エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「スマートグリッド革命」(ビジネスモデル;V2Gでも様々な関連ビジネスが登場)

2011-02-02 00:03:15 | Weblog
V2Gに関しては、家庭のコンセントに接続して充電するという機能だけでなく,様々な情報のやりとりをクルマと家庭を接続して行おうという発想の下にさまざまなビジネスが展開され、ベンチャー企業も登場しています。また、このV2Gの世界でも、最近ではグーグルとマイクロソフトが参入してつばぜり合いを繰り広げています。09年9月15日、マイクロソフトは電気自動車向け電池の交換サービスを手がけるベタープレイスやインテルとともに、充電システムの開発を明らかにしました。その後、グーグルも対抗するように、同様のソフトウェアを開発中と公表しました。両者のつばぜり合いは激しさを増しています。
HEMS・BEMSとV2Gの両者が結合した分野には、今後続々と新しいビジネスモデルが登場するでしょう。たとえば、プラグインハイブリッド車や電気自動車への充電のため、充電スタンドがこれまでのガソリンスタンドよりも数多く必要となります。そのために、電気スタンドの場所をナビゲーションする機能が求められたり、車の走行経路のログを取得しお勧めの経路や店等を推薦するようにウェブとの連携が強化されていくことが予想されます。また、近い将来、プラグインハイブリッド車や電気自動車から手軽にインターネットに接続し、音楽やゲーム、映画などを取り込み、車中でパソコンよりも大きな画面で楽しむという「スマートフォンの車版」といった使い方も登場するでしょう。