エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「スマートグリッド革命」(シリーズ;韓国スマートグリッド法の制定と210億円のESCO融資基金)

2011-01-24 00:00:43 | Weblog
韓国政府が9月に発表した「サービス部門の外国投資活性化策」は、知識サービス、観光・レジャー、物流・インフラ・流通、金融・教育・医療の4分野への投資として、2015年までに600億ドルを目指しています。このうち、知識サービスでは、スマートグリッド済州(チェジュ)実証団地事業などに、技術のあるグローバル企業の誘致と参入拡大を目指し、現金支援などのインセンティブを強化します。
特に、遠隔検針インフラ、電力網管制システム、電力網測定システムなどの投資を重点誘致します。また、スマートグリッド分野の投資環境改善などを目的に「知能型電力網構築および支援特別法」を制定することとしています。
また、省エネ専門事業(ESCO:Energy Service Company)に対しては、設備投資の融資予算を10年の1,350億ウォン(1ウォン=0.07円)から、11年は3,000億ウォンまで増やし、3,000億ウォン規模のESCO融資基金を新設します。また、企業当たり500億ウォン、事業当たり150億ウォンまでの融資支援限度を廃止し、貸出資金の償還期間も現行の10年から15年に延長します。
韓国政府は、600億ドルの投資は15万人の雇用創出効果があると試算しています。