楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

2023は南アフリカが強かった

2023年10月29日 | 楕円 -Rugby-

 

2023ラグビーワールドカップ決勝は世界ランク1位の南アフリカが同2位のニュージーランドに12対11で競り勝って2大会連続、大会最多の4回目の優勝を果たした。

両者がW.C決勝で顔を合わすのは1995年以来のことという。

 

世界ランクトップクラスの戦いのトライはNZの1トライのみ。

南アの得点はペナルティキック4本によるもので、30分以上、1点差を守った。

 

勝負に〝たら、れば〟は無いが、NZのトライでゴールキックが成功していれば12対13でNZの勝ちという際どい試合だった。

 

双方の主将がカードを切られたが、頭、首に関わる危険なタックルを厳しく採る傾向にあるようだ。

NZは主将が退場となって14人での戦いを強いられたがハンデを感じさせない〝がっぷり四つ相撲〟のような隙の無い力勝負は流石だ。

 

南アフリカのボンギ・ムボナンビ(フッカー)が21日の準決勝で対戦したイングランドのFWトム・カリーに人種差別発言をしたのではないかという疑いは、国際統括団体ワールドラグビーによる調査の結果、証拠不十分で処分は無く、ムボナンビは先発出場したが、開始早々、膝を負傷して退場した。

専門職ではない選手が代わりを努めてスクラムを互角に組んでいたのも凄いことだった。

 

素晴らしい試合ばかりだった。

オーストラリア大会まで元気でいたいものだ。

 

 

 

 

           冬の散歩道


農作業もそろそろ終わり

2023年10月27日 | 農作業ヘルパーの記

奥から流れてきた馬鈴薯が中央でサイズ別に4つの方向に分かれる。2023.10.26

 

今年のJAの農作業支援もそろそろ終了時期を迎えた。

今、畑に残っているのは、ビート、大豆、小豆。

今年随分通った大根選別出荷作業は終わった。思えば酷暑の夏から4カ月、早い。

それなりに身体が動かせるのは幸せなことだと思う。

 

昨日はY農場で「原種」馬鈴薯(一般農家が使う種子馬鈴薯を栽培する農家に供給される。種のたね。ややこやしい。)の仮選別作業だった。

規格外などを除いてサイズごとに分別し、大きな袋に収納する。

 

機械選別されてベルトコンベアを流れてきたものの中には大き過ぎたり、小さかったり、基準と違うものも混じる。

それをベテランの女性がピックアップし、それを本来のサイズの袋に運ぶ作業などだった。あちこち歩く。

 

11月に本選別をして20Kgの紙袋に詰めてJAに出荷し、指定された種子馬鈴薯栽培農家に配布されて増産されたものが一般の農家で使われる。

なかなか手間がかかっているが、品種の特性が維持されるよう法律でシステム化されている。

不足しないよう、収量とともに、病気の発生に一番気を使うという。

 

求人アプリで男子学生アルバイトが二人来ていた。

午前中働いて、昼からの講義に出るため帰っていった。

少しでも稼いで親の負担を減らそうとしているのか、好きなことにお金を使おうとしているのか、聞かずじまいだった。

出欠が厳しくて単位を取るのも大変そうだ。

 

Rugbyの練習の無い月曜日はバイトに明け暮れ、貰った賃金は馴染みの居酒屋にたむろしている寮生と一緒に使い切っていた長閑な学生生活を送れたのは幸せだった。

 


暖冬に期待

2023年10月26日 | 日記

朝の自転車散歩コースの眺めが冬近しを思わせる。

長期予報は〝暖冬〟とのこと、是非そうであって欲しい。

 

頂上の溶岩ドームが特徴的な樽前山 (1,000m)  2023.10.22 6:30

 

活火山の樽前山が初冠雪し、

 

 

いつもの朝のポタリングコースの漁川の堤防の草に水霜が降りた。(10.22)

 

今のところ指先や足が冷たくなることはなく暖かいが、今月でいつも一緒のAさんとヤキトリで〝納会〟をすることにした。

 

2023.10.22  12:00

 

妻の用事があってエスコンフィールドへ行くと建物の天井が開いて太陽光を浴びた芝も気持ち良さそうだった。

遠目に見ると、伊藤大海投手らしき選手が1累側の芝生でキヤッチャーを立たせて投球練習をしていた。

 

線を引いたようなプロの球筋は見ていて飽きない。

来シーズンは勝ち星に繋がる試合展開になって欲しい。

 

 

2023.10.24

 

ポタリングコースの〝砂もぐり〟茸。

正式には「土茸」というらしい。河川の傍の草地に群生している。

あまり味がしないので古くからの地元の人は見向きもしないが、時々、採ってきて味噌汁にすると秋の深まりを感じる。

 

砂糖原料のビート(甜菜)の収穫が始まり、収穫機械が入りやすくなるようにあらかじめ畑の四隅を抜く作業に出掛けた。

猛暑の影響でいつもより収穫時期が早まっているが、砂糖工場に運ぶトラックの運転手が不足していてやりくりが大変のようだ。

病気等で収量は低く、糖分率も低いようで酷暑の影響は他の農作物にも様々な形で出ているようだ。

 

臨時国会が始まった。

国民には冷たい風が吹きまくっているが、岸田首相は分かっていない。

 

消費税を下げると〝買い控え〟が起きるのだという。

そのような大型の消費財は限られていて、限られた階層の人々への心配事に過ぎない。

 

そもそも大型消費を誘発するような「経済」ではない。

消費税減税をするべきだ。日々の暮らしで直ぐに減税を実感出来き、消費が上向きに向かい、賃金の上昇に繋がるはずだ。

 

消費が6~7割を占めるという日本のGDPは今や5割程度という。

保身のために財務省のいいなりの誤った政策を続ける岸田首相を交代させなければ、野党はやがて自分達に火の粉が降りかかることを肝に銘じて欲しいものだ。

 

冷たい冬風が止んだ頃に税金が還付されるような愚策は「市民党」が評価しない。

 


「ラグビーとレフェリー」 -つづき-

2023年10月24日 | 楕円 -Rugby-

南ア No2 ボンギ・ムボナンビ

 

21日のラグビーワールドカップ準決勝のイングランド対南アフリカ戦で、南アフリカのフッカー(No2 ボンギ・ムボナンビ)が審判に度々何かを尋ねていたのでジャッジに対する質問ではないかとこのBlogで「ラグビーとレフェリー」と題して書いたが、どうやら人種差別の暴言があったようだ。

 

フランス、英国、南アフリカなどの報道によると、南アフリカのフッカー、ムボナンビがイングランドのフランカー、トム・カリーに対して人種差別発言をしたらしい。

カリーは、すぐにベン・オキーフ主審に申し出たが特に対処はなかったので、試合後にオキーフ氏に大会側に報告するよう求めたという。

国際統括組織のワールドラグビー(WR)は23日、正式に調査に乗り出すことを明らかにしており、15-16の1点差で南アが勝つという好勝負だっただけに後味の悪い出来事になった。

 

W杯決勝は28日(日本時間29日)にニュージーランドとの間で行われる。

差別発言が認定された場合、ムボナンビは出場停止処分が下されることになりそうだ。

 

南アはもう一人のフッカーが大会直前に負傷し、代わりに招集したのはスタンド・オフだった。

フッカーはスクラム最前列中央で、スクラムハーフが入れたボールを足で掻き出す専門職である。

フッキングは誰でも出来る技術ではない。

 

南アフリカの現メンバーで専門的なフッカーはムボナンビだけになっていた。

欠場となれば、南アフリカの最多4度目の優勝は厳しくなりそうだ。

 


ラグビーとレフェリー  

2023年10月22日 | 日記

 

2023ラグビーワールドカップ準決勝。

南アフリカが残り2分30秒でイングランドをうっちゃり、16対15の1点差で決勝進出を決めた。

恐るべき底地力というべきか。

 

決勝は同じ南半球のニュージーランドだ。

キック&ラッシュの今日と違って双方のオープンライン展開が見られるかもしれない。

 

この試合、南アの主将(No2)がレフリーに判定についてよく尋ねていた。

判定に対する異議申し立ては試合後に文書でしかできないが、不服があるようにも見えた。

 

ラグビーでレフェリーは絶対の権限を持つ。

そうでもしないと収拾がつかなくなる。

判定について詳しく知りたい時は主将が聞くことになっている。

 

「何故、ホイッスルなのか。」を尋ねて、その後の試合運びの参考にする。

No2はFWなのでスクラムに関してのことだったのかもしれない。

FWプレーヤーは密集の中にいることが多いのでBacksのペナルティは見えにくい。

 

レフリーもFW出身なのかBacks出身なのかで反則、特にオフサイドの取り方が厳しい人とそうでない人がいたりする。

そのあたりをNo2は探り、大事なエリアで絶対にペナルティを取られられないようメンバーに注意喚起していたのかもしれない。

 

後半、イングランドのスクラムで反則が3つ続くことがあり、それが南アの敵陣でのラインアウトからのトライ(両チーム通じて唯一)に繋がった。

最高レベルのチームでFWに3つ連続は珍しいことだ。

 

レフリーも人の子。

「味方につけろ」とよく言われた。

16人を相手に戦いたくない。


国会が始まる

2023年10月21日 | 日記

この国の国会議員は休会中、何をしているのだろう。

地区選出は自民1、立憲1だが地元の活動らしきものを見聞きしたことが無い。

 

共産党は戸別にビラ配りをして国会から市議会の活動までお知らせに努め、れいわ新撰組は動画、SNSでこまめに集会や勉強会の案内に努めているが、国民、維新は全く目に触れたことが無い。

 

自分の場合はこのような政治環境にあって、新聞、ラジオ、ネットの情報で支持政党、地区選出国会議員を選んでいるが、TV等で国会議員である前に資質、能力に問題があると思われる人物の言動が世間を賑わすたびに、このような人はいかなる政治環境を背景にしているのだろうかと考えてしまうことが多すぎる。

 

久しぶりに国会が招集された。(20日)

本来、その日にあるはずの首相の所信表明演説が月曜日(23日)に延期されている。

 

週末の衆参補選(衆院長崎4区、参院徳島・高知合区)の前に政府側からリップサービスされても野党側から反論出来ないのは問題があると指摘されたからという。

分かり切ったことを考慮して招集日を決めなくてはならないのに、党派を超えて国会議員は弛んでいるのではないか。

国会議員は高い歳費を貰って一体何をやっているのか。

 

岸田首相は、国会招集日に所得税を含む減税の検討を指示したというから〝週末対策〟〝支持率対策〟の田舎芝居そのものだ。

官邸の実働部隊である霞ヶ関のいいなりで支持率が上がるわけがない。

 

対策を打つべきことが山ほどある。

解明しなければならないことが山ほどある。

忘れてはならないことが山ほどある。

野党は弛んでいる暇は無い。

 

 


「イタリア」から「スコットランド」 

2023年10月20日 | 日記

2023.10.18  20:10

 

隣町の北広島市の文化芸術ホールで札幌交響楽団の無料演奏会があった。

北海道電力が1973年から全道各地で開いていて第541回になる。

会場で募っている「ドレミの箱」募金の累計は3,600万円、学校などへの音楽クリニックに活用されている。

 

会場はやや厚着になった客で満席。

休憩後に演奏されたメンデルスゾーンの『イタリア』は明るい青空の広がる夏を感じさせる好きな曲だ。(指揮/円光寺雅彦)

ついこの間の夏の猛暑を思い浮かべて聴いていた。

 

同じメンデルスゾーンの『スコットランド』は岩に張り付く草地に吹く冷涼な風と鉛色の空と海が浮かんで対照的な曲だが、陰鬱な冬を吹き飛ばせとばかりにイギリスで生まれたラグビーの原風景を想像させてくれてこちらも大好きだ。

 

演奏会場への行き帰りにJR北広島駅の広いコンコースを歩く。

改修工事はかなり昔のことだが、その広々としたスペースがプロ野球日本ハムの誘致に一役買ったのかもしれないとふと思った。

沿線に札幌駅を除いてこれほど改札から通路までの機能的な空間は無い。

 

駅ホームに線路の除雪車両が顔を見せていた。

イタリアの夏模様から冬間近か、気持ちが急にスコットランドに移ったような夜だった。

 

 

 

 

 

 

 

 


パソコンの入れ替えに苦闘の日々

2023年10月16日 | 日記

パソコンのWindows10のサポートが来年5月に終了するとのこと。

これが最後とWindows11の中古パソコンと悪戦苦闘していたセットアップが何とか終わった。

 

前回の入れ替えは7年前。

Out Lookメールのデータ移動は前回同様、ギブアップして専門家に頼んだ。

その手際の良さに感嘆するばかり。

 

7年も経つとソフトは古くなってパソコンが受け付けず、文書作成の「一太郎」は最新版を買うことになり、はがき作成の「筆ぐるめ」も年賀状の時期までに買わなくてはならない。

この半月、写真、音楽、予定表・・・アプリの設定とデータ移行をやっていて、アタマも古くなったことを痛感する毎日だった。

入れ替えは出来ない。

 

 

JAの作業で出かけてきたO農場の大根も残り3日位になった。

 

 

小豆乾燥の〝にお立て〟

 

 

朝の自転車散歩コースも深まる秋

 

※写真は2023.10.14  6:30

 

 


北半球と南半球の戦い

2023年10月15日 | 楕円 -Rugby-

今朝のラグビーワールドカップ決勝トーナメント。

アイルランドはラスト6分、ニュージーランドの22メートルライン付近からの35次攻撃を重ねたが、ニュージーランドの鉄壁の守りでノーサイドとなった。

 

その差4点。

アイルランドの逆転劇はならなかった。

81分が経過していた。

 

部屋の外の明るさに気がついてカーテンを開けた。

決勝戦に匹敵するのではないかと言われるのも頷ける息詰まる好ゲームだった。

 

 

攻め込まれてきて、ゴールラインを背にしたディフェンスラインは通常より浅く敷いて早めのタックルで攻撃の芽を摘もうとするため、接触するタックルラインがゲインラインを越えることが殆どだ。

力に差があるとディフェンスラインは簡単に破られて大量得点を許してしまうが、互角になると相手陣の22メートルライン付近からはなかなかトライが取れない。

そのことを見事に示したようなゲームだった。

 

通しで35次の攻撃練習はしないと思う。

双方ともそれだけの体力を持ち合わせているのは驚異的である。

体格の向上もあるが、科学的なトレーニング理論の成果だろう。

 

決勝トーナメントの8チームに差は無い。

準決勝進出は南半球のアルゼンチンとニュージーランドの2チームが先ず決まった。

反対の塊には北半球のイングランドとフランスがいる。

南北ラグビーの対決も興味深い。

 

ラグビーの伝統である〝申し合い、果たし合い〟の経験が勝負を左右するかもしれない。

イギリスはかつてニュージーランドのオールブラックスの遠征の時に敗れ、その後協会を挙げて対策を練った歴史がある。

因縁が深い決勝戦になるのではと期待している。

 


熊と猛暑

2023年10月14日 | 日記

北海道ばかりでなく本州からも熊との遭遇、被害が伝えられている。

自転車旅をしていて、「北海道を走るのは怖い。」と言われることがある。

何故かと聞くと「熊。そこらにいるのですか?」と問われる。

 

私は「北海道で生まれ育ったけれど、70年以上も会ったことがありません。」「殆どの人は一生涯会わないと思いますよ。」と答えてきた。

ところが最近は住宅街の傍でも羆の目撃情報が多い。

 

夏に自転車旅をした下北の薬研温泉キャンプ場で、熊が近くの道路を渡っているのを目撃したという旅人の話しを聞いた。

熊に遭遇する確率は高まってきているかもしれない。

 

4年前にJAの畑作業で行った馬鈴薯畑の傍の林に珍しくコクワがなっているのを見つけた。

以来、今頃の季節に採ってきて焼酎に漬け、〝コクワ酒〟を楽しんできた。

薬用酒のような風味があって、いかにも疲れた時に元気が出そうな気がする。

 

今年もその場所に行ってみた。

見事になっていない!

どうしたことか。

 

今年の夏の猛暑のせいだろうか。

コクワは山ブドウなどと共に熊の冬眠のための大事な食べ物である。

 

熊との遭遇の多発。

原因はいろいろあるようだが、彼らの食料が絶対的に不足してきているのかもしれない。

 

吉村昭の小説『羆あらし』も冬眠をし損ねた大型の羆が開拓部落を襲うという実際にあった惨劇である。

再び起きないとも限らない。

 

かつて行われた春熊の計画的な駆除など、猛暑の夏を踏まえた熊対応の議論を始める必要があるのではないかとコクワ酒を飲みながら思った。

 

 

2023.10.9  朝の自転車散歩で。

ベニテングダケは猛毒だが、エゾシカは好物というから自然は不思議だ。