楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

イベント中止

2020年02月29日 | 日記

新型コロナウイルスの感染予防のために、幹事として3月に予定していた二つの飲み会を相次いでキャンセルした。久し振りの昔の職場や学生時代のラグビー仲間との集まりだったがハイリスク世代。“後悔先に立たず”だ。

どちらも札幌駅近くの同じ会場だった。申し訳ない気持ちで電話口の女性に話すと、キャンセルが続いているのか、こちらが拍子抜けするほど淡々とした受け応えだった。「立食形式」の店であり、集まりを避ける場所として例示されているのが気の毒に思う。

息子が所属している九州交響楽団の3月14日の東京公演も中止になった。1年以上も前から楽しみにしていたけれどやむを得ない。

オーケストラ創立65周年記念の16年振りの東京公演だった。ファンの皆さん、団員をはじめ関係者の皆さんもとても残念なことだと思う。会場のサントリーホールのコンサートは当面、軒並み中止となっている。「チット代金をそのまま寄付に」という申し出もあるようだがそのような処理は出来ないようだ。

音楽界では、公演当日に中止決定した若手グループもあった。会場設営や宣伝など、準備のための経費が千万円単位で赤字となってのし掛かかるという。天変地異なので補償する保険も無い。

かつて息子もそうだったが、クラッシックではフリーランスで活動している演奏家も多く、暫く仕事が来ないといった影響も出ているようだ。何とか早く終息して欲しい。

それにしても国民がウイルス感染防止に必死に取り組んでいる最中にも、「何がいけないの。」と夜の会食にせっせと出掛ける安倍晋三という人物には呆れるばかりだ。

学生時代、Rugbyの練習、試合で苦しい時に歯を食いしばったのは「あの人、アイツが頑張っているから。」という信頼感、連帯感だった。

どうせ大したことは出来ないだろうという不信感だけが残り、国民への協力呼びかけも心に響かない首相の記者会見???だった。

政権も早く終息して欲しい。

 

 

 

 

 


一斉休校はこの国の政治の断面

2020年02月28日 | 日記

今朝(2/28)のモーニングショーで仰天した。

安倍首相の昨日夕方の「全国一斉休校要請」は、「政府高官」によると、

・世の中の雰囲気が変わり、

・総理の政治判断で

・保護者への配慮など具体的なことは“走りながら考える”

状態で決まったという。

政治業界で「政府高官」は事務の官房副長官を指す。信頼度は極めて高い。霞ヶ関の役人が流石にリークしたのだろう。

新型肺炎の感染防止対策としては正しいと思う。

しかし、専門家による対策検討の場で決まったわけでもなく、所管する文科省の検討を経たものでもないらしい。

総理大臣が半ば「独断」で、準備時間も無視し、付随する様々な課題の対策も決めずに思いつきで決めてしまった。「政権対策」の匂いがプンプンする。

スシローの異名を持つTV常連人物が「総理はずっと悩んでいた。」とコメントしているが、ならば検討、準備の時間は十分にあったはずである。

文科大臣が今日になって急遽、記者会見で「それぞれの地域の判断で取り組んで欲しい。」と責任を丸投げしている。

黒川東京高検検事長の定年延長然り、今の政治の行く末を暗示しているようで感染症以上に恐ろしさを感じる出来事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新型肺炎の陰で

2020年02月27日 | 日記

新型肺炎の伝染はヒトの命に関わり、突然の検事の定年延長は法治主義という国家の命に関わる問題だと思う。

長年定着し、世の中の安定性に寄与してきた法律の運用、解釈を時の権力者の不純な動機で突然変えるのは法治国家を崩壊させる行為だからである。

新型肺炎の対策に追われながらもこの問題を枝野、玉木両代表が2月26日の衆院予算委員会でこれまでの同僚議員の追求に引き続いて取り上げた。

もっと重大性が報じられなければならないが、NHKの19:00のニュースは安倍首相の「問題無い。」という棒読み答弁などの20秒足らずの酷いものだった。

東京高検の黒川検事長の定年延長を決めたのは退職1週間前の1月31日の閣議だった。検事の定年は検察庁法で63才と決められおり、勤務延長は無いとの政府の法律解釈がなされている。

延長は黒川氏をこの夏の人事で次期検事総長に就けて安倍首相に検察捜査の手が伸びないようにするための布石とみられている。そっけないNHK報道はこのことと無縁ではないと思う。萎縮している。

NHKニュースでは取り上げていなかったが、森法務大臣の答弁はまたしても完全に破綻していた。

この日、総務省は1月16日付けの内部メモを国会に提出し、それに基づいて森法務大臣が適切な手続きを取ったと強弁したが、これまでの国会答弁と時系列で整合せず、答弁に行き詰まった。

本来であれば法律を1本作らなければならないくらいの重要な変更をいかに杜撰に解釈変更で行ったかを晒しているようだった。

そこを突かれると1月16日時点で定年延長は無いという政府解釈を知っていたとし、「解釈変更」は口頭で決裁を取っていたと言いつのる法務大臣とは一体何なんだろうと悲しくなる。

圧巻は枝野代表の持ち時間の最後の場面だった。3分に亘って、今回の政府見解の変更の違法性と社会正義の喪失などについて熱弁を奮い、「質問を終わる。」と退席した後に、棚橋予算委員長は突如「森法務大臣!」と呼び上げ、怒号の中で「私は総理、官房長官から指示は受けていない。」と語らせた。唖然とした。予算委員長の議事運営もメチャクチャだが一切、報道されない。

新型肺炎対策も迷走している。経済の落ち込みは相当深刻になるだろう。オリ・パラへの的確な対応もある。このままの政権では持たない。

 

 

 

 

 


大将戦で取り逃がすと終わる

2020年02月25日 | 日記

明日(2/26)、衆院予算委員会集中審議が開催される。14:00からNHKTV中継が入り、14:00から立民・枝野代表、15:11から国民・玉木代表が質問に立つとのこと。

テーマは「国民生活の安全・内外諸情勢」。格闘技で言えば“大将戦”だ。安倍首相に「破綻している国会答弁をしてまで職に留まろうとする理由は何か。」を端的に、繰り返し、問い詰めて欲しい。取り逃がすと終わる。

挑発してでも良いから、「価値の共有と法の支配」を事ある毎に口にしてきた人物に自らの言葉で政治哲学を語らせて欲しい。聴いたことが無い。

予算委員長は意図的な議事運営をすると思うが、NHKは報道番組でそれをきちんと伝えて欲しい。視聴者を甘く見てはいけない。

新聞は「虚偽」「違法」「失敗」とはっきり書いて欲しい。野党が・・・ではなく、社としてジャーナリズムの命を賭けて「総退陣」の論陣を張って欲しい。根拠は有り余っている。

霞ヶ関にはいくらでも優秀な官僚がいる。新型肺炎、世界経済不況、オリ・パラ、そして総選挙に対応する暫定内閣で当座を乗り切ることなど朝飯前である。今より数段、良い仕事をすると思う。政治家の劣化が酷すぎる。

独裁化を後悔しても始まらない。国民のバックアップあるのみではないか。


1週間ぶり、北海道へ

2020年02月24日 | 日記

昨日(2/23)は昼にチャペルで甥の結婚式だった。

若者の集まる宴は賑やかで活気に充ちている。天気も良く、美味しい料理でワインが進んだ。

18日に上京し、あれこれ用事を足して1週間目の朝を迎えた。

都内でタンポポが咲いたとニュースになっていた。「春一番」が吹き、気温15℃前後の東京から北海道へ戻る。

妻の弟妹夫妻の所にお世話になり、最後は件のニューオータニの近くに2泊した。

かつて仕事で来ていたエリアは電車の駅名も懐かしい。若かった。

政治の行き過ぎを抑え、国の方向性を示す真のテクノクラートのいる日本だった。

学生時代の友人と3人で飲む予定が、一人発熱し欠席した。インフルエンザとのことで安心した。

風邪引いちゃって、と咳しながら飲む時代が終わるのかもしれない。こうして、ヒトの繋がりがまた疎遠になってゆくのか・・。

日蓮入滅の地である池上本門寺の梅は満開だった。

土台の老木に悠久の時の流れを感じ、我々人間の営みをちょとだけ取り込んでくれているようだった。

 

 

 

 


サイド攻撃も必要

2020年02月22日 | 日記

私人・安部昭恵婦人にいまだに3人の政府職員が張り付いている。有田芳生議員の質問趣意書に対する政府答弁で分かった。

確か安倍首相の海外出張に同行する際の外交儀礼や通訳などのアシスト役で1名が配置され、一時期5名まで増えたと記憶している。

“私人”になっても体制は変わっていないということだ。確かに相変わらずいそいそと海外へ同行している。何度も同じ国に。何をやっているかは当然、報道されない。

最近は中東でラクダに乗ってニッコリしている写真がネットに出ていたが。

昭恵婦人は原発、環境に関して首相と異なる前向きな発言をしていて、“家庭内野党”と持ち上げられていた時期があった。

「何か言うと海外に連れて行って貰えなくなるから言わないことにしたの。」

数年前に、原発の講演会を聴きに行った時に、講師が自身の知り合いが昭恵婦人の親友から聞いた話として首をすくめて紹介していた。さもありなんである。

首相外交のサポートで行く婦人のそのサポート役まで税金で配置しなければならない理由がわからない。

大いなる勘違いをして国内ではモリカケ、桜の騒ぎを起こしたことが明らかになっている。

ボクシングもラグビーも相撲も・・・相手を倒すにはサイド攻撃から始める。海外で安部昭恵婦人の公私混同は無かったのか。

この国がおかしくなった“元凶”である。私人に3人の政府職員を税金で付ける根拠は何か。国会で問う必要がある。

 

 


東京にて。

2020年02月22日 | 日記

息子のOboe演奏会、甥の結婚式が重なって上京5日目になった。

 

 

 

梅、河津桜が満開だ。上野のアメ横に外国人の姿が少ないように感じた。

コロナウイルスが観光産業の脆さを教えてくれている。

友人との飲み会の帰り、夜の電車はマスク客で満員だった。

オリンピックを考える。“アンダーコントロール”からして虚偽だったのだから嘘の上塗りでパンデミックが起きないことを祈るだけだ。

先ずはまともな判断の出来る人間による政権でこの国をアンダーコントロールする状態にしなければならない。

検事の定年延長の違法性で法律家が立ち上がった。「口頭決済は有効」と閣議決定でもするのではないか。狂っている。

霞が関の多くの真っ当な職員が立ち上がって真実を話すしか政権を瓦解させる方法が無い。

 

 

 

 


最低最悪

2020年02月20日 | 日記

 

 

久し振りの東京は梅が満開。しかし、鬱陶しい春だ。

コロナウイルス感染が拡大し、オーエルの小説『1984年』を地で行く政府の「過去の改竄」という信じられないことが起きている。

ウイルスは医療体制の問題だが、安倍政権は国の体制の問題で深刻だ。

目的化した権力の維持のためにはなり振り構わない。

首相が子供じみた抗弁、嘘を何の恥じらいも罪の意識も無く吐くところが恐ろしい。

非は認めず責任は取らない。それでも4割の支持がある。投票率が5割あれば選挙では負けないとの自信だろう。

 

内閣総辞職にどう追い込むか。野党は腹を括った国会戦術を取らなければ本当に絶対王権のような国になるだろう。

世論の後押しが不可欠。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


理詰めは限界。

2020年02月17日 | 日記

今日(2/17)の衆院予算委員会で辻元議員が「桜を見る会・前夜祭」の安倍首相の説明を全否定する全日空ホテル広報サイドからのメールを公表した。

「見積もり、請求明細書は発行する。」

「宛名空欄の領収書を発行することはない。」

「宴席を除いて代金は主催者からまとめて支払っていただく。」

「政治家関連団体ということで対応を変えたことはない。」

 

言い訳抗弁にある種の異常な能力のある安倍首相の答弁は、事務所から全日空ホテル営業サイドに確認した内容として、

「辻元議員にはあくまで一般論で答えたものであり、個別案件は営業の秘密に関わることなので回答に含まれていないということだった。」というものだった。

ホテル側は「政治家関連団体ということで対応を変えたことはない。」と答えているのに「安倍事務所は別」という驚愕の答弁だ。

もはや常識、理詰めは通じない。選挙で政権交代は日が暮れる。野党は石破茂を立て、自民党良識派を取り込んだ“救国暫定内閣”に動くべきではないか。

 


私の自転車旅 -輪行-

2020年02月16日 | 円 -bicycle-

陽が長くなってきた。4月はLCCに自転車を乗せて九州など、暖かい所へ出掛けてきたが今年は6月まではコロナウイルスの様子見だ。

他の乗り物とジョイントする自転車「輪行」は限られた時間で行動範囲を広げてくれる。北海道はうってつけだがJRは観光列車を走らせることしか頭に無い。自転車の盛んな国の鉄道はそのまま乗せるところが多いようだ。文化の違いかもしれない。

よく「折りたたみ式ですか。」と聞かれる。最近そのような自転車で楽しんでいる人を見かけるけれど、クイックレバーで簡単に車輪の外れるタイプが長距離を乗るには向いていると思う。ロードレーサー、マウンテンバイク、シティランナーに揃っている。

前輪を外すだけで収納出来る大きめの輪行バッグが便利だ。

 

JRはデッキ等、都市間バスは車体下部の荷物収納庫に積み込むが、バスは電話等で予め確認しておく必要がある。

航空機は変速機にダメージを受けやすいので堅い素材でカバーしておくと安心だ。運賃は国内線はJet Star以外は無料の預け荷物扱いになる。国際線は殆ど有料と思う。

タテ、ヨコ、巾の合計寸法と他の荷物との合計重量に制限があるので航空会社のHpで確認しておくとよい。タイヤの空気を少し抜くように言われることがあるので携帯空気入れは必須アイテム。

 

カバーは日用品売り場にあるトレーがサイドバッグに収まり、キャンプにも重宝だ。

 

ブレーキシューもトラブルないよう角度を変えておく。外したタイヤは古いチューブでフレームに縛り付けると良い。

そして、すっぽりと袋に入れて出発。

 

この程度の輪行スタイルで幸いこれまで自転車が使えなくなったことはない。参考までに。