要)

2011-02-11 07:31:38 | Weblog
スマイルカーブへの取り組みのほかに、 もう一つ既存の優良企業が”破壊的イノベーション”にうまく対応するの解決策があります。それは、ベンチャー企業と提携して”破壊的イノベーション”を自社に取り込むことです。大企業の苦手なベンチャー企業は、ある程度まで成長すると、大企業と提携を行うことが合理的になります。大企業による”破壊的イノベーション”の取り込みが数多くみされたケースに、2000年代以降の製薬企業とバイオベンチャーとの提携関係があります。アムジェン、バイオジェンIDECのような少数の例外を除けば、優れたバイオベンチャーはほとんどが大企業に吸収されました。バイオ大手のジェネンテックでさえ、スイスの製薬会社であるロッシュの子会社となりました。A・Gラフリー&ラム・チャランによる『ゲームの変革者』はPG&Eを取り上げ、変化の激しい世界で勝利する最上の方法は、イノベーションを推進しビジネスのゲームのルールを書き換えることだと主張しています。