エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「まことに小さな組織が開花期を迎えようとしている!」

2011-01-01 00:53:37 | Weblog
明けましておめでとうございます。一般社団法人スマートプロジェクト代表の加藤(元内閣審議官・東京大学大学院客員教授)です。新春のご挨拶に代えて、一般社団法人「スマートプロジェクト」の2011年の抱負を申し述べたいと思います。

「まことに小さな組織が開花期を迎えようとしている」
一般社団法人「スマートプロジェクト」は、エコポイントを有効に活用しながらボトムアップ・自己組織化のスマートムーブメント運動=「スマートグリッド革命」を展開する組織です。その理念は、動画配信の「You Tube」に匹敵する「You Energy」=誰もがエネルギーを作れる時代という世界に象徴され、温暖化の炭素制約の下でもグリーンイノベーションを創造する真の活動を展開しております。

ほぼ2年の活動を経て旧年中は大きな進展があり、ようやく司馬遼太郎の『坂の上の雲』の書き出しである「まことに小さな国が開花期を迎えようとしている」と同じような状況が生まれました。今後とも、国やスマートグリッドの官民協議会である「スマートコミュニティ・アライアンス」(事務局NEDO)等と連携しながら活動を展開していきたいと考えています。
市民・NPO界、労働界、産業界、大学・アカデミア、地方自治体、国の関係省庁の代表者からなる「緑の社会対話」(Green Social Dialogue;温暖化対策基本法案第33条<政策形成過程への民意の反映>に根拠があります)を推進する活動にも関与していきます。

「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」
 「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」。これは、1905年5月27日未明、日露戦争時の連合艦隊の旗艦である三笠から発せられた電文の一節です。東郷平八郎司令長官が、軍令部あてに全艦出撃命令の打電を命じたとき、作戦主任参謀の秋山真之は、部下が起草したその原文に「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」と、有名な一節を加えました。
日本を取り巻くリアリズムを冷徹に観察しつつも、大事に臨む決意と「アニマルスピリット」をそこに込めたように感じます。「You Energy」を実現するため私が目指したい心境です。
スマートプロジェクトの活動については動画もアップしておりますので、ご覧いただければ幸いです。関連の皆様方のご協力、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いする次第です。

2011年正月 元旦
一般社団法人「スマートプロジェクト」
代表 加 藤 敏 春