楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

正義、秩序を看る眼を遮る力

2023年05月29日 | 日記

 

イギリスのジョンソン首相が2022年の7月に辞任したのは、2020年11月に、新型コロナウイルスのロックダウン中に官邸で飲み会を行っていたことが知れて、世論調査で見識と責任を厳しく問われた結果だった。

国民の59%がジョンソン首相は辞任するべきと考えていた。

何でも直ぐに忘れてしまう国民とは随分と違う。

イギリス民主主義の厚みを感じる出来事だった。

 

こちら既に明らかになっているが、報道は何故かスルーだ。

岸田総理秘書官の息子が総理公邸で、親戚を集めて忘年会を開いていたという週刊誌記事のことだ。

「公」というものを知らな過ぎる。

 

「どうせ二世の馬鹿息子のやることだから」と放置してはいけない。

世論調査をやって欲しいものだと思っていたら、朝日新聞の結果が目に入った。

 

76パーセントが「問題だ」と答えている。

男女差があり、男性は69%だったのに対し、女性は81%に達した。

年代差も大きく、「大いに問題だ」は18~29歳は29%だったのに対し、70歳以上は57%と6割に迫ったという。

 

ところで、「岸田総理の任命責任」に関する設問はあったのだろうか。

確か、息子を総理秘書官に任命したのは、〝適材適所、人格、識見〟が理由と言っていたはずだが、「どこが」である。

 

総理秘書官は国家の方向性を左右する重要な職である。

罷免しない岸田首相もジョンソン首相同様、見識と責任を厳しく問われて然るべきだ。

 

昨日のTV「サンデーモーニング」では週刊誌掲載写真に続いて、何の脈絡も無い自民と公明の亀裂を抱き合わせで報じる仕立てで深入りしなかった。

朝日新聞ともども核心を突く姿勢が無く、「報道したよ」のアリバイづくりでしか無いような取り上げ方に、国民の正義、秩序を看る眼を遮る力が陰で増長しているように感じる。

 

庭のすずらんが満開 、清楚である。 2023.5.29

 


稲のプランター水田??

2023年05月27日 | 農作業ヘルパーの記

JAの農作業支援で行っていた  Tさんの農場の田植えが25日に完了した。

18ヘクタールの水田に植えて、10棟の種苗ハウスのビニール、配管を撤去し、雑草除去などを行った。

今年も去年並みの通算、6日間の手伝いだった。

腰が痛い。笑

 

 

帰りにTさんから「ゆめぴりか」の苗を貰って、家の〝プランター水田〟に観賞用に植えた。

順調に行くと、7月に一瞬だけ消し粒のような白い花が咲き、9月には黄色く色づいた稲穂が見られる。

 

コメは赤道付近が原産であり、生育は日照よりは日々の気温を累積した積算温度に影響される。

通常は穂が出てから45日経過し、積算温度が1,000℃~1,050℃に到達したタイミングが刈り取り時期とされている。

精密機械のような農作物である。

 

そして、1粒の種籾が500倍に増える何とも有り難い食べ物だ。

因みに小麦は15倍~25倍。

 

2023.5.26

 

出来秋?まで、稲の生育がアップできますように。

 

 


無力な政治ショー

2023年05月21日 | 日記

ゼレンスキー大統領の突然のG7出席表明には驚いた。

しかし、時間の経過とともに、これは早くに決まっていたのではないかと思うようになった。

 

それは飛行機の準備の手際の良さだ。

当初は米軍機であったがフランスになったことが直ぐに漏れてきたのは予め準備が進んでいたことを示す。

リモート参加は陽動作戦ではなかったのか。

 

では来日の目的は何だろう。

フランスのマクロン大統領は、ゼレンスキーと会うや「やったね!」と話しかけたという。

「何をやったのか」が直ぐに明らかになった。

 

バイデン大統領が、かねてウクライナから強い要望のあった米国製F16戦闘機をヨーロッパ諸国が供与することを容認し、パイロットの訓練を支援する意向を表明したからである。(19日 サリバン大統領補佐官)

このタイミングを見て、ゼレンスキー大統領は飛行機に乗り込んだと想像される。

 

到着した20日の夜に英国やフランス、インド、ドイツなどの首脳らと相次ぎ会談し、スナク英首相との会談後には、戦闘機供与の国際的な取り組みで主導的な役割を果たしてくれたことに謝意を伝えたとツイッターで明らかにしている。(20日 ロイター)

また、マクロン仏大統領は、「途上国の首脳らにウクライナの現状を伝える貴重な機会だと思う。『ゲームチェンジャー』になるだろう。最後の最後までフランスはウクライナとともにある。」と伝えている。(20日 ロイター)

 

議長国の日本、岸田首相はどこかに飛んでいる。

G7サミットは米欧のロシアへの反攻を強化するための舞台として使われたとしか思えない。

 

まだ会議日程が残っている20日の段階で異例にも首脳宣言が発表された。

最終日の21日には、ゼレンスキー大統領が参加する討議が予定されていて、「宣言への関心が低くなる」のを避けるため前倒しで発表したとみられている。

 

だが、ひよっとして、バイデン大統領はG7の席上でゼレンスキーからF16の供与を要請されて決断するのを避けたくて、19日に先手を打って表明し、G7を事実上終わらせたのかもしれない。

 

岸田首相は広島で開催した〝歴史的G7〟と舞い上がっているが、「核兵器無き世界」は究極の目標となり、「核兵器は防衛のため、戦争や威圧を防止するために役割を果たす。」という一歩も二歩も後退した『広島ビジョン』のどこが歴史的なのか。

 

今、戦争を止めることの出来ない会議は無力な政治ショーである。

これでも公平性を失っている報道機関によって、岸田政権の支持率は上がるのであろう。


今年も田植えが始まった

2023年05月20日 | 農作業ヘルパーの記

2023.5.18-19

 

T農園さんで今年も田植えが始まった。

恵庭では早い方だ。

 

4年連続でJAの作業支援で行くことにした。

18haに苗を植え終わるのは今月の末頃になる。

 

作業は、田起こし、水入れ、代掻き、ゴミ上げと続き、18日が田植え初日となった。

JAの作業支援は、ゴミ上げからになる。

 

水の張られた水田の土を代掻きして混ぜると藁屑が浮いてくる。

それが風下の角に溜まるので、柄の長い熊手ですくい取って畦に上げる。

 

今年初めて1日だけ経験した。

両腕、脇腹の筋肉を使い、手の親指にマメが出来きた。

 

 

田植えはGPSを利用した機械が行うので、作業は温室でひと月成長した苗を小型トラックに積み、圃場へ運搬し、田植機に積み込み、再び温室に戻るという工程を5~6人で分担して繰り返し行う。

圃場で空になった苗箱は水路で洗い、トラックに積んで母屋に運ぶという作業が合間に行われる。

 

初年目は全体の時間の流れが掴めずうろうろしたが、最近はどこのポジションでも少し余裕を持てるようになった。

 

いつも思うのだが、手植えの時代は大変な重労働だったわけで、農家の人には頭の下がる思いだ。

 

田植機はポットの底をピンで打って、ローラーに落とし、アームが田に植え込む。

本当に良く考えられた機械だ。

 

お土産に自家用のアスパラガスを貰い、長いまま油で炒めて塩・コショーでビールのつまみに。

うま味が閉じ込められ、ポキポキして美味!

 


〝Chat GPT〟がやって来た

2023年05月17日 | 日記

人工知能は人間の知能を超えられるか、話題に事欠かない。

ヒトが創ったものはヒトを超えられないと堅く信じているが・・・。

暴走することはあるかもしれないが、制御は可能である。

AIを制御出来ない時、ヒトはヒトで無くなるということ。

 

〝Chat GPT〟なるものが登場している。

アメリカの非営利団体であるOpenAIが持つ「GPT-4」という技術を使って、文章による問いかけに文章で回答することが可能となった。

詩や物語、エッセイ、歌詞などを生成したり、学生のレポート、論文も朝飯前のようだ。

利用は無料であるが、何らかの手続が必要という理解でいた。

 

そこまでして使うこともないだろうと決め込んでいたら、いつからなのか定かでないが、PCの検索窓の下に小さく「新しいBingチャット」というバナーが付いている。

クリックすると、「何でも聞いてください・・・」とある。

突然、〝Chat GPT〟がやって来た

 

使っている検索機能は、PCをWindows10にした時に標準で付いていた「Bing」を使っている。

どうやら「新しいBingチャット」には、検索エンジンの市場シェアを巡る熾烈な競争があるらしい。

 

現在、世界のシェアはグーグルが約9割と圧倒的な地位を占めており、マイクロソフトは約8%と大きく水をあけられている。

1%のシェアは20億ドル(2,600億円)の収入になるという。

 

このため、OpenAIに多額の出資をしているMicrosoft社は、パートナー関係にあるOpenAIが持つ技術をBingに搭載し、打倒グーグルの狼煙を上げたというわけだ。

今年の2月の事というから、先日、PCのアップグレードのメッセージがあった時だったのかもしれない。

 

調べてみると、「ChatGPT」と「BingのAIチャット」に当然違いがある。

前者は回答文の文字数や回答数に制約は無いが後者は1回あたり2,000文字まで。

学習しているデータは、前者は現状2021年までだが、後者は最新情報を含むという。

 

早速、試しに「BingのAIチャット」を使ってみた。

夢の〝スコットランド自転車旅〟のお勧めルートを聞いたら、

〇スタート/ゴール:インヴァネス城(スコットランド北部、ネス湖近郊)

〇距離:500マイル(800キロメートル)

〇獲得標高:累計約30,000フィート(9,000メートル)

と出た。

ウ~ム。

〝夢〟だからいいか。

 

AI化が身近なところでどんどん進む。

 

 

 


-150議席取らなければ辞任する-

2023年05月14日 | 日記

立憲民主党の泉健太代表が12日の会見で、次期衆院選で150議席取らなければ辞任すると言い切ったという。

退路を断ったというところは評価出来るが、現在、立憲所属の衆院議員は97人。一気に1.5倍以上に増やすというのは現実味が無い。

何としても代表として選挙をしたいのか。

 

これには余談がある。

泉氏が自身の進退を初めて表明したのは10日の両院議員懇談会だったが、表明のタイミングが会合の終盤だったことなどもあり、決意は党内に十分に浸透していなかったらしい。

その日のニュースにこのことは報じられていないことからも分かる。

 

そこで、蓮舫議員が「その場に伝わったとは思えないですが、こういう弁明はどうなのか。」とツイートしたところ、

泉代表が13日に、やはりツィートで「なぜ同じ党の仲間であり、幹部経験者でもあるのに、こんな投稿をツイッターでされるのですか?やめませんか。」と反論したという。

 

党崩壊である。

きちんとした会合で討論して欲しい。

会合の最後に〝何か言ったな〟程度に発言し、ツィートでやり合うような話しではない。

 

総選挙の前に執行部を一新すべきだ。

「戦いの前にそんなドタバタは避けるべき。」との意見が必ず出るが、今、十分にドタバタしている。

このままでは見放されるだけではないか。

 

 


5月13日、土曜日 はれ

2023年05月13日 | 日記

朝起きて先ず名古屋フィルの公式ツィートを見た。

 

《名古屋フィルの公式ツイッターより》

 

井上道義さんは若い頃にバレーダンサーを目指していた時期もあったとかで、身のこなしはとても77才とは思えないも軽やかさがある人だ。

あの有名な『ボレロ』もこの配置で演奏したそうなので、真ん中で気持ち良さそう踊っている姿を想像する。

 

芸術家のクラッシックの聴かせ方、見せ方に天才的な閃きを感じる。

生演奏を聴いてみたかった。

当日券は完売で、枚数がこれまでの記録の2倍以上になったとか。

 

今朝のポタリングは久し振りに太陽が出ていて気持ちが良かった。

河川敷で足下から綺麗な雉の雌が飛び立った。

この時期、営巣しているようだ。

スマホ写真では追いつかない。

 

家に戻って朝食を食べて10:00を待った。

今日は7月~9月のエスコンフィールドの観戦チケット発売日だ。

ファンクラブメンバーの先行発売だが、歴史は古くとも観戦回数が少ないのでクラスは最低の☆ひとつ。

先行発売の最終日かもしれないが、8月に九州から来るお客さんとのソフトバンク戦のチケットと駐車券をゲット出来てと安心だ。

 

 

《ポタリング、道の駅 2023.5.13 7:00》

 


円形配置のオーケストラ

2023年05月12日 | 日記

 

《ステージ上にこの配置を完成させるのに試行錯誤、4時間を要したという》

 

《リハーサル》

 

オーケストラの配置は通常は指揮者を要に扇形だが、指揮者が真ん中の円形配置というものがあることを知った。

今晩、名古屋に登場する。

 

指揮は来年末に引退する奇才・井上道義。

曲目は、 ルーマニアに生まれ、ギリシャで育ち、フランスで活躍した、数学者・建築家にして、第二次世界大戦で反ナチスの闘士でもあった、ヤニス・クセナキス(1922-2001)が1968年に完成させた、大編成オーケストラのための作品『ノモス・ガンマ』。

この辺りで然もありなんと察する。

『ボレロ』も円形配置で演奏される。

 

名古屋フィルの解説では、

聴衆の中にオーケストラ奏者が混じって演奏する作品だが、それではコンサートでは取り上げられないため、今回、ステージ上に97名を円形配置して演奏するという。

「ノモス」とは、ギリシャ語で「規範」「規則」「法則」といった意味で、 「ガンマ」とは、ギリシャ語のアルファベットの3番目の文字。

 

何のことやらさっぱり分からない。

クセナキスは数学で生み出されるグラフ図形を元に、縦軸を音の高さ、横軸を時間とみ見なし、音響の変化を綴る形で作曲したという。

 

どんな曲なのか聴いてみたら、凄まじい音の洪水だ。

実際に聴いたらどんなだろう。

何か、混沌とした時代とその不安感が漂う気もする。

 

 

※配置図と写真は名古屋フィルハーモニー交響楽団のSNSから借用させていただきました。
 

立憲民主党は覚悟が問われている

2023年05月11日 | 日記

立憲民主党の逢坂議員が道連会長を辞任する意向を表明した。

周りは慰留に動いているようだが、知事選の惨敗の責任は取るべき。

覚悟が伝わらない。

 

しかし、道連会長より、党中央の泉代表が責任を取るべきではないか。

維新との連携、連合の顔色伺い、という路線は何の成果も上げていないことに支持者が愛想を尽かしていることにまだ気付かないのだろうか。

防衛費の財源調達法案を巡って、衆院財務金融委員長解任決議案を提出してお茶を濁している場合でない。

 

10日の国会両院議員懇談会では執行部の責任を直接問う声は無かったという。

「悔しさが見えない。」「何をやりたいのか分からない。」

「一番変えなければいけないのは泉代表の認識ではないか。何を発信したいかしっかり考えてほしい。(蓮舫議員)」・・・。

とまで言われて、泉代表は「家に帰ってよく考える。」と答えたというから感覚の悪さは重症だ。

このままでは来たるべき総選挙で凋落は避けられない。

 

立憲民主党がこれ以上衰退すればこの国の政治は大政翼賛会へまっしぐらだ。

人がいないのではなく、地位が人を創るのだから、「立憲民主党はこのような政権を創る!」という旗印を鮮明にして、岸田政権と対峙して欲しい。

代表を蓮舫氏か森氏に変え、腹を据えて共産、れいわ、社民と連携すべき時と思う。

覚悟が問われている。


斯くして、コロナ2類から5類へ

2023年05月09日 | 日記

コロナが感染症法の分類で2類から5類になった。(5月8日)

しかし、自分の中では何も変わらない。

 

電車やスーパーなどの人の集まるところではこれからもマスクをするし、居酒屋に行く頻度はそもそも無くなってきているし、ワクチン接種の案内が来れば受けるだろう。

mRNAワクチンが遺伝に関わるDNAそのものを変化させるのではないか、という説も流れているが、既に5回も打っている。

 

変わるのは、検査料も医療費も個人負担が発生し、多くのクリニックで診療が可能になるという医療措置だけだ。

何故、2類から5類に変わるのか、その科学的説明が全く無い。

 

あるのは、「ウイルスは何も変わっていませんよ。これからは自己責任ですよ。街のクリニックさんガンバッテ!」という政府の無責任な物言いだけ。

政府の分科会の尾身会長は、「国民の8割が感染したらコロナも落ち着くのではないか。」といった趣旨の呆れたコメントを出す始末だ。

 

数十兆円にのぼるコロナ関連予算の執行はかなり杜撰であり、不正な請求が多々あったことが明らかになっている。

しかし、その検証も無く、医療対策の検証も行われそうに無い。

2類から5類への変更理由が無いのではなく、説明出来ないのだ。

 

メディアも「日常が戻った。これからはWithコロナだ。」と何の根拠も無い報道を垂れ流している。

確かに飲食、観光などは大きな影響を受けたと思うが、感染症対策のセオリーである「検査」「隔離」「医療」の体制を計画的に整備すればもっと早期に〝日常〟に戻し、経済を回せたはずだった。

 

専門家には、この先、9波が来るのは間違い無いという見方が多い。

国民に自己責任を押しつけて、自分の責任からは逃れようとする政府の姿が浮き彫りになっているだけの類別変更だ。

 

自分が変わらないことであと一つあった。

「情報コントロール」を疑うことだ。

 

今朝の恵庭岳 寒かった。