楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

焦げないキャンプ用炊飯器を見つけた

2020年08月31日 | 円 -bicycle-

 

「願いましては・・・也。次は管官房長官です。」みたいなニュースワイドショーを見ていたら“蒸気圧力炊飯器”のコマーシャルが流れた。

昨日、届いた蒸気を利用したキャンプ用飯ごうの炊き上がりに感動していたので一般の炊飯器にも同じ原理の道具があることにびっくりした。その昔、道立のある施設の食堂の厨房に蒸気を利用した炊飯大釜があって、故障続きだったことを知っているので案外古い方法なのかもしれない。

軽くて小型で〝絶対に焦げない〟飯ごうを捜していた。先日の小型軽量ペダルレンチと同じくAmazonで見つけた。

材質は軽いチタン。チタンは熱伝導率が高いのでご飯を炊くと焦げが出来やすい。その解決策が蒸気を利用するという発想の道具だ。二重の円形ポットの内側のポットに小さな穴が開いていて、米を入れて水を注ぐと水はその穴から外ポットとの間に移動する。

暫く置いてから水加減をすると内ポットの米の上部を覆った水のレベルが外ポットとの間の水のレベルと同じになる。沸騰するまで中火、その後はやや火を弱めて20分ほどで炊き上がる。ロックする蓋は圧力を逃がす小さな穴が開いているが厄介な煮こぼれは全く無い。

加熱された水蒸気ガスが蓋の小さな穴から煙りのように細く立ち上るので嗅いで焦げを感じたら火を止める。万一加熱し過ぎてもご飯のある内ポットには焦げが出来ない仕組みに感心する。空炊きの程度にもよると思うが。

最大2合まで炊けるのでソロツーリングには十分だ。他にも蒸し野菜、シチュー、スープ作りにも使える優れものだ。値段は9,000~9,500円。(Keith製)

昨年の夏に霧多布キャンプ場で出会ったオランダの60才のおばさんチャリダーが手早くシチュー作りに使っていたタイプと良く似ている。

実践使用して楽しみたいので暖かい日が続いて欲しいものだ。

 

《内径10Cm    外側高さ11Cm  内ポットにピタリ納まるプラスチック容器が100円シヨップにあった!》

 


さようなら安部さん

2020年08月30日 | 日記

「やっと」と言うべきか、依怙贔屓と数の暴力に終始した安部政治が終わる。しかし、次期首相が確実な後継の自民党総裁に取り沙汰されている顔ぶれを見ると何も変わりそうも無い。

もの凄く重要なことなのに党員でも何でも無い人間にとっては次期首相の選出は遠いところの話でしかないが、その党員でさえも弾かれそうな雲行きだ。党員は声を上げるべきではないか。その権利行使を歌い文句に勧誘されたのだから。

こうなると安倍首相の退任表明は“石破外し”のためのタイミングを見極めていたとしか思えない。いろいろ理由を挙げていても。どこまでも姑息な人物である。

潰瘍性大腸炎のこと、安倍首相のその病歴のことが詳しく報道されている。8年前、激務の首相に返り咲こうと考えた時、当然、再発の危険性が頭を過ぎっただろう。

厳しい言い方になるが、それでも挑戦を決めたのであれば“倒れるまでやる”覚悟は持って欲しかったと思うのである。政治家、ましてや一国の首相とはそのような判断と責任が求められる地位だと思うからである。二度も途中で国民から負託された仕事を放り投げるという前代未聞のことを繰り返した責任の無さを感じる。

フランスメデイアの見方は的確だ。曰く「ゴールで倒れたマラソン走者」、「危機に弱い指導者」、「日本が長年抱える深刻な経済問題の克服に取り組めなかった」、「人口減少に歯止めをかけられなかった」、「完全雇用の状態でも貧しい労働者が多数いる」。

ここで挙げられていないのは「疑惑に塗れた首相」、「成果の無かった俯瞰する外交」あたりだろうか。8年もやって「志半ば」は呆れるばかりだ。これを機会にマスコミも霞が関も立ち直って貰いたい。

 

 

 

 


自転車・軽量携帯ペダルレンチ見つけた

2020年08月29日 | 円 -bicycle-

自転車旅で列車、バスなどを使って「輪行」する時にペダルを外す。ゴツゴツとした出っ張りを取って人やモノを傷つけたりするのを防ぐためだ。

 

そのために鉄製で重たいペダルレンチを携帯しなければならない。軽いプラスチック製で強度のあるものはないものかと捜していて満足出来るものをamazonで見つけて購入した。

 

材質は鉄と何かの合金のようで堅く、70グラム。今使っているものより100グラム軽くなった。自転車の装備は100グラム単位で軽くしたいものだ。

 

かつてやっていたロードレースでは指1本で持ち上げられる7Kgを切る自転車が珍しくなくなった。「体重を1Kg下げたらわ?」とは良く言われることだがそれはそれ。機材や荷物を軽くしたいという欲望は限りなく、工夫するのも楽しみのひとつである。

 

 

たった100グラムでも輪行袋が軽く感じて嬉しい。厚みが3.5mmと通常のものより僅かに薄いが使い勝手に問題は無い。型式は「バイクハンド携帯ペダルレンチ(15mm)YC-626」(台湾製)715円。

 

滅多に使わないがスポークのテンションを調整するニップル回しが付いているのも便利だ。何故か“栓抜き”が付いてるのは愛嬌だ。笑

 

工具ボトルにも納まった。参考までに。

(タイヤレバー、六角レンチ、ニッパー、プラスドライバ、ナット類、パンク修理キッド)


“一寸先は闇” 

2020年08月28日 | 日記

東京の民放ラジオを聴いていたら、午後2時15分頃に安倍首相辞任の速報が入った。直ぐにTVを入れてみるとNHKの岩田解説委員が何かを喋っていた。何と手回しの良いことか。TVのスイッチを切った。

前回の辞任の時はTBSがスクープしたそうだ。あっ、そうか、あの破廉恥な記者か。件のスシロー氏も数日前にTVで「28日会見」を話していた。

大言壮語より、先ずはこのような偏重した政治を改めることから始めて欲しい。

アベノミクスも北方領土も北朝鮮拉致も憲法改正もオリンピックも全てダメ。挙げ句の果てに岸田禅譲もダメとなればどのような歴史的評価が定まるかは明らかである。

やはり政治の世界の一寸先は闇。歴史的評価に何かプラスの要素を加えたいのであれば後任者にあれこれ引き継ぎのようなことはせず、潔い退任しかない。これからの会見で未練たらしい姿を晒すような予感がするが。そこが器なのかもしれない。

 


2020農作業支援 -カボチャ畑で-

2020年08月27日 | 農作業ヘルパーの記

農作業に出掛けて、同じ作業でもその方法は農家によって微妙に異なっていることを知った。雑草取りでも抜いて袋に入れて畑の外に出すのが主流だが、茎を折って畝の間に置いたまま枯れるのを待つ人もいる。

馬鈴薯の採り残しは翌年に“野良生え”するので注意が必要だ。早出し馬鈴薯はキズをが付きやすいので手で拾う。ケースに分別して収穫を進める農家と規格の薯だけを収穫してから最後に拾って袋で運び出す農家もある。中には腰に負担がかからないよう炭ばさみを使う農家も。

それぞれ家伝来の方法なのだろう。隣はどのような栽培・収穫方法を採っているか、農家は意外に情報交換が少ないのかもしれない。かつては道の農業改良普及員が日常的に現場指導に入っていたので様々なことが共有され、伝播されたりもしたが、今はPCR検査で大変な保健所ではないが、組織の体制、人員が縮小されていて現場に顔を出すことは殆ど無いようだ。

カボチャの収穫方法もいろいろだ。大面積を作付けをしている農家は機械化されている。小さなもの、未熟なものを除いてほぼ全量をもぐかハサミで切るかしたカボチャはベルトコンベア装備の作業機で選別まで行われてしまう。流れ作業だ。

一般的には収穫したものは畑の所々に纏めて置いておき、トラクターの金属籠か小型トラックに拾い上げて農協の施設に運ぶ。経費を払って選別やエビスカボチャであれば磨きを行って貰っている。昨日出掛けた農家のように自ら磨き作業を行っている農家は少なくなったとのことだった。

農作業支援で両方を経験したが、“へた”の切り方はどこも極く短いものだった。昔の長いイメージだったので聞いてみた。今はスーパー等で分割して販売する方法が主流なので“ヘタ”が長いとその作業がしずらいためとのこと。直売所では丸いまま売られているが、昔のカボチャのように“へた”は長くない。

“へた”の枯れ具合は乾燥の目安になったものだが今は品種改良されていてどれも甘くホクホクしている。

因みにカボチャの表面の黄色い部分の色が果肉の色という。濃い黄色が熟していて美味しいとのことだった。これから選ぶときの参考になることを教えて貰った。

 

《N農場のカボチャ畑1.2ヘクタール 2020.8.26  17:00》

 

カボチャは総取りする農家と生育に応じて2回に分ける農家がある。N農場は2回目の収穫だった。暑い日で休息も十分取ったが作業が予定より進み今日は休みになったが、近くの小学校の子供達が見学で訪れるという。もう7年も続いている学習とのことだった。

カボチャひとつにもいろいろなことがあることを学ぶだろう。

 


2020農作業支援 -エビスカボチャの磨き-

2020年08月26日 | 農作業ヘルパーの記

恵庭市の代表的な地場産品のひとつがエビスカボチャだ。鮮やかな果肉の色、強い甘みとホクホクした食感が特徴で、関西地方で特に人気がある。近くの道の駅でもお菓子などの加工品が売られている。

恵庭市は道外市場へ積極的に販売し、全国的に人気のブランドになった。1964(昭和39)年に京都で開発、発売された新品種「えびす」の栽培に組んだのが始まりと言われている。東京オリンピックの頃だから随分と歴史がある。

昨日は「エビスカボチャ」の箱詰め作業に行った。1週間ほど前に収獲されて1個ずつ重量が量られ、大きさ別に納屋の中に山積みされていた。束子のようなものが回るドラムを通して磨きをかけた後に箱詰めされる。

詰め合わせは3個、4個、5個、7個だった。どれも10Kgというから農産物毎の段ボール箱は良く出来ていると感心する。

持ち場は“磨き”だった。床から拾って、痛んでいるもの、見栄えの良くないものを除いてブラッシング・ドラムに投入する。箱詰めは4人。倉庫にネズミが侵入し、悪戯して囓った跡がほんの少しあっても除外だ。

段ボール箱が不足して一番大きなものが残ったが17:00に終了した。積み上がった箱を見て計算してみた。

パレット一台に60ケース×13台×10Kg=7.8トン!!

しゃがんで拾い、ドラムに入れ、またしゃがんで・・・・。古雅な一日だが休憩の時のおやつのミニトマトが甘くて旨かった。

人間の力は捨てたモノじゃ無い。笑

「佐藤さん、助かりました。」とオヤジさん、奥さん、息子さんに言われて疲れが飛んだ。帰りにエビスカボチャを5つも頂いた。

 

《2020.8.25   S農場にて。左奥にあるのがブラッシング・ドラム》


自転車夏旅 -吹上の句碑-

2020年08月23日 | 日記

 

何度か自転車旅で行っている十勝岳吹上温泉の『白銀荘』の敷地内に句碑を見つけた。野営地の中だがこれまでは温泉に浸かって上富良野町日の出公園キャンプ場に日帰りしたり、白銀荘に宿泊していたので気づかなかった。

      ~ 鬼欅の中の温泉に来ぬ橇の旅 ~

自転車旅人としては「橇の旅」に惹かれた。作者名は達筆で読めなかったので家に戻って検索してみた。

 

十勝岳観光協会の資料により、“立体俳句”を提唱した1886年(明治19年)生まれの俳人長谷川零餘子(はせがわれいよし)であることが分かった。「立体俳句を提唱し、日本の俳句界に多大な影響と足跡を残した。」とある。俳句は単なる自然観照の文学、写生をいうのでないという立場らしい。

大正時代に東京から5回来道している。北海道が好きだったのだろう。この句は1923年(大正12年)に、たっての希望であった「橇の旅」で吹上温泉に登った時のものだ。当時の本館から温泉に行く渡り廊下から外の情景を詠んだ。

道案内は旭川のお寺の住職で俳人の門上浄照師であり、上富良野町駅から吹雪の中、12Kmの道のりを12時間かけて夜中の11時過ぎに到着している。馬は10メートル進むと休みの繰り返しで発汗も激しく口から泡を出して可愛そうだったという。

吹上露天風呂に入っていると「エッ、自転車で!」と驚かれる。長いこと乗っているので人が考えるほどではないがキツイ。最後の3Kmくらいは何度も休息する。何のために?と自問もしたりするが登り切って野趣たっぷりの露天風呂に浸かる爽快感、達成感が勝ってしまう。

しかし、上富良野からであれ、今回の美瑛からであれ、あの急坂の冬道は想像がつかない。露天風呂で一緒になる地元の人の話では樹木が倒れんばかりの雪が積もるという。当時は馬橇が交通手段だったとしても、昔の山道の深い雪を行く馬の難儀はいかばかりのものであったか。

句碑の前で馬から立ち上る湯気、馭者の振るまい、遭難の危険・・・、想像が次々に湧いた。

 

 

 

 

 


自転車夏旅 -最終日 帰路へ-

2020年08月21日 | 日記

ずっと太陽光発電パネルでリチウムバッテリーに充電し、スマホ電源を確保してきた。

日の出公園キャンプ場の管理棟に1回100円の充電ボックスが整備されていた。夜中を活用出来て便利だ

貴重品ボックスの中にコンセントがあるだけのシンプルなものなので広がって欲しい。

山の野営地と違ってコンビニも近くにあり、久し振りに料理をした。レクレーションだ。

「五目かに玉」。コマーシャルで簡単そうなのでやってみた。簡単でうまかった。

 

コンビニの往き帰りで十勝岳連邦の姿が大きく変わる小雨混じりの一日だった。電源の心配をせずに音楽を聴き、録音していた三千院の堀沢門主さんのお話を聴いたりとのんびりした時間だった。

 

今日は5日間の最終日。富良野まで18Km走り、バス輪行で札幌に向かう。


自転車夏旅 -上富良野町日の出公園に来た-

2020年08月20日 | 日記

十勝岳吹き上げ露天風呂近くの白銀荘前キャンプ場に18-19日の二日間居る予定だった。

予報だと撤収の20日午前は☔。急遽、昨夕に予定を早めて上富良野町日の出公園キャンプ場に移動した。

テントを畳み、15:00頃に吹き上げ露天風呂に入って19Kmを一気に下った。たった30分、爽快!!

登りだと今の脚力で3時間を要する。登りがあれば下りの楽しみがある。この魅力があるうちは続けるのだろう。

日の出公園キャンプ場はライダーのメッカだがやはり少ない。

自転車が重くなるので山に持っ行く食料は最低限だったが、ここはスーパーも近く、少しはましな食べ物にありつける。

ワインとサバ缶アヒージョはまずまずだった。

2020.8.19 19:00 上富良野町日の出公園キャンプ場

 


自転車夏旅 -十勝岳吹き上げ露天風呂-

2020年08月19日 | 日記

2020.8.18 12:00

今回の旅の目的地の十勝岳白銀荘前のキャンプ場に到着して朝を迎えた。先ずは「吹き上げ露天風呂」の朝風呂だ。

2020.8.19 6:00

 

重い荷物を付けて自転車で上って来ると全身に浸み入る火山直送の熱湯が格別だ。これはこれで達成感が何とも言えない。

いつもは上富良野町から上るが、今回は美瑛町側から来てみた。傾斜はいくぶん緩いようだ。

いつも思うが、丈夫に生んでくれた両親と我が儘を許してくれる妻に感謝だ。

白金温泉野営地からたった8Kmのここまでに松茸採りのオバチャン、ネパールの温泉好きの青年二人、名古屋のバイクライダー、札幌の“小原庄助さん”らに出会った。

自転車旅は人との出会いの旅であることもいつも感じることである。世の中、違った方向に進みそうで少なからず抵抗したい。

 

2020.8.18 12:00