昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

早春

2022-02-07 09:03:47 | 日記
立春から日本を覆った寒気は日本海側を中心に各地で観測史上最高の積雪を記録するなど猛威を振るい、降雪のピークは過ぎたといわれる今日もまだ・・・鶯の声は聞こえません。

 雪のうちに春はきにけりうぐひすの氷れる泪いまやとくらむ 古今集 二条后

17歳年上のプレイボーイ在原業平に背負われ恋の逃避行を試みる伊勢物語で有名な後の5歳年下の清和天皇后、17歳で奇行により廃位された陽成天皇母藤原高子の歌。氷れる泪が溶けて、泣き始める→鳴き始めるの洒落だともいわれています。

古今集成立時(905頃?)には后位を一時廃位されていたようですが、二条后のまま掲載されているのは家系人脈か、本人の魅力能力がそうさせたのか。
鶯に尋ねても、時にあらずと教えてはくれないようです。