楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

厚岸からゴールの釧路へ

2019年07月31日 | 円 -bicycle-

7月30日。今回の道東自転車旅の最終スタートだ。札幌方面は30℃の暑さのようだが、厚岸は5~6℃は低そうだ。晴れていて涼しい。

国道44号は山の中なので海岸のsmallroadに降りることにした。オランダおばさんのアドバイスだ。

アイヌ地名が多い。

 道を尋ねに民家に寄ったら漁師さんだった。息子さんが丁寧に教えてくれていたら奥からオヤジさんが。

「カニ食ってけ。茹でたところだ。」

息子さんが今度は身をほぐしてくれた。「飛び込んだ家がよかったね(笑)。」この上なく美味かった。

最近は魚が捕れないようだ。鮭の筋子は漁師さんも食べていないとか。サンマ、マグロ、資源管理が大切だ。

国も同じだ。今だけ、金だけ、自分だけ、何れおかしくなる。いやもう狂い始めている。リーダーの資質を立ち止まって考えなくてはならない時代。

昼過ぎに釧路にゴール。幣舞橋で記念撮影。全道的に30℃の中で申し訳ないほど涼しい。

早いので宿の 民宿&RHに荷物を預け、郊外の温泉へ。帰りにJRの車輌基地の傍を通りかかった。

建物の中に釧路と札幌を結ぶ特急『スーパーおおぞら』が休んでいた。彼らもゴールか。

 

 さて、今夜は贅沢して宿の名物海鮮料理を楽しもう。

 

 

 

 


霧多布岬から厚岸町

2019年07月30日 | 円 -bicycle-

 

7月29日。今回の道東自転車旅も残すところあと二日間。

霧多布岬では朝霧をついて昆布漁船が出漁している。

干場で尋ねると、この辺りのコンブは加工用とのことだ。

霧多布岬は名のごとく霧が海から風のようにやって来る。それが去ると太陽が出て夏の暑さを届けてくれた。

 オランダからの二人のおばさん、神奈川からの団塊ライダー、香港の若者4人連れ、多くのサイクリストと愉しい話が出来た。

自転車旅は「“small road”に限る。」というオランダおばさんの言葉に従って海沿いの123号線を厚岸町へ向かったが、生憎の霧で視界不良。しかし、参考になる言葉だ。

14:00にライダーハウスに到着。噂の焼き牡蠣とジンギスカンをバイクライダー3人とで囲んだ。

牡蠣はライダーが漁師から仕入れてきたもので、やはり炭焼は海水の塩分が生き、仕上がりもぷっくりして絶妙だ。

ジンギスカンは宿の“団塊あるじ”の指導で蒸し野菜とうどんを豪快に混ぜて食べた。我が家でも試してみたい。

 

 霧多布半島『アゼチの岬』から。手前は小島とゴメ岩、奥が劍暮帰島。19.7.29  10:00

 

 


納沙布岬から霧多布岬へ

2019年07月28日 | 円 -bicycle-

悪天候でノサップ停滞を覚悟していたが、雨雲が遠のいたので、午前6時にライダーハウス「鈴木食堂」を出発。バイクライダーはまだ寝ている。

 

 

相変わらずの深い霧の中を根室市内に向かう。放牧乳牛、馬、昆布漁漁船が影になって浮かぶ。

半島の突端が遠くなり、何だか名残惜しい。

 

根室半島にも太平洋戦争の遺物があった。飛行場跡、その資材を運ぶ鉄道引き込み線跡。

木の枝の曲がり具合を見れば過酷な自然条件が分かる。多くの朝鮮人が動員された。

 

 

およそ90Km,ずっと向かい風だったが、釧路管内に入ると汗ばむ晴れ間が。

16:00霧多布岬キャンプ場に到着。10時間の旅!

 

近くの温泉から日没を観て久しぶりにワインを飲んだら間もなく爆睡。

 

 

 


霧の納沙布岬

2019年07月26日 | 円 -bicycle-

明日は納沙布岬に停滞かなぁ。

明日の朝に決めよう。

昼に食べた鈴木食堂の名物「サンマ丼」は少し甘いタレと馴染んで美味だ。

納沙布の昆布漁は今日が解禁。朝、根室市内のライダーハウスから鈴木食堂のライハに向かう濃い霧の中からサイレンの音がした。

何故か北方4島が遠のいていくような哀切さを感じた。

 19.7.26   13:00

 


標津町海の公園キャンプ場から根室へ

2019年07月25日 | 円 -bicycle-

予定では風蓮湖に面した道の駅「スワン44」に野営するつもりだったがスペースも雰囲気も無いので根室市内まで来た。

今回の旅で最長、100Km。泊まりは楽しみにしていた花咲ガニ問屋のライダーハウス。

1杯2,000円を買うと宿代は無料というシステム。花咲ガニにはずっとお目にかかっていなかったのでいくらしているのかが分からないが格安にちがいない。

熊本のシニアバイクライダー6人と無言の行(笑)。美味だった。

 それにしても道外ライダーの「来るたびに町が寂れてきている。」という言葉がズキンと刺さる。

16年知事をやった高橋さん、参議で何をする?

 

 

 

 


羅臼野営場から標津

2019年07月24日 | 円 -bicycle-

非日常の朝食。7:00に羅臼野営場から北海道沿岸一周の残りルートのスタート。ゴールは釧路だ。

羅臼の山にまだ雪が!白い点。

国後島は島影。自転車旅で初めてのコースはオホーツク海と国後島だけの単調な景色だけれど、四季折々、暮らしている人にはいろんな顔を見せるんだろなと想像しながら走っていると飽きさせなかった。

何という植物だろう。葉の半分がピンクで所々に見かけた。

50Kmほど走って今夜の泊まり標津町「海の公園キャンプ場」に昼に到着。

まだ誰もいない。

早速、コインランドリーで洗濯したが、予報ではこれから崩れそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


羅臼野営場『熊の湯』

2019年07月23日 | 円 -bicycle-

 

 

 

今日は羅臼野営場に滞在。雲っているけれど草刈りの音が夏の訪れを期待させる「熊の湯」でのんびりだ。

選挙結果をネットで見る。北海道の革新性(死語になりつつあるが・・・)の衰えを感じる。3人目は取れたのでは。

今度は改憲がスローガンになるのだろうか。「民意が示された。」とは強引でうんざりだが、安倍政治は手段を選ばないので野党には解散に追い込むまで頑張って欲しい。

星野道夫の『旅する木』を読む。自転車旅にいつも持って行く。

バラバラに暮らしていたエスキモー(本が書かれた時の呼び名)が団結した出来事を書いたパートが今回は印象的だ。

 


知床峠越え

2019年07月22日 | 円 -bicycle-

今回も知床峠は強風と深い霧雨に覆われていた。

同じ5合目のウトロ方向は快晴、羅臼側はクレイジーな風と小雨。自転車を押した所もあった。

リアカーで埼玉から来たというシルバー旅人と頂上近くで出会い、エール交換。札幌がゴールとか。

下りは20分くらいでキャンプ場の「熊の湯」に到着。曇り。

 

源泉は80℃なので川の水で割っているが、地元漁師さん達が管理しているのでアチ~。

これがあるから峠も越えられる。

 


知床ウトロ

2019年07月21日 | 円 -bicycle-

 

 <2019.7.21  6:00  バスから斜里岳>

朝6:30に深夜バスはウトロに到着。自転車を組み立て、国設野営場へ。2年前にも滞在した。

 

テント設営し、一休みして近くのプユニ岬へ。ウトロの海が一望出来る。

キャンプ場の隣に「ウトロ温泉」(500円)があり、原生林越しにウトロの海を見ることが出来る。

海外からの自転車ツーリストも多い。トイレはバイオマス利用で清潔、無臭。

明日は知床峠を越えて羅臼・「熊の湯」まで。今晩は選挙結果を聴きながら寝入りそうだ。

 

 <ぐみ 最近は珍しくなった。>

 


道東自転車旅へ出発

2019年07月20日 | 円 -bicycle-

長らく続いた雨模様の空に陽射しが戻ってきて今日は蒸し暑い。期日前投票を済ませ、10年目の完成を目指して北海道沿岸一周自転車旅に出発する。残っている区間は知床・羅臼から釧路。

札幌からウトロ温泉まで深夜バスで輪行し、知床峠~羅臼~標津~納沙布岬~霧多布岬~厚岸町~釧路の500kmをゆっくり2週間かけて野宿旅だ。

根室地方の最高気温は現在20℃未満!夜の防寒衣類が増える。気温が上がりますように。

いつもは輪行袋を担ぎ、サイドバッグ2個を手に持つのだが、合わせて30Kg近い荷物の身体への負担を軽くするため、今回はリュックを活用することにした。自転車を組み立てた後にリュックからバッグ2個へ積み替えるという寸法だ。腕が楽になる。

夏本番前の道東旅。全国チャリ旅をしている人に会えるか、楽しみだ。