楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

節分の夜にベートーベンは如何ですか

2021年01月31日 | 日記

 

コロナ禍で音楽会から足が遠のいている皆様に、全国各地のオーケストラでは様々な取り組みを行っています。

九州交響楽団も初めて下記の通りインターネットで有料ライブ配信を行います。

2月2日、節分の日にベートーベンの有名な交響曲は如何ですか。

視聴チケット(¥2,000)のご購入で、2月2日(火)19時〜2月9日(火)の間、当該演奏会をご視聴いただけます。

 

     記

【九州交響楽団 第22回名曲・午後のオーケストラ】

日時:2021年2月2日(火)午後7時開演(午後6時開場)

会場:アクロス福岡シンフォニーホール

指揮:小泉和裕(音楽監督)

曲目:

ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」

ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」

 

●有料ライブ配信

配信開始時間:2021年2月2日(火)午後7時 開始

視聴チケット料金:2,000円

販売期間:1/23(土)~2/8(月)

アーカイブ配信期間:2/2(火)~2/9(火)

 

視聴チケットはチケットぴあにて1/23(土)よりご購入いただけます。

(PIA LIVE STREAM にて配信いたします。)

 

日本経済新聞 (nikkei.com)

 


もうすぐ立春

2021年01月30日 | 日記

 

今年も殺風景な冬の庭に野鳥がやって来てくれている。

ヒヨドリは餌台を独り占めし、雀は餌台にも群れで来る。四十雀がちょくちょく顔を出すようになったけど、カラフルな五十雀はまだだ。

 

 

 

 

大寒を過ぎて、もうすぐ立春。

日の入りも遅くなってきた。


宇宙からの景色

2021年01月29日 | 日記

 

まさに“一点の曇りも無い”満月。

地球から400Km上空の国際宇宙ステーションに滞在している野口聡一飛行士のツイッターから拝借した。

宇宙ではいつもこうして輝いているのかぁ。

 

“静の荒行”と言われる「比叡山12年籠山業」を満業した京都・大原の『三千院』第62代門跡の堀澤祖門さん(92歳)の言葉がちよっとだけ頭に座りかけた。

 

「月はいつも輝いているのである。雲が掛かっているだけなのである。見えなくしているのは自身なのである」

 

野口飛行士が多忙な業務の中で送ってくる宇宙からの景色はコロナで縮んだような生活の皺を伸ばしてくれる。

 

《2枚を合成》

 


“賭け”の政治家

2021年01月28日 | 日記

菅首相について、亀井静香が「何だか分からないけど気がついたら総理になっていた」と言ったり、「政治家として志がどこにあるのか読めない」と古賀誠が評したり。

亀井は管首相が横浜市議会から国会へと政治家の道を歩み始めた時に、古賀誠は管首相が総裁選を巡って派閥を出たり入ったりしていた時に、身受け人のような立場にあった政治的恩人と言われているが、二人とも裏切られている。冷徹な目はそんな過去を湛えているようだ。

酸いも甘いも知り尽くした二人が多少トボけているにしても、身近で見てきて〝よく分からない〟というのは本心ではないか。

 

そう感じる血も涙も無い国会答弁が続いている。野党がコロナ対策へ集中した補正予算の組み替えを要求しても頑として応じない。遂にはコロナ弱者の救済には生活保護があると口を滑らすに至った。

新型コロナウイルスの感染拡大に医療体制が追いつかず、自宅療養を余儀なくされて亡くなったり、業績不振で会社が倒産したり、リストラされたりして、突然路上に出ざるを得なくなっている悲惨なケースが日々表面化してきているにも拘わらず。。。

 

明らかになったことがある。〝オリンピックとGoToは予定通りやる〟ということだ。管首相は“賭けの政治家”とも呼ばれているとか。「安全で安心な国民生活のために」と言われつつ、ギャンブルのような政治に付き合わされ、しわ寄せを食うのは御免である。よく分からない政治家である。

 

 


我が街のコロナ感染

2021年01月27日 | 日記
TVで大都市圏の新型コロナウイルスの感染状況が映し出される。遠いところのように思っていたが野火のように全国に広がった。

住んでる街はどうなのだろうと恵庭市のHpを開いてみた。最初の感染者が見つかった2020年4月20日から今年の1月25日までの数値などが載っていたのでエクセルでグラフにしてみた。Blogに貼り付けするのにちよっと苦労した。




見事に角度45度で増加している。1日2名前後の増加はいつまで続くのか。


昨年の春から10月4日迄の5ヵ月間は、都市圏では第二波の急増が続いていたが、我が街はずっとひと桁で安心していた。

ところがそのひと月後の11月4日には21名と倍増し、月末には51名とさらに倍増していた。

その後は大都市圏と同様、年末から年始にかけて急増し、今年1月23日には遂に100名となった。(1/25は105名)

つい最近になって小さな繁華街にクラスターが発生した。離れた住宅街にもウイルスが忍び寄って来ているのかもしれない。


恵庭市の人口は7万人。感染者数を札幌市の人口196万人に換算すると約3,000人に相当する。

札幌市の累計感染者は1/25現在で9,435人なので、小規模の地方の街として多いと見るか少ないと見るか。


最近は倍々と指数関数的に増加傾向を示しているのが気になる。

冷たく、トンチンカンな政府補正予算に呆れる。マスク、手洗い、三密回避の自衛あるのみの気持ちを強くした。



スチームクッカーの冬季訓練

2021年01月24日 | 日記

 

気持ちの良い青空を見ながら、昨年購入したスチームクッカーでキャンプ気分を楽しんだ。冬に使い慣れしておかなくては。

 

《玄米 → コイン精米機へ》

先ず米を2合炊いてみた。昨年、田植えの手伝いに行ったT農場さんから「ゆめぴりか」1俵を買った玄米を擦ったもの。

 

内鍋と外鍋の二重構造の圧力釜風なので蓋はあまり取りたくない。

 

沸騰音と蓋の穴から出る蒸気の勢いと匂いで判断して18分で炊き上がった。吹きこぼれしないのがいい。少し焦げが出来たが美味し。空だきして焦がしてしまうと匂いが移ってしまう。一度失敗した。

 

馬鈴薯も試してみた。昨年、作業に行ったO農場さんから頂いたもの。9月の肌寒い日の収獲作業を思い出した。

 

大玉と中玉を適当に切って、水をコップ2杯入れてみた。

 

20分ほどで茹で上がった。こちらも沸騰水の減り加減を五感で掴まなくてはならない。材料が重たいし、キャンプで煮ることは無いだろうけれど。春を控えたこの時期は芽が出始めで糖度が乗ってきて美味し。

 

というわけで雪が融けるころ迄にはスチームクッカーを使いこなせるよう腕を上げたい。

 

 

 

 

 


撤退も勇気あるプレー

2021年01月23日 | 楕円 -Rugby-

ラグビーもワールドカップの導入とともにプロ化して世界規模となったが、国を代表するチームに入り、国と国との対抗戦であるテストマッチに出場し、その証としてキヤップを貰うことが伝統的な名誉として残っている。因みにキヤップとは自軍のユニホームの端切れ布で作った小さな帽子のこと。

ここで言う「国」は古くはイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドにフランス、イタリアを加えたシックスネイションだ。

今年6月26日に日本代表がスコットランドで1888年からの歴史と伝統を誇るブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの国際試合を予定している。双方がキャップ対象試合と認めたテストマッチとして行われる。世界のスポーツ界で最も象徴的なイベントの1つになっている。

ライオンズは4年に一度編成されるドリームチームで、今年は南アフリカ遠征が予定されているのでその前哨戦。日本人が考える以上に母国のファンと関係者は力が入る一方、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に気を揉んでいると思う。今のところ開催とも中止とも伝わってきていない。

 

ようやくと言うべきか、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で東京オリパラの開催は難しいのでは」という海外報道がいくつか出てきて、国内メディアも大手を振って?この問題を取り上げ始めた。

7月の東京オリンピック代表に内定している選手は20パーセント程度(2021.1.2現在)で、33競技600人規模に対して、13競技の117人という。

400人を超える選手は今後の日本選手権や国際大会をもとに選考するというから、コロナウイルスの変異、日本国内のワクチン接種スケジュールから、どう考えても無理というものだ。

 

いつも思うことだけれど、この国は外圧がなければ何事も決められないし、変えられない宿痾がある。菅首相、森会長の発言は「オリンピックの中止決定権はIOCにある」とたかを括っているとしか思えない。バッハ会長も狸の化かし合いの風情だ。

この時期に世界中からアスリートと観客を東京に集めて、オリンピックを開催することが「競技者の健康を守る」というオリンピック憲章からみて本当に良いのか。銭金ではないだろう。

 

オリンピックより早い6月のラグビーのスコットランド遠征の行方に注目している。「ラグビーが生活の全てになってはならない」という発祥の国の伝統もあった。「撤退」も勇気あるプレーである。

コロナウイルスは「観るスポーツ」「見せるスポーツ」を考え直す機会を与えてくれている。橋本大臣も山下JOC会長も力量が試されている。



 


ペンタゴンペーパーのこと 

2021年01月21日 | 日記

アメリカ大統領を退任したトランプ氏は、ワシントン・ポストのファクトチェックによると、在職の4年間で虚偽や誤解を招く発言が23,000件あったという。都合の悪い報道は全て〝フェイクニュース〟で片付け、虚実入り混ぜて政権を維持してきた。

そのトランプ氏から何故か〝見込まれた〟安倍前首相は、衆院調査局によると、森友疑惑で財務省、会計検査院の報告内容と異なる国会答弁が118回あったという。「モリカケ」「桜」では都合の悪いことには答えず、公文書を隠蔽・改竄・破棄してまでして権力を維持した。

期せずして似た者二人がその座から去った。残されたもの、証言から真実を究明してこそまともな政治が戻ってくる。

 

かつて、ベトナム戦争を巡るアメリカ国防総省の秘密文書(“ペンタゴンペーパー”)が暴かれ、それが契機になって戦争が終結に向かったことがある。学生の頃だった。

ジャーナリストの伊藤芳明氏がTBSラジオで、1月7日に亡くなった元ニューヨーク・タイムスのニール・シーハン記者のことを伝えていた。機密文書を公にしたその人のことだった。

 

シーハン記者は派遣されたベトナムの実態と米軍発表に違いがあり過ぎることに疑問を抱き、帰国後も真実を追い求め、秘密文書に辿り着く。“ペンタゴンペーパー”と呼ばれた記憶がある。

機密文書はそもそもは国防総省の専門家が後世の検証のためにと持ち出し、閲覧を条件にシーハン記者にリークしたものだったという。

そこには20万を超える大軍を派遣しなければならないこと、戦争に勝ち目はないこと等々が分かっていたにも関わらず、ケネディら歴代大統領が国民を欺き、泥沼の戦争に突き進んでいたことが7,000ページに亘って綴られていた。

シーハン記者はその専門家との「閲覧」という約束を破って密かに7,000ページをコピーし、公にしたという。

二人とも後世になって「記録文書は米国民の財産」という良心に従った行為だったと述懷した。同じ二人でも、トランプと安倍氏とではレベルもスケールも違いすぎる伊藤氏の話だった。

 

コロナ問題ですっかり隅に追いやられているが、安倍前首相の「桜」問題の説明に多くの国民は納得していない。内部告発が望むべくもない中で、ジャーナリスト、メディアの奮起無くして真実は明らかにならない。


携帯ミニスピーカー

2021年01月18日 | 日記

 

いつもなら冬の今頃は夏の自転車旅に思いを巡らしているのだけれど、今のところパラパラと地図を眺める程度で終わっている。武漢型の新型コロナウイルスが中国の「春節」の時期に北海道の雪まつりにやって来て間もなく1年だ。

検査の拡充、隔離政策の徹底、重症者医療体制の強化、休業者への営業補償が耳にタコが出来るくらい議論されてきて、結果は爆発的な感染拡大と医療体制の崩壊、倒産・失業の増大だ。政治責任、大である。きちんと検証されなければならない。

 

自転車旅は、日がな一日、外にいて、泊まりは基本的にテントだから、ウイルスの感染・伝播とは関係ないのではと思いながらも夏の計画づくりは“自粛状態”になっている。

野営の装備品を見つけるのも冬の楽しみでこちらはコロナと関係が無い。先日、100円シヨップで500円のスピーカーを買った。小さくて、軽くて、音質も良く、なかなかの優れものだ。

USBに入れた音楽ファイルやスマホからBluetoothで音楽やラジオ番組を聴くことが出来る。電源はUSB充電だがそれ程電気を消費しないと思うので、携行する太陽光発電パネルで何とかなりそうだ。

これまでは電池式のケーブル接続のものを使っていたが、周りのキャンパーに〝迷惑が掛からない程度〟を超えて(笑)音量が小さかった。

イヤホンはテントの設営作業中や食事の準備中は何かと邪魔になる。野原にシートを敷いて昼寝したり本を読んだりするときもスピーカーが心地良い。

500円でこの程度のモノが出来てしまうのだから技術の進歩は凄い。早く、使ってみたい気持ちが湧いてくる。

 

《今まで使っていたケーブル式スピーカー》

 


元気な老夫婦でも

2021年01月16日 | 日記

人が歩ける程度だけれど、この冬は向かいのKさん宅の除雪もするようになった。

80才台前半のおばさんか買い物の帰りに家の前で転んで右腕の2カ所を骨折したために入院し、90才台前半のおじさんが身の回りの世話をして貰うために施設に入ったからだ。2ヵ月が経った。救急車がなかなか出発しなかったのはやはりコロナ禍のせいだろうか。

転勤で家を空けている3年間、隣のおばさんに除雪をして貰っていたことがある。今度はこちらの番だと思っている。

向かいのおじさんは耳も良く、話しかけると直ぐに振り向いてくれた。夏の朝、自転車散歩に出掛ける時はいつも玄関前の掃き掃除や庭のツツジの手入れをしており、除雪も几帳面だった。おばさんも話しかけると愛想も良く、近所のスーパーに買い物籠を曳いて出掛ける健脚だった。

 

先日、近隣の町に住んでいる息子さんと話しをする機会があった。おばさんの骨折は間もなく退院出来そうだけれど、二人とも体力が弱まり、今回を契機に施設暮らしになるという。

一人暮らしの高齢者を地域で見守る必要性が高まっているが、元気な二人暮らしの場合でもちよっとしたことで生活が様変わりしてしまうことを目の当たりにした。

こうして突然の別れのようなものがやってきて、話しも出来なくなった寂しさを感じるが、誰しも明日のことは分からない。一日一日しっかり暮らしたい。

 

《Kさん宅前 2021.1.13》