楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

蝦夷梅雨

2020年06月30日 | 日記

 

 

今朝も曇り空に霧雨だ。朝のポタリング(自転車散歩)も休みがちの日が続いている。

土曜日の朝から昨夜まで同じ低気圧が上空の流れに取り残されてずーっと留まっていて、今日もまだ居座るらしい。

気温は平年並みとのことだが肌寒く感じる。この10日間の日照時間は、道南のごく一部で平年より多いほかはほとんどが半分以下、網走は10%、帯広は5%しかないようだ。

最も少ない広尾町は3%で、10日で1時間しか日差しがなかったというから農作物の生育に影響が無ければ良いのだが。コメの緊急輸入をせざるを得なかった1993年(H5)の全道的な大冷湿害を想い出して空を見上げている。

朝のポタリングで眺める畑の雑草も少なく感じる。農作業支援の依頼が少ないことも天候不順と関係があるのかもしれない。

本格的な日差しが戻るのは金曜日で、週末は晴れて気温が上がり、日曜日は札幌で28℃、北見は30℃まで上がるとの予想。

コロナ禍もあって、自転車旅も4月から封印されたままだ。九州は大雨。そろそろ、しっかり晴れて欲しいものだ。

 

《ある晴れた日の朝 ポタリングから帰って》

 

 

 

 

 


『久米宏 ラジオなんですけど』

2020年06月28日 | 日記

 

さらっと「検察は何で自民党本部に踏み込まないの。」

くらいのことは言いそうな『久米宏 ラジオなんですけど』が6月27日(土)に終わった。

 

完全退職してから5年間、月1~2回のペースで続いていた非常勤の仕事が25日に終わったことが重なり忘れ難い出来事になった。世の中との繋がりのドアは閉じてはいけないと言い聞かせる日々を続けたい。

 

 

『久米宏 ラジオなんですけど』は確か『ニュースステーション』から突如降板させられて暫く経ってから始まったと記憶している。13年9ヵ月間だったという。

TVを見なくなってラジオを聴き始めてからこの数年、土曜日13:00TBSが痛快な時間の始まりだった。

 

黒柳徹子との掛け合いが人気の『今週のベストテン』から報道番組キャスターへの転身にはびっくりしたものだった。人を驚かせるのが好きな少年のような大人だ。

6月6日に突如発表。本人曰く、「1月上旬に“打ち切り”が決まっていたがコロナ騒動で言いそびれてしまった。ここ数年、あれっというケアレスミスが多くなった。下り坂で止めるのはよくないというのが持論。」

そして、「理由は山ほどある。」とも。

 

《林家彦いち師匠と堀井美香アナ》

 

「これでお別れということじゃなくて、この後、またチャンスがあればそのうち是非。」

甲高い声は衰えていない。

 

 


感染症とファクターX

2020年06月25日 | 日記

アフリカから南米まで人類が移動したルートを逆歩きした「グレートジャーニー」で有名な冒険家で医師の関野吉晴氏が雑紙「地平線通信」に寄せた一文で、感染症に搾乳という文化が深く関わっていたことを知った。

今ほど搾乳が衛生的に管理されていなかった時代、ミルクには当然病原細菌や病原ウィルスが混じった。そうして動物しか罹らなかった病気が動物のミルクによって抗体の無い人間に感染する人獣共通

感染症が発生した。天然痘も麻疹、結核も牛の感染症であったという。

乳搾りの女性に天然痘に症状が似ている「牛痘」に罹患しても天然痘に罹る人が少ないことにジェンナー(1749-1823)は気づき、牛由来の種痘を利用した抗体で天然痘の予防手段が確立された歴史がピタリと重なった。

やがて牛、馬、羊、ヤク、トナカイのミルクを搾るヨーロッパ大陸の人間が様々な思惑で新大陸に渡り、南米へと下り感染症も広がった。グレートジャーニーと重なる。その過程で搾乳の文化が無く、抗体を持たない先住民が全滅していったという悲劇は現代のアマゾンの少数民族にも起きつつあるという。

新型コロナウィルス(COVID-19)の由来が未だに分かっていない。米中の外交の駆け引きにさえ使われる始末だ。ヨーロッパに比べてアジアの感染者数が極端に少ないことをノーベル賞の山中教授が地域特有の“ファクターX”があるのかもしれないと指摘している。ジェンナーの閃きを感じる。いつの日か解明されるのだろうか。

それにつけてもこの国の「専門家会議」がフェードアウトしてしまった。利用した政治が一番の悪だけれど、廃止が決まって記者会見とは無責任ではないか。深刻で放置できないことは進行中でもサイエンスの立場で強く物言うべきであった。

「新しい生活様式」などという“ポエム表現”が副座長から出たあたりから、やはりおかしいなとは思っていた。それより何より、助かった命があったかもしれない。

 

 


フイッシング詐欺かなぁ。

2020年06月23日 | 日記

ディスプレイが突然まっ黒になる不具合が続いていたので、久し振りにパソコンをシャットダウンし、配線接続をチェックして電源を再投入すると見たことの無い“365日Windows”なる画面が。確か・・・。

「これは正しいセットアップの手順です。」とかの文字があり、先ずはアプリ購入の問いかけ。スルーして進むと続いてスマホ等デバイス登録の画面が。これもスルーして進むと何と「カード情報」の画面が出てきた。セキュリティ強化でカード管理をする旨の説明だったと思う。

これは怪しいぞ。元に戻ろうにも戻れず閉じることも出来ないのでCtrl +Alt+ Delの強制シャットダウンをして再度パソコンを立ち上げると通常の画面が現れてひと安心。

初めてフィッシングに遭遇した。多分。

 

 


小池氏の卒業証明書

2020年06月22日 | 日記

 

頭にピンが通された何やらおどろおどろしい古い写真を巡っていろいろな憶測が飛んでいる。写っているのが選挙中の小池東京都知事のカイロ大学卒業証明書のものというからネットで熱が入っている。

曰く、

肩幅に比べて顔が大き過ぎる。

セピア色のトーンが頭部と身体部分で違う。

肩にかかった髪の毛が付け足したようで不自然。

大学のスタンプが写真と下地でずれていて不鮮明。

 

これは証明書の裏という。写真にくっくりと横筋が入っている。

曰く、

合成写真ではないのか。なりすまし???

肩の髪の毛は合成をカムフラージュするためためのものでないのか。

等々。

 

小池東京都知事が本当にカイロ大学を首席で卒業した(本人談)のかということが幾度となく話題になっていて、最近、『女帝 小池百合子』なるノンフィクション作品が再び火を付けた。

その根拠として言われてきたのは、

アラビア語が殆ど喋れないのにエジプトを代表する大学の卒業は無理。事実、進級試験に落第しているので本人の言う卒業年次は合致しない。

カイロで同居していた日本人女子留学生が本人から学歴詐称していることを聞いている。

といったことらしい。

卒業証明書の実物を正々堂々示せば済むことなのにどこかの総理大臣とよく似ている。それにしても、写真を“ピン止め”しているのがこの類いの書類としては何とも奇異だ。

学歴はどうでも良いことで、それを詐称することが問題。もしもそうだとすれば公選法違反。2020の選挙公報には「カイロ大卒」となっている。

 

 

 

 


「With コロナ」 いやな言葉です

2020年06月20日 | 日記

新型コロナウイルス感染対策による制限が解除された。そろそろ感染者数と死亡者数ではなく、「検査」と「隔離」の対応可能数の発表に切り替えて欲しい。ウイルスとの「共存」はこの二つにワクチン、治療薬が加われば万全だと思う。必要なのは「安心感」だ。

そして、・・・

「With コロナ」この言葉は止めて欲しい。Withには「友として」のような、相手として良い印象を持っていて組んでみたい、傍に居たいと思っている場合に使われるような印象がある。人間との「共生」のような存在を認め合うような根源的な意味合いとはちよっと違う気がする。英語的にどうなのか分からないが。

「コロナの時代」「ポストコロナの時代」この言葉も止めて欲しい。時代には歴史的な評価が必要だと思っている。covid19だけが感染症ではないし、過去のパンデミックで「スペイン風邪の時代」、「天然痘の時代」とは使われてこなかった。何をもって時代の括りをするのか。現実の把握さえ出来ていない。

人と人を遠ざけるような「新しい生活様式」。この言葉には嫌悪感さえ覚える。何故って、ヒトの生活様式を他人によって決められるほど息苦しい社会は無い。動物は集まることによって様々な力を発揮し、自然を生き抜いてきた。人間も同じだし教育もそのような理念で行われてきたはずだと思う。

相対したコミニュケーションの重要性は言わずもがなのことだ。それらが逆方向へと向かい始めている気がする。そのためのアイディアを競うような風潮が嫌である。

結局はこれらの「言葉」も“新しい”市場開発のために瞬く間に消費されるのだろうけれど。自らの考えでこれまでの生活を大事に続けるだけだ。

 

《芦別市黄金 樹齢1,700年の水松 2020.6.10》

 

 

 


検察は河井夫婦から次のフェーズに行けるか。

2020年06月19日 | 日記

予想通りの日に絵に描いたような買収容疑で河井夫婦が捕まった。失礼ながら市町村議員選挙でも見られなくなった露骨で悪質な事案だ。

自民党本部から渡った1億5,000万円の選挙資金の流れを究明し、河井夫婦の単なる金権選挙から首相周辺の関与に迫れるか、次のフェーズに進んでこそ「検察はよくやった。」となる。

広島で自民二人の総取りを目指すというのは表向きの理由であって、背景には安倍首相が第一次内閣を放り出した時に『安倍晋三は終わった人』なる言を放った当時の自民党横手顕正議員に対する怨念があるというからその幼稚さにも驚く。

公選法をかいくぐるように夫婦双方の支部を使いこなして入出金した記録が夫婦のLINEに残されているという。満を持しての検察の威信を賭けた捜査に期待しているが、知人は「夫婦段階の話で終わりさ。」と素っ気ない。

考えてみれば「責任を痛感」と言っても責任を取ったことは無い。35万人の要請があっても森友事件の再調査はしない。「丁寧に説明」と言っても国会から逃げる。知人の見立てはやはりそうなのかもしれない。

トンネル団体への高額な委託費、10兆円の予備費の使途、専門家会議の議事録、コロナ対策の検証、検察庁法改正の経緯、モリカケ、桜を見る会、最近ではイージス・アショア・・・

弱小野党の予定調和で国会が閉会して残っているのは安倍首相の会見にあった「決して先送りしない目の前にある課題」ばかりである。

新型コロナウィルスが人体に侵入してきている傍で、△△ウィルスが社会を蝕んでゆく。解決策はウイルスの隔離である。 

 

 


待っていても海路の日和は無い

2020年06月15日 | 日記

新型コロナウィルス感染者数の発表は、やがて夕方の天気予報のように淡々とした事実とソースが同じ予測をお知らせし、「注意」を促すだけになるだろう。

日本人が忘れっぽいということもあるけれど、ウイルスはヒトが撲滅出来るシロモノでないということが分かるから。

小池知事に代表されるように、コロナ対応をキャッチーなコピーで政治利用することを早く終わらせるのがこの先大事なことだ。

「重症化させない」政策と経済を回す政策を車の両輪で打ち出す政権の登場が必要だ。簡単では無いが、〝コロナウイルスとの共存社会〟はそのようにしてしか生まれないだろう。

5月30日の北海道新聞にうっかりすると見過ごすくらいの15行のベタ記事が載った。見出しは「枝野氏が政権構想案」。国会では安倍政権の体たらく、疑惑を野党が追求していた時だった。

別に枝野立憲民主党を手放しで支持しているわけではないけれど、何でこんなに小さな扱いなのだろうと愕然とした。

これではお先は真っ暗だと思っていたら、6月13日付け「サタデーどうしん」で6段抜きの-ガバメント 舞台裏を読む-との記事がドーンと載った。

民主党政権は東日本大震災の対策を巡って党内亀裂を招き瓦解したというのが枝野氏が目撃し、危機対応の教訓としていることらしい。今の自民党は当時に重なるという。

枝野さん、

あの時、自民党は民主党非主流派の小沢一郎に接近していたという。強かさが必要だ。非自民の大連立で今より数段ましだ。やがて自民党も分裂・・・と待っていて海路の日和は無い。虎穴には入らずんば、の決心が待たれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オーケストラ演奏会の再開も間近か?

2020年06月14日 | 日記

全国各地のプロオーケストラの公演再開の動きが出てきた。

京都フィルハーモニー室内合奏団は13日、緊急事態宣言解除後、観客を迎えての全国初の公演を京都コンサートホールで行った。510席のうち100席を使用、マスク着用や手のアルコール消毒を求め、演奏者同士は1・5~2メートルの間を空けるなどの対策を講じた。

東京都交響楽団は11-12日に慶応大、聖マリアンヌ医科大学の専門家の参加も得て「試演」を行った。

ベルリンフィルなどの海外のデータも参考に、楽器毎の飛沫の飛散状況を科学的に検証し、弦楽器奏者のマスク着用は不要で、演奏配置も従来と大きく変わらなくても大丈夫との結論を得たとのこと。

得られたデータは今後、全国のプロ、アマの演奏団体に提供されるようで、直ぐに元のような状態で演奏出来ないにしても重苦しい空気を払拭してくれるニュースだ。

 

というわけでアップしてきた〝九響ライブ配信〟最新版は「チャイコフスキーバイオリン協奏曲」(第1回名曲 午後のオーケストラ」2015.4.5福岡アクロスシンフォニーホール)です。最終楽章が特に好きです。よろしければどうぞ。

バイオリンは三浦文彰。

 

 


検察の正義は残っているか

2020年06月12日 | 日記

河合夫婦の立件が近づいている。新聞(検察のリーク)によると買収に使われたのは2,000万円程度だから自民党本部からの1億5,000万円もの選挙資金はどこでどう使われたのか。検察の威信回復に繋がる摘発として欲しい。

新しい東京高検検事長に林眞琴氏が就任した。検察内部では早くから次期検事総長に目されていた人であり、収まるところに納まった感がする。

林氏に絶対に指揮を執って欲しいのは既に市民、法曹家から安倍首相が告発されている「桜・前夜夕食会」の解明だ。

政治資金規正法違反(不記載)や公選法違反(有権者への寄付行為)が濃厚だが、5,000円の会費で出来たその〝カラクリ〟はホテルへの強制捜査でしか解明出来ない。

興味深いことがある。2019年11月19日(火)の15:52に配信された『47NEWS』で刑事法学者の園田寿・甲南大教授が「即位の礼へ参列するため来日した外国の首脳らを招いた、首相夫妻主催の晩さん会が2019年10月23日、夕食会の会場と同じニューオータニの『鶴の間』で開かれている。費用は1億7200万円(予算)。不当な値引きの背景には、こうした国発注の行事もあるのではないか」という注目すべき指摘だ。

もし二つの行事に金銭の融通があったとしたら国を揺るがす大疑獄だ。

上記『47NEWS』で報じているように、ニューオータニを巡っては、1995年にホテルニューオータニ大阪で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)などのホテル代を外務省の課長補佐(懲戒免職)が外務省に水増し請求し、億単位の詐取金の一部をホテルの課長(懲戒解雇)が「預かり金」として、裏口座にプールし、管理していたという事件があった。

最近のコロナ対策予算を巡る疑惑を見ていると政府は何でもありの様相だ。検察には正義というものを見せて欲しい。