昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

プロのお仕事

2024-06-23 07:37:54 | 日記
期間限定で電気ガスの補助金が再開されるそうです。個人的には有難いのですが、この状況下でのそれって「政策のプロ」が下す判断なのでしょうか。物(金)に限界数量がある以上、使ったらどこからか補填しなければなりません。必要だからやった・・・それなら素人でもできます。

シューベルトが作曲した歌曲「鱒」変ニ長調を、自らニ長調に編曲したのがピアノ五重奏曲第4章。通常ピアノ、バイオリン×2,ヴィオラ、チェロの構成を、バイオリンを1つにし、代わりに低音担当のコントラバスを取り入れます。

低音担当ができたことでチェロとピアノが伴奏から解き放たれ、より多彩な旋律を奏でることができるようになりました。
でも、メインのバイオリンの音が低減されちゃう。だったら、もう1台バイオリンを・・・素人発想です。政治に限らず今はほとんどこれですが。
プロは変ニ長調をニ長調に編曲することで解決を図りました。

バイオリンを正面から見た、右から1~4弦の開放弦はE(ミ),A(ラ),D(レ),G(ソ)。例えば1弦でラを弾けば、変ニ長調では何も起こりませんが、ニ長調では2弦が共鳴してラ音を出すそうで。
これがプロ!特徴を知り最大限に生かし、余剰を削り+αを生み出し、調和させ尚且つ予算(ルール)内。素人じゃ出来ません。

標準化してスケールメリットを生かす、今の世の中を網羅する方法も有りでしょうが、いかなる場合にも適用させようとするパターン思考に陥るのは如何なものかと。
またその都度、システムとして機能しない単独の場当たり的な対策行使なら、予算などいくらあっても足りませんし、素人でもできます。

優秀な筈の政治家の方々の知力とは、ひょっとして「知識」だけで、「知恵」や「実務的経験知」は持ち合わせていない?
いやいや、そんなことは断じてない!そう信じたいと思っています。