楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

「桜を見る会」NHK論説にややホッとする。

2019年11月29日 | 日記

NHK総合TVの午後11:35から『時事公論』という10分のニュース解説番組がある。言わざるNHKは見ざる、聴かざるだし、この時間は熟睡中なので見たことも無かったが、ラジオ番組で公文書管理のことについて取り上げていることを知り、ネット検索して読んでみた。


  『時事公論』清水聡解説委員 2019.11.27  23:35-23:45


清水解説委員が国立公文書館に取材したところ、昭和30年当時の出席者名簿が「永久保存」として残されており、各国大使や功績のあった政財界幹部ばかりでなく、民生委員、保護司、引き揚げ者の代表者等当時の日本の復興や社会を現場で支えた人達も含まれているという。

「陸上自衛隊の日報」や「森友学園への国有地売却」を巡る問題があり、公文書管理規定の見直し検討が行われた。清水解説委員はそのメンバーでもあり、「意志決定過程や事務及び事業の実績の合理的な跡付けや検証に必要となる行政文書は原則として1年以上の保存期間を設定」、「1年未満と言う区分は基準を設けて残す」というガイドラインが決まったという。

「桜を見る会」の出席者名簿は「規則に基づき破棄した。」と管官房長は繰り返し強調している。しかし、『時事公論』記事を読んで、この説明がますます怪しいとの思いを強くした。

調べてみると「1年未満」の基準が、10月28日に「行事等の名簿」から「案内の発送等」に変更されている。経験的に「名簿」は決裁も取った独立した書類だ。案内の発送事務書類に含めるものではないし、“”で読むには書類の重要性から無理がある。

つまり、5月に名簿を始め、招待者か分かってしまいそうな書類を全て破棄した時点では文書管理規則に違反していたことになる。5月に内閣府が相当慌てて破棄し、国会の追求が厳しくなって〝後追い〟で無理筋の基準変更を行ったのではないか。霞ヶ関は公務員の職責に目を覚まして欲しい。

「時事公論」で清水解説委員は名簿の破棄はプライバシーの問題もあるが、そのことと「破棄」は別であり、公文書管理の見直しは何だったのか、釈然としないと述べている。まだNHKにこのようなジャーナリストが残っていることも知って、少しホッとした。





「桜を見る会」疑惑追及本部は証拠集めを。

2019年11月26日 | 日記

報道されていないが、共産党の田村議員が凄い資料を独自に入手しており、25日の参院・行政監視委員会で「桜を見る会」の安倍総理の招待の実態を追求している。

招待状の発送封書と花見会の受付票に打たれているコードナンバーのようなものから、安倍総理の招待枠は既に明らかになっている1,000人を大きく上回り、2015年には既にマルチ商法で消費者庁の行政処分を受けていた人物が含まれていたのではないかと鋭く問いただした。

招待状発送業務は民間業者に委託されており、細かな業務指示書からコードナンバーの「60」は「総理・長官」を示していることが推理されるからである。

答弁に立った官房副長官らは招待区分毎の招待者は個人情報という理由で資料提出要求に応じていない。

野党は76人体制の疑惑追及本部を立ち上げた。一般論の追求ではなく、独自に証拠集めをして、押し問答にならないような質問を組み立てて欲しい。

この国の民主主義が揺らいでいる。子供のような言い訳づくりに翻弄される霞ヶ関の多くの公務員も不本意だと思う。 

 

 

 

 

 

 

 


自転車ウィンターシーズン到来

2019年11月25日 | 円 -bicycle-

今年も雪の季節になった。長期予報は暖冬のようだ。そうなって欲しい。

いつものように冬季室内運動用にだけ使っている20年前のロードレーサーを室内に入れた。

早速始めたら後輪がパンク。クギを踏んだりしないので空気注入バルブ周辺の接着が剥げてきたのかと思いきや以前パンク修理したところの周辺から空気が漏れていた。

後輪なので変速機があり、ホイールの着脱は多少手間がかかる。修理してやれやれと思っていたら再びパンク。

今度は立派なパンクだった。チューブが劣化しているのかもしれない。乗り手と同じだ(笑)。

結局、新品チューブに交換してようやく快調なトレーニングが始まった。

ネットラジオを聴きながら6:30から1時間、来シーズンの旅を何処にしようかと考えながら一日が始まる。

雪が融けてからスムーズにシーズンインするためには少しずつ続けるのが一番だ。

 

 

 


事ある毎に「説明責任を果たすべき」と言ってきたが。

2019年11月24日 | 日記

『桜を見る会』の首相答弁の嘘が次々にバレているが、頑強に変えていないものの一つに「“前夜祭”の会費は5,000円。見積書、明細書、領収書は無い。」というものがある。

これがもし本当だとしたら、ホテルニューオータニ側に経費と会費の差額がどのように変化しても損失を生じないように埋め合わせ出来るお金があったとしか考えられない。

ここは〝絶対死守〟が伝わってくるから途方もないことを考えてしまう。監査法人監査、税務監査があるから可能性は薄いがゼロではない。

安倍首相の信頼度は交代させればいいだけの話だが、国民の国家への信頼度の失墜は深刻な問題として尾を引く。前夜祭も本祭り?も当事者であり、一国の責任者として国会できちんと説明すべきだ。

 


野鳥観察 -ゴジュウカラかな-

2019年11月21日 | 日記

 

物置の端材で作った野鳥の餌台を観る楽しみが増えた。

毎朝8:00前後に入れ替わり立ち替わり寄ってくる。5~6秒しかいない。やっとスマホで撮った(左の写真には無い〇印の部分!)。

ネットの写真で調べると、どうやら「ゴジュウカラ」のようだ。

ハナミズキの枝に飛来し、幹をリスのように伝わり餌台に辿り着く。

白ひまわりの実を啄み、時には咥えて枝に戻り、足で押さえつけて食べている。

未熟米には目もくれない。(笑)

 

 


安倍昭恵夫人の関与

2019年11月20日 | 日記

今日(11/20)の午前中の衆院内閣委員会中継を見ていた。やはり「桜を見る会」に安倍昭恵夫人が関わっていた。“懲りない面々”というべきか。女性だけれど。

共産党の宮本徹議員の質問に対して、内閣府の大西審議官は「安倍晋三事務所から夫人の推薦もあったと聞いた。」と答弁した。

管官房長官の答弁は「夫人付職員に確認したところ推薦に関与していない。」と食い違ったため、続いて質問に立った立民の黒岩議員が質すと、「夫人は推薦作業には関与していない。」と答弁を修正した。苦しい弁明である。

嘘がバレそうになると言い訳するスタイルに国民は慣れてしまっているだろうとたかを括っているとしか思えない。

国民民主の今井雅人議員の質問によると、「桜を見る会」の飲食物提供が2013年から昭恵夫人の友人が経営する会社が行っているとのことで、1~2社の「企画応募」によっていることも明らかになった。

政府は森友学園を巡る不可解な国有地の払い下げが浮上してきた頃、「首相夫人は公人ではなく私人である」とする奇妙な答弁書を閣議決定している。奇しくも官房長官は「夫人付き職員」がいまだに居ることに口を滑らした。

安倍首相が主催する国の行事の「桜を見る会」の招待者の選定に、私人の昭恵夫人が関与していたとなれば公私混同も甚だしく、このことだけでも安倍首相の議員資質が問われなければならないがマスコミはスルー状態だ。

とてつもない事がまだ隠されているのかもしれない。多少の混乱は起きても真実を明らかにするのが大事に育ててきた民主主義を守ることになるのではないか。国民の覚悟も求められているような気がする。

国会の国政調査権は限界がある。捜査機関の出番だが静かだ。

 

 



 

 


『桜を見る会』前夜祭の不思議 

2019年11月18日 | 日記

安倍首相の“立ち話し”説明によると、安倍事務所は「花見の会前夜祭」について、ホテルから提示された一人5,000円の経費徴収を予めホテルから預かった800人相当の領収書と引き換えに代行したということになる。

そうだとすれば、

最近では総理大臣夫妻の主催する天皇即位祝賀晩餐会を担ったニューオータニともあろう格式の高いホテルが代金を受領しないまま「ホテル名義の領収書」を大量に事務所側に渡したことになる。

また、経費明細が無いのにホテルの経費総額と事務所(後援会)が徴収した会費総額がドンピシャ一致したことになる。

どちらも常識では到底考えられない。

「明細書が存在したか」「安倍事務所に足跡を残さない金銭の流れがあったか」「ホテルがサービスのドンブリ勘定でやったか」の何れかとしか考えられない。

ホテル側も説明すれば安倍首相の法令違反の疑惑も直ちに晴れるのに口を閉ざしているのが一番の不思議なところだ。

 

 


『安倍晋三 この空虚な器論』

2019年11月16日 | 日記

7年やってきて、内政も外交も成果は無く、いやむしろ平和主義を脅かし、三権分立と民主主義を壊しているのに、安部政治の支持率が下がらないのは何故だろうと常々思う。

保守論壇の「クライテリオン」(啓文社書房)が『安倍晋三・空虚な器論』を組んでいる。編集長は京大の藤井聡教授。政策批判は数多有れど各界の言論人が挙って安倍晋三という人物の批判をしているのは珍しい。

仮説の提唱者は文芸批評家の浜崎洋介氏。-「安倍晋三」という存在は、世間で言われている事柄や周りの人達が口にする様々なものが、その整合性や関連を度外視して、何でもかんでも入り込まれる一つの「空疎な器」なのではないか-というもだ。

それらは統合され、ひとまとまりの体系でその人物に固有な形で築き上げられることもなく、ただただ併置されている。

結局、統合されないので何の成果も得られない。これが「空虚な器」であることの実践的、本質的な問題なのだという。

なるほど相反する政策が並ぶ。改憲と言って加憲。アベノミクの旗を掲げて消費税。美しい国と叫んでTPP。声高々に宣言するもロシア、韓国、北朝鮮との関係は最悪等々。選挙向けのスローガンも放り出されたままだ。

評論家・作家の佐藤健志氏は『爽快な器』なのだと言う。そもそも空虚で無ければものも入らない。

その上で、アメリカに隷属し、協力関係を強化すればするほど日本の国益や国家戦略が損なわれる。「国益や国家戦略を重視するふりをして、それらを損なう。」ことこそ安倍晋三の政治理念だと考えれば、その振る舞いには殆ど完璧な整合性が宿る-と考える。

-安倍総理の振る舞いは、戦後の矛盾した国家感を体現するものであり、その意味で日本人にとって理想的なもの。「これ以上の矛盾は起きようがない。」という状態が「もう矛盾は無い。」という状態と混同されて、多くの国民に爽快感を与えている可能性が高い。-と言う。

安部政権の支持率が下がらない不思議さが二つの「安倍晋三論」で解けても対米関係がある限り、安倍晋三論を過去のものにするのは容易でない。騙されないようにするだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


桜を見る会

2019年11月13日 | 日記

何が本当なのか判らない世の中なので、情報は長年購読してきて信頼出来ると自分が思う地方紙とネットアプリからの関東のラジオ番組、そしてSNSから取っている。

何故、関東のラジオか。日々のニュースに関して取材記者、番組キャスター、レギュラー専門家の明快な解説と意見がセットで聴ける番組にたまたま出会い、それをずっと聴いている。

そうした報道姿勢を失ったのがNHKだ。件の会長就任を契機に、年々、政権忖度の度合いを強め、最近は世論誘導を感じることもある。

阿倍首相主催の『さくらを見る会』の報道が熱を帯びてきた。予算額の3倍もの実績を放置してきたのも理解不能だし、2020年度予算で今度は3倍もの予算要求がなされたのも役所の常識では考えられない。

予想どおり、NHKは「制度の見直し」で幕引きを図ろうとする官邸を忖度した報道ぶりで、今のところ何が問題なのかは「野党が追及」というフレーズでしか語らない。

朝日新聞のスクープから始まった“モリカケ事件”は政府の知らぬ存ぜぬを突き崩すだけの二の矢、三の矢が無く、尻切れトンボとなっている。

久し振りに政党独自の調査力を基にした迫力のある国会質問を聞いた。“モリカケ事件”の二の舞にならないよう、「しんぶん赤旗」の取材力に注目している。

私人・昭恵夫人枠は無かったのか。税の公私混同使用が明らかになれば何より総理大臣としての資質が問われる。


 

 

 

 


野鳥の餌台 -つづき-

2019年11月12日 | 日記

先日このブログで書いた野鳥の餌台に昨日の朝、見知らぬ小鳥が3羽やって来た。黒っぽい雀くらいの大きさであまり観たことがない。妻が言うには首のあたりが白かったとのこと。

餌台の縁が5センチほどの高さがあり、中に入ってしまうと全体像が見えにくい。取り敢えず寄ってくれそうなので安心した。

大阪に住んでいて、いつもブログを読んでくれている大学同期のHさんからメールが来た。野鳥の写真を撮っている知人のブログ紹介だった。

くっきりとした鮮やかな一瞬の姿が満載だ。この冬、我が家に飛んでくる野鳥もそのうち分かるようになるかもしれない。

先日、知人と落葉キノコを採りに行った時のこと。何種類かのキノコが出ていて家に持ち帰りパソコンのアプリで調べても殆ど区別がつかない。

自転車で旅をしていても木も花も自分には分からない。自然界の動植物の種類は何千、何万とあるらしく、目に触れるのはほんのコンマ以下でありながら、その区分も出来ない。

京都大学の山際総長によると、ヒトの脳は常にヒトのことばかり考えているから大きくなったのだという。

子供の頃に持っていた野生という自然とのコミュニケーション力を少しでも取り戻すことが出来ればと思う。