楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

まともな政治を取り戻さなければ

2024年06月29日 | 日記

納豆用小粒大豆の畑 2024.6.28


今週は水曜日から金曜日までの3日間、早出し大根の出荷作業と発芽して伸び始めた大豆の草取り作業だった。前作の馬鈴薯や小さなタデが出ているのを摘み取る。気温は25℃近くになったが風が気持ちよい。

7月に入ると早出しの馬鈴薯の収穫が始まる。これから夏にかけて北海道の野菜が本州の市場に出回ると店頭価格も下がり始める。

生産者は大根用の段ボールの長さを1cm短くし、締め付けバンドを2本から1本にしてコストを削減し、資材費、労賃の上昇分を吸収しようと必死だ。


作業で二人の介護離職した人に出会った。どちらも50才台で若い。
札幌で重機の運転をしていたTさんは母親を介護している。会社は配慮してくれていたようだが、やはり居ずらくなって辞めたという。

経費のこともあって回数を制限しながら介護施設を利用し、妹さんの支援も受けながら合間にJAの農作業で畑に来ているとのこと。

Sさんは名古屋の自動車関連メーカーに勤めていたが母親の介護のために退職して北海道に戻った。仕事を捜しながら新聞配達とJAの農作業で頑張ってきたが、昨年、亡くなったという。


介護離職のことはニュースなどでよく報道されるが、身近に普通に生じていることを実感する。

安全で安心な暮らしを創るのが政治。
介護福祉ひとつとっても、どこに問題があるのか、それをどう解決するのかを真剣に考え、具体的な政策を提示する政治家を選ばなければ暮らしは悪くなる一方だ。


畑仕事の帰りに。



収穫を待つ早出し馬鈴薯の「北海50号」  2024.6.28



土にすき込む緑肥作物の「きがらし」も満開


栄光、挫折、転落

2024年06月25日 | 日記
〝堀井学〟と聞くと元・北海道議会議員よりも、北海道選出の自民党衆議院議員よりも、1998年の長野オリンピックの時に流行った「フラップスケート」の対応に悩んだスピードスケート選手のイメージが即座に浮かぶ。

当時NHKTVの特番が堀井学というアスリートを追っていて、私には生真面目で不器用な人物に映ったことをよく覚えている。


フラップスケートは従来型のスケートと異なり、踵が浮くことによってブレードが氷に接している時間が長くなり、スタートやコーナーリングの加速が増すとのことだった。試行錯誤があったにせよ選手の間で主流になりつつあった。

しかし、堀井は小さいころから使ってきて慣れ親しんでいる従来型の踵の上がらないタイプを信頼し、長野オリンピックのレースに臨んだ。

それまで1994年のリレハンメルオリンピック500mで銅メダル、1996年のワールドカップの500mでは総合優勝、1000mで世界記録を樹立するという輝かしい実績もあった。

結果は、長野では500mと1000mでいずれも惨敗に終わり、次の2002年ソルトレークシティでも再び入賞を逃して、同オリンピックを最後に現役を引退した。その後、フラップスケートのことを聞いたことは無い。


衆議院議員となった堀井学氏は24日、次期衆院選へ出馬しないことを決めた。
2018年からの5年間で2,196万円の裏金を受け取っていたことが明かになり、これを契機に「選挙区回りに熱心でない。」などの日頃の政治活動に対する厳しい意見が噴出し、後援会から次期衆院選の候補者を見直すべきだという意見が出ていた。

ニュースを見聞きしていて真っ先に思ったのは〝フラップスケートの一件〟で垣間見た堀井氏の不器用な人間性だ。

擁護するわけでも政治活動の実態を知っているわけでもないが、堀井氏は選挙区回りをしなかったというより『出来なかった。』というのが本当のところなのではないか。道議会議員時代の活動も思い浮かばないし、国会で質問に立ったことも記憶に無い。

〝最も不向きな仕事〟に彼を引っ張り出したのは誰だったのか。
引き受けたのは本人であり責任の全てがあるが、黒も白と言い募るご都合主義の政治の世界に最も不向きではなかったかと思う。


栄光と挫折そして転落。
鏡のようなリンクのスタートラインに立った時に戻って新しい人生を切り裂けるか。遅まきながら真価が問われることになった。

選挙は選ぶ方も選ばれる方も慎重でなくてはならない。

庭の葡萄に異変?

2024年06月24日 | 日記


2024.6.21

かつて仕事で知り合った果樹農家の人に葡萄の剪定方法を聞いたことがあった。「秋口の花芽が付いた頃に丈夫そうな枝を残して、太陽の光がまんべんなく差し込むように、混雑しないように、枝を切ればよいのです。」と教えてくれた。

素人に難しい技術を話しても理解しずらいと考えて根本的な理屈を話してくれたのだと思う。


以来、我流でバチバチ切ってきてそれなりに房を付けてくれたが、今年は殆どの枝が枯れてしまった。昨年の酷暑の影響だろうか、我流がいけなかったのか。

春先には諦めていたところ、6月になって生き残った枝の花芽が膨らみ集中的に花が付き始めた。こんなことは初めてだ。
樹体に生き残りの防衛本能が働いているのだろうか。


早出し大根の農作業支援に出掛けると作物はおおむね順調のようだが、こちらは春先の寒暖差の大きな天候で太り方にばらつきが見られるとのこと。
ビア樽のように真ん中あたりが膨らんでいるものが散見される。

気象予報のデータでは、梅雨明けの遅い年は「豪雨」か「酷暑」になる確率が高いという。農作物を安定的に収穫するということは大変なことである。


今日は朝から小雨。一日で大根の成長がどんと進むらしい。水曜日から手伝いだ。大きくて太い大根は重たい。



2024.6.21



もっともっと国内オーケストラの演奏会を

2024年06月21日 | 日記
日本オーケストラ連盟に加盟している国内のプロオーケストラは27団体(正会員)あるが、演奏会はNHK以外は殆ど放映されない。

そのNHKの「クラッシック音楽館」(毎週日曜日21:00 NHK Eテレ)もNHK交響楽団か、来日した海外オーケストラの放映が殆どだ。


23日(日)のNHKクラッシック音楽館で九州交響楽団の東京公演(サントリーホール)が放映される。
国内オーケストラを取り上げるのは珍しい。

コロナでずっと延期されていて、創立70周年と10年に亘る小泉和裕音楽監督の勇退も重なる演奏会になった。
本拠地のアクロス福岡で聴いているようだった。


クラッシックは敷居が高いとよく言われる。
しかし、自分の経験では中学生の音楽の時間に有名な交響曲を聴いて想い出に刻まれた。そのようなことは多いのではないか。

いつの間にか敷居が高くななっているのは聴く機会の減少も原因のひとつかもしれない。身近にオーケストラが無いこともあると思う。
NHKはもっともっと国内オーケストラを取り上げて欲しいものだ。


「あなたの街のオーケストラ」をめざして地域社会づくりに貢献している〝九響〟のNHK放映は息子が所属していることもあって楽しみにしている。

因みに70名ほどの団員に北海道出身者が1割ほどいるという。4月から新しく首席指揮者に就任した新進気鋭の太田弦氏も札幌市出身だ。



周りの畑で農作物の収穫が始まった

2024年06月19日 | 農作業ヘルパーの記


大根の収穫作業 2024.6.19   6:30

5月に田植えが終わって、JAの農作業支援依頼も半月ほど休みだったが、朝の自転車散歩で大根とブロッコリーの収穫光景を見るようになった。

大根は雪が融けて4月の畑が乾いた頃にマルチ栽培(ビニールトンネル)を始めたものが、60日ほど経って出荷時期を迎えている。

今日と明日、O農場さんで選別作業だ。来週もつづく。
 

作業は「水洗い」⇒「サイズ分別」⇒箱詰め⇒「出荷」。
「水洗い」と「サイズ分別」は自動化されている。
 
畑からコンテナで持ち込まれた泥付き大根を洗浄ドラムに投入するコンベアに乗せる作業を男二人で受け持つ。
箱詰めは専属の女性4人。
 

大根は一日で大きさが変わるので、同じ時期に植えたものは大体3日間で収獲しなければならない。

そんなわけで、大根の作付面積は箱詰めの女性を何人くらい確保出来るかで決まってくるそうで、最近はどこの農家も人手不足で苦労しているようだ。
 
 
大根の収穫は播種時期が3~4日程度ずつ違うので、秋の漬物用大根が終わる10月まで続く。

ここらの農家は他に米、麦、大豆、ビート、野菜類(馬鈴薯、キャベツ、白菜、ブロッコリーなど)を栽培しているのでいろいろな作業が組み合わされて行われ、米と麦を除く作物の雑草取りや収獲作業に農協から依頼を受けて出掛けることになる。

足腰と相談しながら何んとか今年も続けたい。



ブロッコリーの収穫 2024.6.19 6:30




海外出張中に音楽鑑賞

2024年06月18日 | 日記
最近は職場の様々なハラスメントがメールで人事部局に通報されて、その対応が頻繁にあるらしい。先日、昔の職場のOB飲み会で、つい最近退職した後輩が話していた。

上司に書類を持って行って、その内容に「舌打ち」されたり、不愉快な表情をされたりするだけで〇〇ハラスメントになるという。ラジオで聞いた。

昔の上司には「やり直し!」と決裁書類を持ってきて机の上にポイと放り投げる上司もいた。どこがダメなのか指導するタイプと「自分で考えろ」というタイプがあった。そんなものだと思っていた。


SNSで石川県の北国新聞の記事を目にした。




投稿者は記事を削除しているようだか、何を問題に〝指摘〟しているのかが分からないし、上司の土木部長が「誤解を招かないようにするべきだ。」と〝苦言〟を呈したことはもっと分からない。

公務員は勤務時間を過ぎて街へ出てレストランで食事をしたり、居酒屋へいったり、野球観戦に行ってはダメなのか。


投稿者が山下次長との間のわだかまりから通報したとするならば、匿名性の時代の〝嫌がらせ〟であり、何とも息苦しく萎縮した世の中になっている。


キャンプから帰宅

2024年06月15日 | 日記



2024.6.12


今回のプチ・自転車キャンプで10Cm四方のパネルが簡単に立方体に早変わりするミニ炭焼きコンロを使ってみた。

比較的軽くて小型なので近郊の自転車キャンプでも炭火焼肉を楽しめる。長期間の旅では使う頻度や後始末のことを考えると持って行くことは無いかもしれないが。


問題は「炭」だった。固形燃料を使えるがやっぱり木炭がいい。
しかし、少量とはいえ携帯には嵩張る。

炭・・・、そうだキャンプ場の〝残った炭の処分ヤード〟にあるではないか。
チェックアウト時間を過ぎると予想通り沢山あった。


あとは肉。自家製の〝長沼ジンギスカン〟を販売しているS肉屋さんに行くと残念ながら週末の3日間だけの営業で残念。

中国が羊肉を食べるようになって、たれ漬けのジンギスカンは昔の2倍くらいに高くなった。スーパーで500gで900円の品があったので購入。


フライパンでジュージュー焼くのに比べると、じっくり焼き上る時間というか〝間〟のようなものがあり、タレが炭火を焦がす匂いがなんとも食欲をそそる。


翌日、テントを畳みながら隣の北見からきたバイク旅のオヤジさんと話をした。

ハーレーからカブまで7台を所有し、年ごとに2台程度を乗り回すという。
10万キロのがあって雑誌取材され、あと5,000Kmで20万キロなので次も取材があるそうだ。地球5周だからスゴイ。
バイクと共にどのような人生を歩いてきたかが取材の視点と言う。

与那国島へはフェリーが無いので貨物船でバイクを輸送し、自分は飛行機で渡ったというから半端じゃない。

以前に一周した台湾のすぐ傍の島だ。今、自衛隊の防衛施設が整備されていると報道されている。岸田外交は米軍の軍事行動に巻き込まれる道を歩んでいる。危険だ。



2024.6.13 長沼と恵庭の境界を流れる千歳川、やがて石狩川へと注ぐ



2024.6.13 秋蒔き小麦と防風林


キャンプ場近くをサイクリング

2024年06月13日 | 日記

2024.6.12   長沼キャンプ場


昨日12日は「栗の木ファーム」に初めて行ってみた。
長沼のキャンプ場から12Km。

プロ野球の栗山英樹さんは自分の名前の縁で選手を引退してから栗山町に移住した。

山を整地して少年野球の球場を作り、すぐ側のログハウスの自宅兼用の展示館を解放してきた。

日米の選手が使った道具に触れることをコンセプトにしてきたという。

コロナで2019年に入り口道路から完全に閉館したままになっていて、残念だ。


なかなか出来ることではない。
このような無私の社会貢献をする人を〝偉い人″というのだとつくづく思う。


道中、久しぶりにニセアカシアの花並木を見た。小学生時代に蜂の羽音を聞きながら登下校したことを想い出した。





骨っぽい銘酒『北の錦』は栗山町産


初自転車キャンプ 二日目

2024年06月12日 | 日記
5:00、テントから出ると空気がヒンヤリする。
餃子でワインを飲んで21:00に寝た。

女性のぼっちキャンプがちらほら。焚き火を見ている。ヒロシのTV番組の影響かな。
昔は考えられなかった。


来る途中の畑に作物が順調に育っていた。
地元ブロッコリーも間もなく、稲の苗も風に揺られ、牧草の1番草も刈り取りが始まった。

出がけに13日の大根の選別作業の依頼が来た。
束の間のプチ自転車旅でいよいよ夏到来を感じる。













2024.6.11