楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

2023 大晦日

2023年12月31日 | 日記

 

年の暮れに20年近く生活をともにし、役目を終えた冷蔵庫。

後継が昨日届いてひと安心。

 

配送の人に聞くと、この時期は突然の故障で急いでいる人ばかり。

テレビ、冷蔵庫が多いという。

午前中の注文で午後の配達ということもあり、大晦日まで続くそうだ。

有り難いことだ。

 

初めて自家製のしめ縄を作って飾った。

稲は今年の田植えの手伝いに行ったT農場さんから貰った「ゆめぴりか」の籾をプランターで育てたもの。

唐辛子は隣のおばちゃんから貰った苗を庭で育てたもの。

蜜柑は小さな重ね餅の飾りをとっておいたもの。

葉は夏みかん。10年以上経つだろうか、種を鉢に植えてみたら大きくなった。

 

雪が少なく、穏やかな大晦日だ。

来年も家族皆が健康で暮らすことが出来るよう願う。

 

石田組長石田泰尚;神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ソロ・コンサートマスター、京都市交響楽団特別客演コンサートマスター

 

『石田組』;2014年に企画・結成した弦楽アンサンブル。
「組長」こと石田泰尚と組長自ら厳選した国内最高峰の演奏家(組員)が
クラッシック、タンゴなど幅広いジャンルを演奏している。

 


身欠きニシンを炊いた

2023年12月30日 | 日記

今年はぼやぼやしていてニシン漬けをしなかったので身欠きニシンが残っていた。

年の暮れ、身欠きニシンを煮た。

道産の棒鱈とともに料理文化として発達した京都風には〝炊く〟か。

正月の酒の肴になる。

 

身欠きニシンは一晩水に浸けておく。

 

水できれいに洗って、頭と尾とヒレを切って除く。

 

ひたひたの番茶で落とし蓋をして30分煮る。

 

ザルに取り冷ます。

 

煮きった味醂と酒に醤油と水を加えた調味液で落とし蓋をして、時々、煮汁をスプーンでかけながら煮詰める。

調味液の分量は好みで適宜。(ネットに出ています)

 

2023.12.29

出来上がり。

 

年越しは〝ニシン蕎麦〟を楽しむ。

若い頃に住んでいた江差町の「横山家」の〝ニシン蕎麦〟が懐かしい。

 

〝江差の五月は江戸にも無い〟と言われるほどニシン漁で栄華を誇っていた時代、「横山家」や「中村家」のような廻船問屋が移出していた身欠きニシンが京都で〝ニシン蕎麦〟になった。

 

雪が殆ど無い穏やかな年の暮れ。

冬はこの曲を聴きたくなる。

 

 

シベリウス 交響曲第2番 
マリス・ヤンソンス/オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
2002年5月24日 オスロ・コンサートホール

 


年の暮れに冷蔵庫が仕事を終えた

2023年12月29日 | 日記

製氷が出来ず、冷蔵庫がおかしいなぁと冷凍室を見ると食品が融けかかっている!

設定温度を最大に下げても庫内の冷気が弱い。

 

妻によると子供が大学進学する頃に、これからお金がかかるからと買ったのだというからもう20年近くになる。

役目を終えたということか。よく頑張りました。

 

早速、ネット通販を見るが年末であり、配送まで1週間かかり年が明ける。

年末年始の食品の保管に支障が出るので、近くの家電量販店に走る。

 

30日配送の商品があり、注文する。

いろいろ値引きをしてくれて最後に店員さんが「携帯の見直しなんかお考えでないですか。」と聞いてきた。

 

通信速度が落ちていたので容量を増やしたいと話すと、通信会社を乗り換えると電気製品が値引きされるとのこと。

量販店には携帯通信各社がずらりとデスクを構えていて、話も手続きもワンストップで出来てしまう。

結局、妻と二人がdocomoからauに乗り換えて冷蔵庫がさらに7万円も値引きされることになった。

月々の電話使用料も半額近くになって良いことづくめで何だか・・・という感じである。

 

いつかは冷蔵庫を買い換えなくてはと話し合っていたところに携帯の思わぬサービスを使うことが出来て良かった。

それにしても乗り換え手続きを殆ど横で見ていて自分でやるのは無理だと改めてこれからのネット社会について行くことの大変さを感じた。

 

 

チャイコフスキー 交響曲第1番《冬の日の幻想》 第2楽章

カラヤン/ベルリンフィル

 

 

 

 


投票率と新自由主義のつながり

2023年12月27日 | 日記

興味深い記事を読んだ。

イギリスの政治学者コリン・ヘイによれば、欧米の1990年代以降の投票率の低落傾向は、「公共選択理論」の流行や「グローバル化」の進展と関係があるという。

「公共選択理論」は耳慣れないが、政治の問題を経済的思考に還元するものらしい。

 

身近なところでは確かにJRの廃止は地域社会という政治問題ではなく、収益性という経済問題になってしまった。

昔の地方自治体の仕事で常に頭を縛られた〝財政規律〟も1980年代から大蔵予算編成で〝シーリング(削る)〟という経済的手法で始まり、地域にとって本当に何が必要かと考えることを置き去りにしてしまったという反省がある。

国の予算の優先課題は声の大きい者とアメリカからの要求内容であったと思う。

 

施光恒・九大教授は日本でも新自由主義政策に基づくグローバル化が進められた1990年代以降、衆院選挙の投票率はそれまでの平均70パーセント前半から50パーセント前半まで下がったという。

 

グローバル化は「規制緩和」と「民営化」といった新自由主義の延長にある。

ヒト、モノ、カネ、サービスが国境を越えて飛び回るのだから、政策はその分野に強い投資家や企業の声を代弁したものになり、一般庶民の声はかき消され、グローバル化の恩恵を受けた層とそうでない層との分断を招いた。

今起きている社会現象の多くが当てはまる。

 

施・九大教授は続けて、こうして政治の領域が経済の論理に侵食されてきたことが一般庶民の政治的関心を削いできた。

〝政治主導〟の背景を見つめるべきだと説く。

 

次の衆院選挙は大切だ。

何故、投票率が低いのか、根本的に考える良い機会と思う。

 

立憲民主党に共産党に近づくなと警告しつつ、自民党にすり寄っている不思議な連合会長が今回の自民党の裏金事件によって、どう出るのか、立憲がどう出るのか、政権交代の分水嶺になるのではないかと注目している。

維新、国民はどうでもよいので、立憲、共産、れいわが新自由主義的な政策から決別した構えの大きい連立政権構想を示し、政治への関心を高めなければ〝カネ、カネ、カネ〟に汚染された政治を変えられない。

投票率を上げることは簡単ではなさそうだが、野党の力量が試されている。

 

【資料】


2023 X’mas イブの日

2023年12月24日 | 日記

 

JAからチーズ・バタ-の詰め合わせが届いた。

農作業支援の慰労会がコロナで中止になってから
お米、小麦、チーズ・バタ-、お菓子、
ミカンのセットの中から希望に応じて送られてくるようになった。

 

X’masプレゼントだ。

猛暑の中のビートの草取り、馬鈴薯収穫などの日々が思い出される。

 

今年は雨で中止になった8回を除いて、例年並みの49回の参加だった。
支払われた賃金はその昔のひと月分の給料くらい。
住民税率には影響しないが確定申告をしている。
政治家(屋)のモラル低下が腹立たしい。

結局、選ぶ側にも責任がある。

 

 

 

今日は作家、ミュージシャン、映画監督など幅広い分野で活躍をしているパリ在住の辻仁成さんの料理を当ブログで〝パリごはん〟として紹介されている『明鏡止水』さんの記事で知った〝南蛮の酢漬け〟を作ってみた。

 

南蛮は隣のおばちゃん(90歳?)から苗で貰ってよく育った。

暑さに合っているのだろうか。

野菜サラダのドレッシングの隠し味になりそうだ。

 

 

 

チャイコフスキー: オペラ「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
ユ-リ-・シモノフ/NHK響/NHKホール 1993.7.31

 

 


今年もサケの飯寿司を作った

2023年12月23日 | 日記

1週間前にサケの飯寿司を漬けた。

我が家の消費者は私一人なので、私が作る。

暖冬でボヤボヤしていて、いつもの年より2週間遅くなってしまった。

 

 

今年は鮭が値上がりしていていつもの倍くらいした。

少し安かったロシア産の紅鮭にした。脂が強い。

一晩、薄い酢水につけておく。

 

2023.12.15

 

鮭の他の材料は大根、ニンジン、生姜、南蛮、それに糀と塩。

分量はすべて目検討である。

南蛮は自家製でかなり辛かった。

 

 

しまった!

糀とご飯と塩を入れてなかった!

 

 

仕方がないので糀と塩を上に乗せて手で全体を混ぜ合わせた。

普通は交互に積み重ねる。

 

 

がっちり重しをかけて2~3日して水分が上がったら少し軽くする。

 

今日から1週間ほど経ったら樽を逆さにして水切りを1週間行って出来上がり。

の予定である。

 

食べるのは正月明けの7~8日頃か。

いつもと作り方が違うのでどんなことになるか楽しみ?だ。

冬の保存食として、昔の人の知恵に感心する。

 


政治資金の「相続」と政治改革

2023年12月22日 | 日記

報道されている自民党パ-ティ裏金事件もえげつないが、この人もえげつない。

首相夫人であった時でさえ閣議で〝私人〟と決定された安倍昭恵氏のことだ。

 

安倍晋三元首相の死去に伴い、地元の自民党山口県第4選挙区支部と政治団体「晋和会」の代表に就き、ちやっかり晋和会のパーティー券収入や繰越金などを非課税で引き引き継いだ。

 

その額は安倍元首相のほかの政治団体のパーティー券収入や繰越金などを含めて総額は約3億4000万円になるという。

普通であれば何ほどの相続税が課せられることか。

立憲の蓮舫参院議員が先の国会の終盤で問い質していた。

 

法令上、認められているそうだが、実質的に非課税の政治資金「相続」であり、これが世襲議員の〝温床〟になっている。

そもそも政治活動をしていない人物が政治団体の代表に就任すること自体がおかしい。

本来であれば断る話であり無恥でえげつない。

 

改正されなければ夫婦、親子、親族の世襲議員がますます増えるばかりだ。

ましてや裏金事件である。〝世襲議員〟のカバンの中には税金による政党交付金の他に、違法な裏金も入っているかもしれない。

 

政治資金の継承問題は〝政治とカネ〟ということでは自民党パ-ティ裏金事件と同根であり、メディは世襲制の問題をもっと取り上げるべきだ。

政治改革は当事者の議員に任せていても進まない。


やれば出来る?

2023年12月20日 | 日記

短歌結社に入って17年になった。

今月は定例の2カ月ごとの詠草原稿の他に依頼された原稿があった。

送付はいつも締め切り間際だし、今回は依頼原稿もあり、編集に迷惑をかけられないので早めに準備を進めてきた。

 

17日になって、いつものようにPCの「メモ」で作成していた短歌原稿を消失してしまった。

どうやら保存の処理でミスッたらしい。「メモ」の復元はほぼ出来ない。

 

以前にも一度あって、その時は欠稿にしたが、今回は年の暮れの区切りでもあり、がっくりしながらも再度作ることにした。

締め切りまで一週間。余裕をみて二日程度しかない!

 

二日間、集中して何とか10首を詠んだ。

自分の場合は何かをしていてふと浮かんだ歌の断片を書き留め、じんたかじんたか1カ月も2カ月もかけて完成するスタイルなので二日間は1年を早回しするようで疲れた。

パソコンから消去してしまった10首は正確に思い出せず、全て違う歌になった。

 

人間の記憶というか、一瞬、心に浮かんだ歌は直ぐにどこかへ行ってしまう。

トシがトシだけになおさらのことである。

 

昨日の夕方、頼まれていた原稿とともに投函してホッとした。

 

 

冬になるとシベリウスを聴きたくなる。

「トゥオネラの白鳥」は、フィンランドの民族叙情詩『カレワラ』から作曲されたオペラの序曲を素材にした組曲の中のひとつで、イグリッシュホルンのメロディーが美しい。

演奏:ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団


のんびり

2023年12月17日 | 円 -bicycle-

年の暮れに流れる曲を聴きながら今年の自転車旅を振り返っていたら、今日も年賀状は何も進まなかった。

 

下北半島 八戸→大間 8/19-25

苫小牧東港

 

大間岬の朝

 

 

 

 

向こうは北海道

 

O Holy Night;Luciano Pavarotti 

 

クリスマスキャロルはキリストの生誕を祝して、教会に限らず一般社会の中でお祝いの歌として愛唱されてきた歴史があるとのこと。

パバロッティの伸びやかな歌声に聴き惚れる。

 


裏金は飲み食いだけか

2023年12月16日 | 日記

自民党パーティ券による裏金づくりが発覚したのは、「しんぶん赤旗日曜版」の記者がおかしいと気づいて、神戸学院大学の上脇博之教授に相談したところ、これは法律違反であり事実であれば大変なことだということで教授が告発し、東京地検の特捜部が捜査を開始したことがきっかけと記憶している。

 

しかし、メディアは何故かこのことにあまり触れないし、〝関係者への取材によると〟との決まり文句で検察からのリークを伝えるばかりで、独自取材をしているようには感じない。

最近は「政治家の立件は難しそうだ。」との法律家の見立てと政局がらみの岸田政権人事の出来映えに収れんしつつあるように見える。

いつもそうなのだが、政治改革の問題の核心がカネにあることをとことん追求しない。

 

思い出すのは今年の9月8日付けの中国新聞の大スクープである。

何故か他のメディアは追いかけなかったが、大掛かりな公職選挙法違反(買収)で逮捕されたあの河合克行元法相(服役中)と妻の杏里元参議院議員(有罪確定)の買収資金の原資と思われる克行氏のメモ書きを検察が自宅から押収していたという内容だった。

 

メモ書きには「総理2800 すがっち500  幹事長3300 甘利100」と手書きされ、東京地検特捜部などの検察当局は、自民党本部が夫婦の選挙区支部に振り込んだ1億5千万円に加えて、6700万円が現金で提供され、「総理2800」などの記述は内訳とみていたという。

〝内訳〟は、誰が見ても、安倍総理、菅官房長官、二階 幹事長、甘利 明議員である。相当な力の入れ具合である。

 

甘利議員(当時、自民党選挙対委員長)だけは立場上、「〝陣中見舞い〟で渡した。」と取材に対して認めてたらしいが、安倍晋三、菅官房長官、二階幹事長、甘利自民党選挙対委員長への検察の事情聴取は何故か行われなかった。

「総理」以下、政府・与党の大幹部が河合夫婦に資金を提供し、(県会議員等の)買収工作が行われていたなら大疑獄事件である。

 

克行氏の政治団体には現金の入金記録が無いという。

どこか似てはいないかと考えるのは考え過ぎか。

 

今回の裏金がその組織性、億単位の金額、数十年という期間の長さから飲み食いだけに使われてきたとは到底思えない。

検察には使途を徹底的に調べて欲しい。

 

そして、メディアには足で稼いだ大スクープを期待する。

検察捜査が終わって、〝大山鳴動してネズミ一匹〟と書き立てても政治改革は進まない。